雨けぶる三王山の高台に幻想絵巻を広がるを見る　丹人　 野も山も朱に染まりたり遠山のあ...

昨日　今日　明日はおんなじ日じゃなくて　一秒あれば変わりゆく、今　　乃姫 11/2 昨日　今...

もみぢ葉の光に影のたはむれぬ　奮太 朝の陽に笑みはじけたる紅葉かな　奮太 北山の...

千手かければ千に咲き万手かければ万に咲くとふ菊の花　丹人 一本の茎より分かつ枝幾つ花...

山門の威容に心正しつつ見上ぐ廂(ひさし)を黄葉(きば)の彩る　丹人 流れ行くあをき清水に...

木枯らしに散りて躑躅(つつじ)の葉に休む紅葉(もみぢ)離れし枝を見上げる　丹人 木枯らし...

ときわ路の北の果てなる平潟に上がる鮟鱇のどぶ汁の味　丹人 味噌仕立て大根ワカメに鮟鱇...

平潟の港に網を繕へる老ひし漁夫の手温む冬の陽　丹人 大津漁港直営なる市場食堂にて あん...

木枯らしの磐城の丘のハワイアンズのドームに眺むパイン・アラモード　丹人 アラモードの生...

この秋はもみぢの色の殊の外うつくしくありて 友部は北山の湖岸の朝に 黒羽は東山雲巌寺の時...