蒲公英の絮

四季折々の花や空の写真と、自己流俳句で日々を綴ります。

昨日のこどもの日は

2023-05-06 23:07:00 | 日記


























       白鷺の 小流れのぼる 細き脚


















       街薄暑 マスク外して 闊歩の子



















 





       りんご飴 「カットできます」 夏来る





















       コーヒーの お替わり勧められ 長閑





     雨降らずが 佳しとする婆 こどもの日



昨日のこどもの日、予報は雨だったが、曇天ながら、夜まで降らずに、たまに薄日のさすまずまずの天気だった。
前日から泊まった孫娘二人。

当日まで、どこへ行くか何をしようか、など未定のまま。
「電車でもいいの?それとも車?」
どっちでも良いよ。二人が行きたいところ、どこでも。

迷いながら、じゃ電車で行けるところ!都会じゃなくて、でも田舎過ぎてなんにもないのは嫌だなぁ。
できたらあまり混雑しないところ、いっぱい歩けるところ。景色が楽しめて、レトロな感じのとこ!

じゃあ、天神とか博多は辞めよう、久留米方面が良いと決める。

とはいえ、昼頃出発、四時くらいには帰宅したいと、とくに下の孫の要望もある。
久留米より先は、ちょっと難しい。(実は私は西鉄沿線の、下り方面は良くわからない💦)

で、久留米の一つ先の「花畑」で降車。
久留米駅に歩いて引き返し、帰宅を頭の中で描く。

「花畑」という駅名に中2の孫は、良い名前だねと言う。
なんだか嬉しい。
孫は、スマホのナビを見ながら、久留米駅を目指して歩き出す。
(ナビなんか見なくても、隣の駅(笑)デパートやビジネスホテルが、もうすでに見えてる(笑))

でも、道草食ったり、横道逸れたり、ちょっと迷うのも面白い。

途中、ばあばもあれっ?ココはどこ?と、ヒヤッとしたり、
ようやく見慣れた、というか10年ぶり、いやもっともっとむかしに来た久留米の公園や商店街に、たどり着き、内心安堵。
(陽射しはあまりないけど、気温は高く、ここまででじっとり汗ばむ。)


娘(孫たちの母親)が高校生の頃、良く来たこのアーケード商店街。
岡山に引っ越した、我が大親友が、この近くのマンションに住んでいた頃も、ブラブラした記憶がある。

今やほとんどがシャッターを下ろし廃れてしまった。

それでも多分、コロナ禍を経て少しづつ、活性化し始めてている感じ。

そのアーケード街に沿った小川の、白鷺をしばらく眺めてから、商店街を歩く。
意外に気に入った様子の孫たち。
この子たちには、アーケード街は、大体こんな感じと思っている風でもある。

りんご飴屋さん発見。
食べたい!と孫。
「写真撮っても良いですか?」と尋ねると、「いいですよー!宣伝してくださいね。」と店主。
「はい!致します!」と適当な返事するばあば。(笑)

カットしたりんご飴、シャキシャキとした歯ざわりと、良い香り、想定以上に美味しい!

マスクを外して歩く。

人どおりは、やはり少なめ、孫は思った以上に、喜んでいる。
レトロな感じで、ここ良いね!好きだよ。久留米って想像と違ってた。という。

駅に着いて、一休みは、今日はスタバよりミスドの気分、と言う。

久留米のミスドもかなりのお久しぶり。
新装開店してまだ間もないようだ。
狭くなったけど、昔と比べ随分お洒落になった感じ。

一番嬉しかったのは、店員のお嬢さんが、「お替わりは如何ですか?」と絶妙な、タイミングで、コーヒーポットと、お砂糖、ミルクのカゴを手に、席にやってきた事。

これまた、ほんとに久しぶり!
あっありがとう、お願いします。
とまだ少しコーヒーが残っていたマグをさしだす。

密かに、またいつか一人で来よう、と決める。(笑)

美味しいものを食べるでもなく、大して楽しくもなかったろうけど、帰路につき、駅に降り立ったら、孫は「私、この駅に着くとほっとするんだ。今住んでるところの駅やそのほか、いろんな駅の中、ここが一番好き。」と言う。

大人みたいな事言うねぇ、この子、と思いながら、温かいものが込み上げてくる。

下の孫の希望時間を、約一時間超過してしまった。
すぐに送るからね、と、帰り支度をさせる。

雨は、孫たちをマンションへ送り届けた数十分後、降り始めた。








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