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書道 直庵(筆耕所)

笹の波立つ


笹舟の三つ流れ行き立つ波のえがく文字見む銀座画廊に 丹人

ささふねの みつながれゆき たつなみの えがくもじみん ぎんざがろうに





有楽町ゆ柳並木の路地行きて銀座メルサに辿り着きたり 丹人

ゆうらくちょうゆ やなぎなみきの ろじゆきて ぎんざめるさに たどりつきたり






メルサ七階 銀座画廊に屏風百二十の立てる春の波かな 丹人

めるさななかい ぎんざがろうに びょうぶひゃく にじゅうのたてる はるのなみかな






渺茫と果てなき海を見つむごと屏風に見入る人の波かな 丹人

びょうぼうと はてなきうみを みつむごと びょうぶにみいる ひとのなみかな




書道笹波会の第8回代表展
屏風による120人展の案内を受けしは
今年1月9日のことなり

昭和57年7月30日(金)より8月7日(土)の九日間
国際教育情報センター主催により日通航空が取り扱ひし
「第3回中国書道の旅」に予が参加したるとき
参加者15人の中に
広島は尾道市在住なる友宗杉径氏のゐたりて
縁ありて知己となるも
その後年賀のやりとりのみにして
月日は流れてゆきぬ

笹波会は関西を中心とする書団体にして
東京にて展覧を行なふは稀なることなりて
友宗氏より閑暇あればおひでをとの
案内を受けたる次第なり

ああ
それならば
是非に会ひたしとおもひて
仕事やりくりして時間をつくれば
友部駅午前8時48分の特急にて東京へと向かひぬ


   

左なる写真は昭和57年7月31日(土)の午後
中国北京は北海公園(ペィハイコンユェン)にて撮影したるものなり
予26歳 友宗氏35歳なりき

右は平成23年2月19日(土)午前11時
友宗氏が作品「百人一首屏風」の前にて撮影したる
29年ぶりの再会なり
 







杉の径に吹く風やさし百人の歌にとけゆくわが心かな 丹人

すぎのみちに ふくかぜやさし ももひとの うたにとけゆく わがこころかな







*画像:東京銀座画廊にて 2011.2.19 10:40-11:40 



うしく現代美術展 あかひと出品作品  しちぢきしょぼう出版案内


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コメント一覧

あかひと
かへし
こうひめ

たいがはごう
ひめはこう

にごるもよろし
にごらざるは なをよろし

さんけいしのいはく

うたひゃくしゅの
はいちにこころをつくせりと

とんしゅ



しゅんけいひめ

くわたささふねしは
たしか
あんどうせいくうしに
しじするときけり
せいくうしは
そのかみ
ばいせつと
ごうしたるかな

よは
ばいせつしの
きょうほんにてまなびたる

ささふねしは
りょうしも
みづからつくりて
へんたいがなを
くしして
でんとうをふまへつつ
かくちょうたかく
ゆうびなるなるせかいを
うみだしたる

そのせかいをうけつぎし
しそくのさんしゅうしも
さくねんはちがつに
よみのくにに
たびだちたる

ささふね
さんしゅう

ひきつぐは

さんけい
しゅんけい

・・・・・・・


とんしゅ
しゅんけい
笹舟先生・・・
私が最初にかなを学んだ教本が桑田笹舟先生のたしか「かなの美」でした。

とても素敵です。
懐かしい気持ちでいっぱいです。
お幸
大作!
百人一首の屏風
圧巻です
字が判読できない遠景も
とても綺麗な大作の屏風ですねえ

あ佐本ら希有明農・・・

真ん中の上あたりでしょうか
流れるようなリズム感があって
見とれてしまいました
日がな一日眺めていたい
友宗杉径氏
優しげな方ですね
丹人どのもまた
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