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書道 直庵(筆耕所)

絶望の娼婦に生きるべしと説く絵ありき華岳「裸婦図」なりけり  丹人


昨日 十一月十一日は 是 巨匠「村上華岳」の命日ときく
華岳が傑作の「裸婦図」にまつわりたる話 読売新聞編集手帳にて知りたる
其 次のやふな話なり

昭和三十一年のことなり
特殊飲食店街(赤線)に働くおなごありき 齢十九歳なりき
生きる希望失ひて 自殺決意したるに熱海に向かふも死ぬる前の思い出にと
松屋にて開催されたる村上華岳展を観れば裸婦図あり
おなご裸婦図の前にしばし立ち尽くしたり
この絵 今は亡き母の面影に さらには 別れて久し姉の顔に見へたるとふ
おなご この絵の「生きよ 死んではならぬ」と訴えるを聴く

その後 おなごは渋谷の喫茶店にて働き始めたり

*画像:裸婦図 1920(大正9) 絹本・彩色  163.6x109.1
  山種美術館
  村上華岳(むらかみ・かがく)明治21-昭和14(1888-1939)

      

コメント一覧

あかひと
卑怯なり
◆善人氏 おはやふにござる

>“生きることの大変さ”よりも“生きることの大切さ”をしっかり伝えることが必要な時代・・・

まことに氏の言葉のとおりなり

自殺 是 最も卑怯なる手段にして 許すまじき行為なり 
生きて逃げる道幾つもあるに 人 世のすべてを犯罪者に仕立て上げ 己の罪 永遠に隠したる

ふざけた自殺予告の手紙によりて文部科学省はじめ行政諸機関が為すべき業務の停滞を余儀なくす またその警戒等に多大なる予算のつぎ込みたる

自殺予告 これ世に対する脅しなり さやふなる者に温情などさらさら必要なしとみるが如何
 
酒徒善人
自殺予告
http://syutozennin.blog.ocn.ne.jp/e411y/
11月11日は文部科学大臣に宛てられた手紙の自殺予告の日。
多くの方々が、巡視・巡回をされたと聞く。
“生きることの大変さ”よりも“生きることの大切さ”をしっかり伝えることが必要な時代ではないのだろうか?
昨年秋、フランスの若者に“フランスの若者の暴動”について質問したら、逆に“日本人の自殺”について質問されてしまった。
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