四季折々の花や空の写真と、自己流俳句で日々を綴ります。
牡丹の蕾マスク何枚捨てたろう
朝の雨光の粒となり卯月
春の日の暮色に溶けて鉢紫陽花
思考止めれば緑濃くなる穀雨
春の星夕風軽くかるく吹く
蒼天や薄紅の花水木
道草も時にはしたき葱坊主
異種だけど許すパンジーの大らか
蝶々になりたいみたい黄のパンジー
仲春や空回りする家事全般
楓の花その紅(くれない)に囁かれ
さわさわと早緑走る花楓
新生活に慣れぬは吾か山笑う
右折して春の入日を追いかける
選挙カーがなって過ぎるふじ日和
社(やしろ)掃除済めば躑躅の彩眩し
八重桜落ちて麗しき薄桃