十二月朔日 台北故宮博物院を訪ぬ
今次の訪問の目的 此にありて いと心浮き立ちにけり
入り口の門 孫文が文字の金色に光りて 予を迎へたる いとうれし
建築物の色 白 青緑 黄 茶 を使ひたる いと清々しく爽快なる雰囲気なり
正面玄関を入りて受付に行くがために自動階段にて階上に向かふに 周りを見やれば
懐素自叙帖の文字が床に踊りたるを見る 不思議におもひて眼を凝らして見れば 文字消え去りにける
階上に着くに 振り返りて見れば 吹き放ちの天井ガラス窓に その文字 逆さに記されてあり
嗚呼 日の当たるに その影の床に映し出されたるを予は見たる哉
故宮博物院 改装工事の最中なりて 展示室のいくつかは閉鎖されてをりぬ
予が楽しみにしたる「書」の展示室は閉鎖されてをるは心残りなるも 青銅器 陶磁器 彫刻 の逸品を数々鑑賞できたるはうれし
*画像:
上 エスカレーター上部の懐素自叙帖の文字
中 門の扁額「天下為公」孫文書
下 故宮博物院の外観の一部
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