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書道 直庵(筆耕所)

渓流紅葉

紅葉の便り陸奥より届きたる
予が國 未ださにあらずもいよいよかと心浮き立つものあり
往昔小学にて習い歌ふ中に紅葉あり

  秋の夕日に照る山紅葉    
  濃いも薄いも数ある中に   
  松を彩る楓や蔦は      
  山の麓の裾模様       

  渓の流れに散り浮く紅葉   
  波に揺られて離れて寄って  
  朱や黄色の色さまざまに   
  水の上にも織る錦      

予ふと思ひ立ち即興にてこれを漢詩にしてみむとぞおもへり

  夕陽照秋山  夕陽 秋山を照らせば
  紅葉生濃淡  紅葉 濃淡を生ず
  楓蔦彩松樹  楓蔦 松樹を彩りて
  山麓如錦薫  山麓 錦の薫るがごとし

  紅葉散渓流  紅葉 渓流に散り
  葉若舟揺漂  葉 舟のごとく揺れ漂う
  其色無限好  その色 無限に好し
  水上織錦裳  水上に錦裳を織る

漢詩の作法知らずして作らんとは傍若なると雖も一笑あれ

*画像は石津家の正子姫が手になる絵画也

コメント一覧

あかひと
山桜姫 まさに姫の仰る通りに御座候



 夏秋之風交林中

 二層之色彩人生



 夏秋の風 林中に交わり

 二層の色 人生を彩る



嗚呼 美しき七言二句の誕生なり

有難し 有難し

 
山桜
http://gsj-tky68.seesaa.net/
 これは本物の葉を用いて染めたものでしょうか?

葉を置いた上にローラーを掛けたものや、葉自体に

色を載せて押したものを組み合わせてあるようですね。

何層にも折り重なった色合いが奥行きを感じます。

夏風と秋風が吹き交わす、今の季節の林の中のようです。
ep-mode
朱夏
四季の色と意味初めて知りました。

実に奥が深いです。

私の人生の季節は「夏に入った頃」と思います(^^)。



「朱夏」「白秋」

こういう人生を送れたら素晴らしいです。
あかひと
人生の四季
ep-mode殿 氏の紅葉に感ずる哀愁の情 予も思ふなり それ「もののあはれ」に通ず



人生を四季に重ねたれば 冬に始まり秋に終わるといふ またそれぞれに色のあり 

冬は玄(真っ暗にして長短何も見えぬ) 

春は青(青く固くして酸味濃きときなる) 

夏は朱(朱の勢いあり命の輝けるときなる) 

秋は白(全てを悟り汚れなき命の美しさ現れるとき)

ときく



 玄冬 青春 朱夏 白秋



これ「なるほど」とおもへり

一生青春ではあまりにもったいなし 朱夏白秋を味わひてはじめて人生といへるなり 四季見事に修めたる者に送られしもの「はくしゅ(拍手)」ではなかりしかと予ひそかにおもひては一笑すなり 



今 予が人生の四季は「夏」とおもへる

ep-mode氏の人生の季節は如何?
あかひと
思い出の目次
善人殿 歌は思い出の目次であると作家の秋元康氏のかつて言いたるを思い出したる 善人殿は「もみじ」と聞かばこの旅を彷彿とするてふ 二月五日の武露倶拝見す 欧州の紅葉もまた別の美しさあるを実感せり 

十一年前のことなり 予が三十泊三十一日にて地球一周をした折 USAはユタ州プロボの通訳は御地在住の邦人松岡女史なりき 我ら団員二十三名が歌いたる「ふるさと」の歌を女史に贈るに 三番に至りたると感涙に咽びたる姿 今も昨日の如く思い起こしたり 平成七年は十月二十七日のことなり 
ep-mode
紅葉
紅葉はどこか哀愁を感じます。

それは、赤や黄色の鮮やかさの次ぎに来るものを予感させるからかもしれません。



(「心情を第一とすべし 知性は第二にして 心情なき知性は害あるのみ」はありがたいお言葉です。感謝!)
酒徒善人
もみじ
http://syutozennin.blog.ocn.ne.jp/e411y/
この歌は昨年秋のイギリス・フランスへの旅で、一生忘れられない歌になりました。

(2月5日のブログに書きました。)

これから紅葉の季節、秋本番ですね!

先日、紅葉柄のビールを飲んで秋を感じていました。

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