旦(あした)なる光射し込む吾が庵の朝顔の青いよよ深かり　丹人 北京五輪 八月十三日　...

昨朝に薄紫の朝顔の今朝くれなひの拳となりて　丹人 北京五輪 八月十四日　木曜日 競...

一本の高木の上にあかあかと燃ゆる炎のノウゼンカズラ　丹人 北京五輪 八月十五日　金...

清くあれと思へど屁も出クソも出る吾(あ)を笑ふクソカズラ花かな　丹人 北京五輪 八月...

驚きの口を「あ！」の字に開ければ顎は地中にうづまりてゆく　丹人 北京五輪 八月十七...

ちひさくて白き花弁の十枚のいとすがすがしノミノフスマぞ　丹人 釧路を旅する七月二十八...

湧き出づる湯の沸々とくささ放ち七つの樋を流れゆくかな　丹人 湯畑の常夜燈こそゆかし...

野の虫に身を削らるるリンドウの花むらさきのやさしかりけり　丹人 北京五輪 八月二十...

湯の街は遠く霞みて登り来し道一望の白根山かな　丹人 湯釜一目見むとて登りゆく人の蟻行...

弓形を描きて立てる噴水に歓声を上ぐドウダンツツジ　丹人 画像に魔臼乗せれば・・・ < ...