「お父さん、父の日のプレゼント、何がいいやろか?」
過日、昼近く頂いた朝食の食器類をキッチンに運びイソイソとシンクに浸け、
ボケ~ッとしてると二階から髪が寝癖で鳥の巣のように爆発した長男がトコトコ
降りてきざまにボクにボソッと話しかけてきた。突然のコトでオロオロしつつ
「おっ、ありがとね。その気持ちだけでお父さんは十分だよ。」
と長男のケツを照れながらポンと叩き応えた。
「そうゆうわけにはいかんよ。バイトしとるけん、少しはお金あるけん。」
ボクは朝からグッと泪を堪え、いつの間にかボクより遙かに背が伸びた息子を見上げ
「いやいや、元気でいてくれるのが何よりのプレゼントだから。」
と応えた。
「・・・んんん。」
長男は納得してない複雑な面持ちで自分の朝食を準備し始めた。昨夜も深夜までの
バイトだったらしく、ボクよりさらに遅い朝食をいただこうとしていた。
父親がだらしなく甲斐性がなくても、家に金がなくても、子は、
それなりに立派に育つもんだ。
息子よ、ありがとう。
過日、昼近く頂いた朝食の食器類をキッチンに運びイソイソとシンクに浸け、
ボケ~ッとしてると二階から髪が寝癖で鳥の巣のように爆発した長男がトコトコ
降りてきざまにボクにボソッと話しかけてきた。突然のコトでオロオロしつつ
「おっ、ありがとね。その気持ちだけでお父さんは十分だよ。」
と長男のケツを照れながらポンと叩き応えた。
「そうゆうわけにはいかんよ。バイトしとるけん、少しはお金あるけん。」
ボクは朝からグッと泪を堪え、いつの間にかボクより遙かに背が伸びた息子を見上げ
「いやいや、元気でいてくれるのが何よりのプレゼントだから。」
と応えた。
「・・・んんん。」
長男は納得してない複雑な面持ちで自分の朝食を準備し始めた。昨夜も深夜までの
バイトだったらしく、ボクよりさらに遅い朝食をいただこうとしていた。
父親がだらしなく甲斐性がなくても、家に金がなくても、子は、
それなりに立派に育つもんだ。
息子よ、ありがとう。