この日は豪雨予報だったけど、少しだけ
曇った時間を狙って海中鳥居へ。
大魚(おおうお)神社の海中鳥居。
海の守り神として30年毎に建て替えられる
らしいでござる。
すぐに雨が降り始めたので近くの道の駅に
逃避しお買い物。
島原城まで行ってみた。
昭和に再建されている城なので天守内は
味気なかったけど、外観は美しかった。
天草四郎殿が黄昏ていたでござる。
そろそろ夕闇が迫ってきたので今日の宿、
太良に引き返して竹崎かにを喰うとしよう。
今から二十七年前、ギロチンと呼ばれた
諫早湾の潮受け堤防。
干拓事業なので当然、有明海は当然潮の
流れなく濁っていた。
大規模災害対策としての事業はある程度は
致し方ないけど、人間の利益だけを目的と
した事業はもうたくさんでござるなぁ。
ひょっこり蟷螂様が現れた。
「だ、誰だちみは?」
「しがない薩摩の芋侍でごわす」
「煩悩まみれじゃのお」
「ぎょ、御意」
・・・先を急いだ。
あちこちに小さな神社があり、その度に立
ち止まり手を合わせ家族の安寧を願った。
山頂にある奥の院の展望休憩所から有明海
を一望し、栄養ドリンクを片手にしばし
まったりした時間を過ごした。
痛む足腰を労わりつつ立ち並ぶ鳥居をくぐり
ゆっくり下った。
途中、朽ち果てようとしている祠に自然と
手を合わせたでござる。
柱の跡?だろうか、苔が健気に生していた。
祐徳稲荷神社へは確か二回目なんだけど、
(最初は30代?)年取ってから来ると見える
風景、空気が全く違って感じる、maybe.
心の底から日本っていいなぁ、日本人に生
まれてよかったなぁ、って思うでござるよ。