アガワサワコさんのエッセイ集を読む
文庫本表題の「トゲトゲの気持ち」が面白い
トゲトゲというトゲのある虫の仲間にトゲのないトゲトゲが見つかり
「トゲなしトゲトゲ」と名が付けたが 更に「トゲなしトゲトゲ」の
種類にトゲの在るものが あるとき見つかった
それを「トゲありトゲなしトゲトゲ」と、分類されたと言う(本当の話)
昆虫学とは何とも 奥の深いそして眉に唾をつけたいような 噺である
本書はこんな真面目?な話は僅かで大半が そこまで書くかと言いたい様な
微妙な女心が赤裸々に吐露されていて 読者の気持ちを明るくさせてくれる
気の利いた文が書きたく 参考書代わりに読んでは見たが文章と言うやつ
これで結構難しい 省略が過ぎると当方の意思が伝わらなかったり
長すぎるのも考えものだ 再開後サンプル的に数編 載せては見たものの
どれも失敗例だったようで 全て撤回したい様な気分でいる
阿川佐和子さんには及ばないまでも 素直な飾らない文が書ける日が
いつか来るのだろうか