薩摩芋郎 STORY

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SHOCHU IS MY LIFE

視覚障害者に光を、菅野米蔵氏の取り組み

2009-02-09 | Weblog
ボクは自転車通勤中、たまに自転車を降りて点字ブロックの上に
乗っている自転車やバイクをよっこらしょと退けている。
とても小さな事だけど、これからも続けたいと思っている。しかし、
世の中には、もの凄い取り組みを人生をささげ続けている人がいる。
菅野米蔵氏をご存知だろうか?
視覚障害者用感覚代行機「AuxDeco」の開発者である。
これは凄い機器なのである。ボクはテレビでその人と機器を知ったとき
目からウロコが剥げ落ち泪が止まらなくなったほどだ。
全盲の方が、この「AuxDeco」を額につけるとあら不思議。物が
朧げながら感じる?視えるのだ。きっと年10後、いや15年後?には
くっきり視える感覚になると前向きに考えた。(そのためには援助が
不可欠だが)
開発のきっかけがまた、泣かせる。
ある春の日。菅野氏が通勤中、とある盲学校の生徒がバス停に並んでいた。
春という、こども達が希望に胸を躍らせる季節に、その子はオドオドして
怯え不安げな表情でバスを待っていたそうだ。
「この子の役に立つものを作ってあげられないか?」
この時の思いが、このシステム機器の開発のきっかけだそうだ。
普通、「この子は不安そうだ。何とか無事にバスに乗ってね。」とか
「かわいそうに、何かあったら手をかしてあげなくては。」とかは
思っても、役に立つものを作るという発想は一般人では不可能だ。
菅野氏は東京大学の舘教授(理工学部研究室)を訪ね、共同研究を始め、
現在、実用化に向け日々、研究開発をされている。
定額給付金?郵政民営化がどうした。漢字検定の理事長が儲けを私物化?
金は、こういう研究に使わなくてどうする。この研究は世界中の視覚
障害者の希望の光。一刻も早い完成を何万人もいる視覚障害の子どもも
大人も待ち望んでいる。

*本日、恒例のバーに設置している盲導犬募金箱の浄財を日本盲導犬協会
へ振り込んできました。
今回は8,377円です。(累積65,072円になりました)
いつもやさしいやさしいお客様、ありがとうございます。
また、酔った勢いで寄付の程、お願い申し上げます。