風来坊の忘備録

晴歩・雨読 日々の雑感 不定期便

あけがらす

2021-09-19 15:07:42 | 日記

八代目 桂文楽の 『あけがらす』をユーチューブで観る

町内の札付きの遊び人に連れられ堅物の若旦那が吉原遊郭に初登楼する噺

 

志ん生、文楽と並び称され、磨き抜かれたその芸は さすがに聞かせるが

高座で僅かに詰まっただけで「勉強しなおして参ります」と下がってしまい

以後、戻ることが無かった その潔さにも惹かれる

 

同じ噺を 馬生、志ん朝、談志の 三師匠の高座で聞き比べてみる

志ん生のがあればと 手元の「志ん生大全集」LP10枚のレコードを見るも

収録されてなかった  三師匠の噺を聞いては見たが。。。。。。いずれも

その完成度、円熟味で 文楽師匠には およばないようだ

私は馬生なら『笠碁」、志ん朝は『文七元結』、談志は『らくだ』と勝手に

決め込んでいる 『あけがらす』は やっぱり文楽に限るようだ

      

 文楽師匠のあけがらすの中で 甘納豆を失敬し、ポツリポツリと かじりながら

 源平さんだったか太七さんだったかが「朝の甘みはまた格別~」とのセリフがある 

 簡単に影響される私は 朝一番の珈琲は若干甘味のあるカフェオレに決めている

 

 

 

 

 

 


トゲありトゲなしトゲトゲ

2021-09-18 17:11:31 | 日記

アガワサワコさんのエッセイ集を読む

文庫本表題の「トゲトゲの気持ち」が面白い

トゲトゲというトゲのある虫の仲間にトゲのないトゲトゲが見つかり

「トゲなしトゲトゲ」と名が付けたが 更に「トゲなしトゲトゲ」の

種類にトゲの在るものが あるとき見つかった

それを「トゲありトゲなしトゲトゲ」と、分類されたと言う(本当の話)

昆虫学とは何とも 奥の深いそして眉に唾をつけたいような 噺である

 

本書はこんな真面目?な話は僅かで大半が そこまで書くかと言いたい様な

微妙な女心が赤裸々に吐露されていて 読者の気持ちを明るくさせてくれる

 

 気の利いた文が書きたく 参考書代わりに読んでは見たが文章と言うやつ

これで結構難しい 省略が過ぎると当方の意思が伝わらなかったり 

長すぎるのも考えものだ 再開後サンプル的に数編 載せては見たものの

どれも失敗例だったようで 全て撤回したい様な気分でいる

阿川佐和子さんには及ばないまでも 素直な飾らない文が書ける日が

いつか来るのだろうか

 

 

 

 


シニア大学

2021-09-17 18:11:49 | 日記

シニア大学は 住居する市が音頭をとってくれて始まった高齢者学習の会

入学から10年以上たった現在は 自主的に運営され 講師選択も任意に

今回は 話題の渋沢栄一氏について 語ってもらう(今回はその前編のみ)

有意義な話を聴講 午前中をすごす

帰りは図書館に、 暫く〝硬派”の本が続いたので 気軽な本を求めに

 

 阿川佐和子さんのあの爽やかな笑顔、会話が気にいっているのでエッセイを探す

発行が古いものだったが サワコの爽やかさ清潔さに変わりあるまいと借りだし

ファミレスで早速、読み始める飾りのないあまりに飾りすぎない文章はあきれるばかり

詳述は避けるが イメージは崩れるばかり少し認識を改めねばならぬと思う

北島三郎(一転、話が変わるようだが)の「博多の女」の歌詞が浮かぶ

~会わなきゃよかった会わないで夢に出てくる初恋の君をしっかり抱いていたかった~

~会わなきゃ~を~読まなきゃ~に変えれば 今の我が心境 

63歳まで独身を貫いてきた阿川佐和子が数年前結婚をと、帰宅後知る

無邪気で可愛いサワコの魅力を知る人がやっぱりいたと安心したり羨んだり

読書本:「トゲトゲの気持ち」中央公論社 2006年10月 初版発行

 

 

 


尚寿学級   

2021-09-16 16:21:51 | 日記

 「ときめき続けるシニアたち―高齢者の愛と恋」 こんな記事を目にする(PC)

すでに自分もその年齢に達している 周りの友人は男女とも 高齢者ばかり

 

今日、参加した「尚寿(しようじゅ)学級」もそれらの世代の人たちの集まり

ここは地域の公民館が 高齢者を対象に主催する、学習を目的とする会なのだ

ここで そういった感情が生まれたとしても 何ら不思議はないのだが

一笑に付すべきこと と、その場は 笑って解散しはしたが 果たして。。。

こころ揺さぶられる 女性が。。。。。??!

     

       

      帰りに見かけた庚申塔 看板には 寛政11年霜月建立
       村民が疫病や災難からお守りくださいとの願いを込めて とある

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


MRI 検査

2021-09-15 21:25:39 | 日記

MRI検査とは、磁石のトンネルの中に入り、強い磁気と電波を使って・・・

その程度の浅い知識しかないが 目下、体調は 自覚症状も不安もない

昨年は「経過観察」そして本年も「追跡調査」ということで受検することになる

結果は後日 医師との面談で 知らされる

ほんのわずかの不安と大いなる自信  帰り道は珈琲店でのんびり過ごす

通りがかりの石像に わずかの不安を取り除いてもらうよう ちょっと手を合わせる