八代目 桂文楽の 『あけがらす』をユーチューブで観る
町内の札付きの遊び人に連れられ堅物の若旦那が吉原遊郭に初登楼する噺
志ん生、文楽と並び称され、磨き抜かれたその芸は さすがに聞かせるが
高座で僅かに詰まっただけで「勉強しなおして参ります」と下がってしまい
以後、戻ることが無かった その潔さにも惹かれる
同じ噺を 馬生、志ん朝、談志の 三師匠の高座で聞き比べてみる
志ん生のがあればと 手元の「志ん生大全集」LP10枚のレコードを見るも
収録されてなかった 三師匠の噺を聞いては見たが。。。。。。いずれも
その完成度、円熟味で 文楽師匠には およばないようだ
私は馬生なら『笠碁」、志ん朝は『文七元結』、談志は『らくだ』と勝手に
決め込んでいる 『あけがらす』は やっぱり文楽に限るようだ
文楽師匠のあけがらすの中で 甘納豆を失敬し、ポツリポツリと かじりながら
源平さんだったか太七さんだったかが「朝の甘みはまた格別~」とのセリフがある
簡単に影響される私は 朝一番の珈琲は若干甘味のあるカフェオレに決めている