屁糞葛
清くあれと思へど屁も出クソも出る吾(あ)を笑ふクソカズラ花かな 丹人 北京五輪 八月...
凌霄花
一本の高木の上にあかあかと燃ゆる炎のノウゼンカズラ 丹人 北京五輪 八月十五日 金...
朝顔 <落花>
昨朝に薄紫の朝顔の今朝くれなひの拳となりて 丹人 北京五輪 八月十四日 木曜日 競...
朝顔 <青絞り>
旦(あした)なる光射し込む吾が庵の朝顔の青いよよ深かり 丹人 北京五輪 八月十三日 ...
山百合
山百合の花を彩る黄金の筋描きゆく火水木の字 丹人 北京五輪 八月十二日 火曜日 体...
桔梗
苦境乗り越えて掴める栄光の喜境をおもふ桔梗の花に 丹人 北京五輪 八月十日 柔道(男子...
涼 <カヌー>
那珂川の舟戸の河岸に降り立てばカヌーの人の手を振りてゆく 丹人 八月十日 日曜日 野州...
道東の旅 第十話 <丹頂>
湿原の神なる鳥の丹頂のくつろぐを見る自然公園 丹人 *丹頂鶴をアイヌ語にては「サルルン...
道東の旅 第九話 <霧多布-厚岸>
湿原の先の岬を一目見むと行けば霧たっぷりと覆ひて 丹人 七月二十九日 火曜日 曇 気温...
道東の旅 第八話 <釧路>
白樺の折られてもなを湿原を遠く見てをり細川の径 丹人 七月二十八日 月曜日 曇のち晴の...