黄昏のかりんとう

日々黄昏ていく自分と向き合う日記

北向観音

2022年05月12日 | 札所巡り

5月11日 お天気は予報通り晴れていました

今日は時間的に余裕があるので朝食後ホテルの周辺を散歩しました

宿泊は、戸倉上山田温泉です

千曲川に面して建つホテル

 

ホテルの外は広い公園と遊歩道になっています

千曲川はこの後、信濃川に合流し新潟の海へ

 

 

では、今日の目的地「北向観音」に向かいます

 

善光寺対の寺 北向観世音 長野・別所温泉

 

長い階段を下りて、また登って北向観音さまへ

 

 

平安時代初期の天長2年(825)比叡山延暦寺座主の慈覚大師円仁により創設され、

その際別所三楽寺(長楽、安楽、常楽)の一つとして建立されたのが常楽寺です。


本堂が北に向いているのは、わが国でもほとんど例がありません。

北向観音様は北向に建立され 千手観音様を御本尊として現世利益を願い、また善光寺様は南向きに建立され阿弥陀様を御本尊として未来往生を願います。

現在と未来の片方だけですと片詣りと言われおり、向き合ってる両方をお詣りしたほうが良いと言われるようになりました。

今の時代の幸せを願い極楽世界でも幸せであるようお詣りください。

HPより


 

 

私は5歳か6歳のころ善光寺をお参りしたことがあります

もう60年余り昔のことです

父方の祖母と母と妹と行きました

その時のことをあまり覚えていませんが

真っ暗な闇の中で大きい数珠に触れたことが記憶にあります(お戒壇巡り?)

他には数枚の写真が残っているだけです

おばあちゃんも母もとても若かったのねぇ

 

お寺参りはあまり年老いてからではできないと分かりました

階段が多くバリアフリーになっているところはほとんどありません

段差が大きいところや、石畳が変形しているところなど

私も手すりにつかまって登り降りしました

そんなことに気づける年齢になったのだと実感

 

 

 

 

 

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善光寺参り

2022年05月11日 | 札所巡り

5月10日 朝7時 善光寺に向けて出発します

途中富士山がきれいに見えてほっと安心しました

 

4時間かけて善光寺に到着

途中の休憩は諏訪湖で30分

お天気も上々

いよいよ善光寺の御開帳を拝見させていただきます

 

 

この信号が善光寺前の信号

長野駅から善光寺までまっすぐ伸びる表参道

長野駅から18の丁石が一丁(109m)ごとに置かれている

 

仁王門より手前で御朱印帳を預ける

後で分かったことですが、この奥にもいくつか御朱印をお願いするところがありましたが

それはそれは長い列ができていたので、ここで預けて正解でした

 

仁王門

 

中に納まる「あ・うん」の二体

金網越しで見えにくいですが素晴らしいお顔でした

 

山門

 

この山門の手前から「回向柱」を触れる行列が並んでいた

 

やっと近くになった「回向柱」

この柱に触れるために長く並びました

この柱に触れると前立本尊に触れるのと同じ功徳があるとされます

この柱に触れた私は感動とともに静かな穏やかな気持ちになれました

不思議です

 

 

全て見学できる1,200円のチケットを買い、まずはご本尊から拝見します

 

 

 

 

前立本尊参拝

善光寺御本尊の一光三尊阿弥陀如来像は絶対秘仏であり誰も目にした人はいませんが、

御開帳で姿を見せるのは分神仏である前立本尊で、普段は御宝庫に安置されています。

七年に一度の御開帳の期間だけ内々陣に還され開帳されます。

右に観音菩薩、左に勢至菩薩、中央に阿弥陀如来像が並んで、一光三尊阿弥陀如来像といいます。

 

お戒壇巡り

内々陣の奥に進むと回廊の入口があります。

とても急な階段を降りると徐々に暗くなり最後は真っ暗闇になります。

この真っ暗な闇の中を腰の高さのところをずっと触れながら歩きます。

真の闇なので壁を手で触れていないと歩くことができません。

そしてご本尊の下にある「極楽の錠前」を探します。

錠前に触れるとご本尊と結縁されて極楽往生が約束されると言われています。

 

山門

江戸時代中期の寛延3年(1750)に建立され、国の重要文化財に指定されています。

五間三戸二階二重門、屋根は入母屋造りの栩葺で、高さ、間口ともに20mあります。

老朽化により約40年間、2階への登楼参拝は中断されていましたが「平成の大修理」によって

平成20年(2008)から再開しています。

楼上から望む門前町の景色は壮観です。

 

経蔵

江戸時代を代表する経蔵建築として重要文化財に指定されています。

宝暦9年(1759)の落慶、五間四方宝形造りで、内部には6771巻にもおよぶ鉄眼黄檗版一切経を納めた八角形の輪蔵があります。

腕木を押して高さ17m、奥行き15m、重さ5トンの輪蔵を一回転させると中の一切経をすべて読んだのとおなじ功徳が得られると言われています。

今回の旅では夫と二人でこの非常に重たい倫蔵を回してきました。

 

日本忠霊殿

戊辰戦争から第二次世界大戦にいたる240万余柱の戦没者をまつっている、日本唯一の仏式の霊廟です。

内陣にはご本尊の分神仏である、関野聖雲作の一光三尊如来像が安置されています。

 

 

山門からみた壮観な景色

 

 

