蒲公英の絮

四季折々の花や空の写真と、自己流俳句で日々を綴ります。

寒い💦

2022-09-20 21:47:00 | 日記













       雁渡し絡みて咲ける縷紅草












       野分去る安堵の紅の小花咲く














       青北風(あおぎた)や昨日はすでに遠きこと




台風は、この地はニュースで「過去に経験のないような危険な…」と言う形容には当てはまらない…などと言ったら、被害のあった地の方々には、大変に申し訳ないが、11号の時と同じように、肩透かしを食わされた感じだった。

だけど、天災には備えは必要、心してかかるのは当然。

二泊した孫娘は、大の怖がり。
正直、台風そのものより、この子の反応の方が心配だったのだが。

意に反して、土日とも、ポップコーンやフレンチトーストを作り、籠り居を楽しんだ。

本当は、一週間前の予定では、土曜か日曜、いつものモールではないモール(なんじゃそり(笑))の雑貨屋さんとアクセサリー専門店に行く、を楽しみにしていたのだが。

静かに過ぎた土曜から日曜にかけての夜、ぐっすり眠った孫、拍子抜けして起きてきて、じいじに、「台風は?これから?今どこにいる?」と聞く。(笑)
もう、とうに九州を通り、本州へ。テレビでは、直撃している地の猛烈な風雨の場面ばかり観ているので、ここの静けさの方が信じられない。
良かった。じゃあばあば、予定通りお昼前には、出かけようね。と喜ぶ孫。

ところが、じいじから、待ったがかかった。
吹き返しがあるだろうし、第一、店開いてないぞ。

確かに。電車、バスは運休。
デパート、コンビニ、スーパー、殆どが休み…みたい。
デパートは、様子を見ながら午後から随時開店する予定。とテレビが言ってる。

わかった。モールに電話が一番早い、と早速電話する。
電話はすぐに通じた(良かった!)だが、やはり
一応開店はしました。だけど専門店は、休業してるところが多いです。詳しくは、ホームページをご覧ください。と。

そうこうしているうちに、吹き返しの風が随分強くなってきた。
雨はさほどではないのだが。
風音に、怯える孫。
買い物も、外出も諦めた。
こんな連休もたまにはいいのかも。
実際は、がっかりだったけど、なんだかのんびり、ゆっくりゴロゴロ日がな過ごす。
こんなこともあろうかと、レンタルDVD二本が役に立った。
孫は、じいじのパソコンを借りて連日、自作の「模擬試験」に没頭。
夕方、孫を送って行く時もまだ風が強く、「ばあば、一人で帰れる?心配だよ。」と大真面目。(笑)
敬老の日だからプレゼントを買うと言ったが、この子には断った。
ばあばは、まだ敬老されるほどのお婆さんじゃないから。と(笑)

ところが、孫をマンションまで送り、玄関を開けると下の孫娘がお出迎え。プレゼントを持って、うやうやしく手渡された。(´⊙ω⊙`)

ばあば、いつもありがとう。じいじにもあげてね、と。
あらあら、ありがとう。と素直に受け取る。
タオルハンカチとハンドソープ。
可愛い便箋に、じいじとばあば宛に丁寧な文字の手紙も一緒に。
綺麗な色のタオルハンカチは、若やいで嬉しい。

帰宅する頃、やけに寒いなと気づく。気づくって可笑しいけど、本当に。昨日までどころか、さっきまでエアコンをかけていたのだ。
蒸し暑くて、除湿モードにして。

夕飯を片付け、ちょっと外へ出ると風が冷たい。
台風が、夏を連れて行ってくれたみたい。

そして、今朝。
寒い!庭の縷紅草が、遅まきながら盛りを迎えたよう。
なんとも言えない紅色。小さな花だが星のようで可愛らしい。
北風に逆らうことなく揺れる。

猛暑残暑に喘いだ夏は、遠い事のように思える。落差が激しくて、狐につままられているみたいな…。

寒い一日となった。

(雁渡しは、初秋から仲秋にかけて吹く北風。
傍題は、青北風。この風が吹き出すと、湖、空も急に秋らしく青く澄むようになる。

野分は、古くは台風の事。
歳時記では、今は野分と、台風を分けて記載している。
今回は、台風の古称として、野分を使ってみた。)









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