蒲公英の絮

四季折々の花や空の写真と、自己流俳句で日々を綴ります。

花水木と藤の花

2024-04-16 21:47:00 | 日記















       漸く晴れ 花水木の 白汚れ






















       花の名を 訊ねらるるよ 花水木



















       店囲む 優しきピンク 花水木



































       夕風の 軽きになりて 藤の花


















       山藤や 先客ありて 軽会釈





桜並木がある高校の道路、反対側は、花水木が数十本植えられている。

花水木と気づいたのは、数年前。
コロナ禍前くらいと思う。

その並木道沿いにある蕎麦屋さんにも、数本あり、ある日、ランチの蕎麦を食べながら、窓から「あっこれは花水木?」と気づいた次第。

そして、その時に道筋の花水木にも気づいた。
当初は、まだ低い木だったが、今年は、花を撮るのに苦労するほど高くなってる。

気になりながら、今日買い物帰りに行ってみたが、やはり白い花は、もう終わりかけていた。

ピンクはまだ綺麗だけど、電線が邪魔💦

で仕方なく、蕎麦屋さんの店を囲む花水木を撮影。
食べないのにごめんなさい、とちょっとおどおどしながら。

すると、蕎麦屋さんに入ろうとしている奥さま、
「あら、それ珍しい花なんですか?」と訊ねる。

「花水木ですよ。」と答えると、
あらーこれが花水木!
歌はよく聞くのに、花は知らなかった〜。とおっしゃる。

一瞬、二人の脳裏に(多分だけれどこの奥さまも。)一青窈の歌が、流れた。

「帰り(お蕎麦食べた後の)に私も撮りますね〜。」

「どうぞ、どうぞ。撮られてください!」
私、店主でもないし蕎麦も食べてない…のにね。

孫たちの夕飯を持って行き、帰宅後は、庭から眺めるだけだった、田んぼを挟んだ向こう側の、藤の花を観に、プチ夕歩きをする。


毎年、この紫色が、向こうから呼んでる気がして(笑)観に行かずにはいられない。

五、六分で到着。
年配の奥さまが、ちょうど携帯を構えたところだった。

こちらに気づき、少しはにかんだように、「娘に見せたくてね。」とおっしゃる。

「綺麗ですよね。
うちからも見えるんですよ。今年は早めに来ました。」
などと話し、離れてしばらく待つ。

お先に、と帰って行かれたけど、もしかしたら急かしたかも、ともうすこし遅くくれば良かったなぁと、ちょっぴり申し訳なく思った。

存分に写真を撮る。
夕方になってようやく晴れ、蒸し暑さも和らいだ。


そして、今朝の夢を思い出す。
今は岡山に住む無二の親友。

久しぶりに会う友だちは相変わらずの笑顔で、私の名前を呼ぶ。

なんだか可笑しな夢で、どこかのモール内を、別々に歩き、何度も出会う、みたいな感じ。
もっとちゃんと会話したり、お茶したり、ご飯を食べたかったなぁ、と夢から覚めて、そう思った。




















       春眠の ところどころに 友の声




(藤の花を見に行く道端の、草苺の花と、ベタな俳句&今朝の夢の話。本日のオマケです。(笑))






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