薄紅葉素早く日暮れ来たりけり
釣瓶落とし下校子制服のまま
写メ撮ってスマホが無い!と騒ぐ秋
一段と寒くなった。
それでも日中は20度。忙しく動き回れば暑いくらい。
あの夏の暑さを思えば、なんと快適。良い季節である。
ただ、日一日、日が短くなる…
日没の速さが毎日更新していくのを実感するのは、きっと今が一番なのかもしれない。
これから冬至の日まで。
昨日よりまた、夕暮れの暗さに、大袈裟に言えば恐怖する。
孫たちの、夕飯を届けに行く時の時間は、大体五時半過ぎ。
先週は、行きはライト無し、帰りはさすがにライトを点灯して。
だったが、今週月曜は、行きはスモール、帰りは当然ヘッドライト。
ところが今日は、行きからスモールじゃ不安を感じるほど暗くなってる!
早めの点灯は、歩行者の為にも必要な事だけど。
この秋に、改めて感じる老化現象。
夜間の運転が怖い。
慣れた道だけど、とにかくこれからの季節は気をつけなくちゃ、と肝に銘じる。
老化現象は、目も頭も。
(いやいや、全身、見た目も中身も(笑))
孫たちのマンションの駐車場に止めて、上を見ると、今日も孫達が、手を振っている。
姉妹のシルエット、もう表情はわからない程暗くなってる。
エレベーターを降りると、駆け出して迎えに来る二人。
上の孫はまだ制服のまま。
今、帰って来たところだから、と。
あっ思い出した。髪切ったでしょ?写真撮らせて。とお願いする。
良いよ、と玄関に座って、髪のヘアゴムを取りポーズ。
さあ、急いで帰らなくちゃ、とカラの、夕飯弁当を入れる手提げ袋二つをさげ、立ち上がってあれ?スマホどこだっけ?
孫たち、ゲラゲラ笑いだす。
ばあば、手に持ってるのは何?
あっ(笑)
あれだね、おでこにメガネのオジサンが「メガネ、メガネ🥸」って探すあれ。(笑)
手を叩いて爆笑の孫。
だいぶボケてます、ばあば。
「ばあば、運転気をつけてよね。」と真面目な顔で言われた秋の夕暮れ。もう真っ暗な街を、真面目な運転で帰ったばあばでした。