蒲公英の絮

四季折々の花や空の写真と、自己流俳句で日々を綴ります。

母の日

2023-05-14 22:35:00 | 日記










       母の日の娘 子であり 母であり
































       珈琲の 冷めぬマグ マリーゴールド色















(ネット画像お借りしました。)






       カーネーション 結ぶリボンを 選びけり



雨上がりの日曜日。
孫娘が、友だちと遊びに出かけて10分後、娘が、ひょっこり訪ねてきた。
「あれ?**(孫の名)は、ちょっと前に出たけど?」
「あーそう?それは別にいいんだけど、はいこれ。」
となんだかお洒落な紙袋を、渡された。
「母の日の。」とぶっきらぼうに。
私、えっ?母の日のプレゼントはもういいって言ったでしょ?

に娘、「は?いいでしょ。毎年あげてるでしょ?」
ちょっとたじろぐ母を、しりめに「これから、天神の美容院。車置いてくから。」
と車のキーも渡される。

な〜んか感じ悪っ!

紙袋の中は、いわさきちひろのカードと、可愛い木の箱に入ったマグ。
カードの短い文章。あの子なりの、ぶっきらぼうなりに感謝の言葉が滲んでる。
黄色いマグって初めて…
しかもムーミンのしかめっつら

でも白い小花が可愛らしい。 
コーヒーを早速淹れてみる。
とってが、持ちやすい。
あらーこれいいね✨ 
二、三日前に、夫が花壇に植えたマリーゴールドみたいな色。
コーヒーがいつまでも冷めないような色✨

なんかちゃんとお礼を言わなくて、悪かった。
娘にしてみれば、素直にありがとう!を期待していたのだろうに。

一方、孫娘は、カーネーションとチョコレートケーキをプレゼントするんだ、と計画を立てていた。
カーネーションは、色を選びラッピングも自分でするという。
(写真では、わかりにくいが、白っぽいのは、ベージュとオレンジを混ぜたような色。孫はこんな渋い色が好きなよう。)
花屋さんにとりあえずのラッピングをしてもらったけど、外して新たにリボンも替えて。
(写真、取りそこねたため、リボンは、ネット画像から。)

チョコレートケーキ一つだけの箱と、カーネーションの花束。
あとは、家にあるカードに、いつもありがとうと、手紙を書く。という。

母親が帰って来るまえに、マンションへ送り届けた。

一人留守番の、妹(下の孫)に聞く姉。「⚪︎⚪︎は何をあげたの?」
「昨日ね、一緒にイオンに行って、好きなリップクリーム買ってあげたの。」
姉「あーっ負けた〜!」
に思わず笑ってしまった。

帰り着いて、ほどなく娘も天神から帰って来た。
早々にマンションへ帰る娘。

上の孫娘からの、プレゼントは、想定外だったようで(孫、ずっと秘密にしていたらしい。)本当に嬉しそう。

今朝の月は雨上がりの青空に、透き通るようだった。 
青葉時雨は、木々の青葉から滴り落ちる水滴を時雨に見立てた言葉。
前日の雨の雫が、庭の花や木の葉にいっぱい。宝石みたいに美しい。

爽やかな朝だった。



















       青葉時雨 木の間の月を 見あぐとき





  

















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