結願の御朱印

 

 

 

 

 

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第三十三番 補陀洛山 那古寺

2022年04月21日 | 札所巡り

結願時にお参りしてきました

 

坂東第三十三番 補陀洛山 那古寺(ふだらくさん なこじ)

 

千葉県館山市にあります

我が家から約100kmありました

 

 

駐車場から坂道を登っていくと朱塗りの仁王門が建つ

 

門内の金剛力士像は、金箔や色彩の風化した状態で歴史を感じさせる

 

 

門を入ると左手に鐘楼

 

進んでいくと

右手に阿弥陀堂、多宝塔が並ぶ

けっして狭くない境内だが多宝塔の大きさに驚く

多宝塔は下層が方形、上層が円形になっているのが特徴

 

本堂

本堂の向きは海に向かって開かれている

これは仁王門を入ってまっすぐに見る本堂

 

ぐるりと回って正面から見る本堂

 

「圓通閣」の文字は老中だった「松平定信」の書

 

本堂からは眼下に館山湾を一望できる

 

養老元年(717)行基が元正天皇の病気平癒を祈願して千手観音を刻んだところ病が癒え

このため天皇の勅願により堂宇が整えられた

本堂はかつて山上にあったというが、元禄16年(1703)の地震で倒壊

現在の本堂は享保年間(1716~1736)に徳川幕府によって再建された

 


昨年の9月から坂東札所巡りを始めて約9か月

やっと結願を果たしました

一人で札所巡りを始めたときは心細かったこともありました

しかし一人ではとても巡り切れないと夫に運転手を頼み

車での移動でずいぶん楽になりました

途中からの参加だった夫がとても喜んでくれました

読んでくださった皆様にもお礼を申し上げます

 

ありがとうございました

 

実は御朱印帳にはまだ続きがありまして

「善光寺」と「北向観音」がまだ墨書御朱印がありません

今年は善光寺の御開帳もありますから出かけてみようかと思います

 

 

 

 

 

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第十七番 満願寺

2022年04月18日 | 札所巡り

朝のうちは日差しもあったのですが、いつの間にか雲におおわれ、

昼前からぽつぽつと雨が降ってきました

物干しいっぱいの洗濯物をして、午前中にはカーブスへ

と出かけていきましたが帰りは雨に降られて 

でも雨をものともせず、(自転車で)すっ飛ばして帰ってきました

 

では、4月11日に訪れたお寺の紹介です

 

第十七番 出流山 満願寺(いずるさん まんがんじ)

 

栃木県栃木市出流町にあります

栃木県は「石」が採れる県です

昨日の大谷寺もそうでしたが岩に囲まれているお寺でした

大谷石の産地なのです

 

満願寺に向かう道路は採石場の間を通っていきます

中小の会社がいくつも並んで立っていて大きな音もしています

石を運ぶトラックが何台も通って行きます

道路は、埃?というか砂粒?

石の削りカスのようなもので煙っています

そんな道路を抜けていくとやっと辺りが静かな景色へと変わっていきます

そのあたりからお蕎麦屋さんがちらほらと見えてきます

こんな田舎ですがお蕎麦屋さんが何軒も軒を並べています

 

 

山門

桜が満開でした

  

山門は享保20年(1735)の建立

左右の金剛力士像は門の建立より古く室町時代の作

立派なお顔です

 

境内は広い

 

本堂

木立に囲まれて建つ本堂

八間四面の大御堂が自然の中から姿を現す

筑波山大御堂、奈良県興福寺大御堂、

そして「出流山大御堂」は日本三御堂と言われる

 

「奥の院」にはお参りしませんでした

 

 

これで32か所のお寺参りは終わりました

残すは結願寺である那古寺だけです

最後のお寺はどんなところでしょうか

今週中にも行ってこようと思ってます

 

 

 

 

 

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第十九番 天開山 大谷寺

2022年04月16日 | 札所巡り

今日は雨は上がるという予報

雲が多くどんよりとしているが、とりあえず雨は降っていない

朝のうちはまだ頭痛が残っていいるようだったが、

雨の降らない今日はお掃除をしたい

洗濯物も片付けなくては

そうこうしているうちに頭痛は消え、青空も見えてきた

キッチンの床が汚れていたので雑巾がけをする

さっぱりと気持ちよく

 

 

4月11日の札所巡り 2つ目のお寺は

第十九番 天開山 大谷寺

 

栃木県宇都宮市にあります

 

 

山門

 

本堂

 

 

巨大な岸壁が本堂を覆っている

頭上の岸壁は圧倒的な迫力で迫ってくる

本堂内は洞窟になっていて岩壁に本尊の千手観音像(磨崖仏)が彫られている

脇堂の岩壁には、複数の磨崖仏(まがいぶつ)が彫られている

 

本尊の千手観音像

 

脇堂の磨崖仏

本尊と磨崖仏の写真はガイドブックより拝借

 

栃木県宇都宮市といえば県庁所在地だが、

中心部ではなく郊外に位置するらしく住宅街の一角にあった

この辺りの家の蔵は大谷石でできている

白壁の蔵は一つもなかった

 

山門を出て少し行くと、高さ26.93mの平和観音がある

26.93mは尺貫法でいうと88尺8寸8分

昭和23年から工事が始まり昭和31年開眼した

残念ながら先を急ぐためここには立ち寄らなかった

 

 

 

 

 

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