『神のごとき天才』とゲーテが激賞した画家グイド・レー二。
20世紀末期頃からアカデミズム絵画が再評価の動きとともに評価が高まっている。
近代の動きはマンガ等が芸術として人気がある反面、
新古典主義と共通するアカデミズム絵画が再評価される時代が到来した。
相反する動き。
今後時代とともに自然が審判し
歴史の中で残っていく芸術はこちらだとTAZUKO多鶴子は確信している。
<グイド・レーニ>
17世紀前半、バロック期に活動したイタリアの画家。アンニーバレ・カラッチらによって創始されたボローニャ派に属する画家で、ラファエロ風の古典主義的な画風を特色とする。
レーニの作風には、バロック期の巨匠カラヴァッジョの劇的な構図や明暗の激しい対比が見られるとともに、ルネサンス期の巨匠ラファエロ風の古典主義様式が見られる。代表作『アウローラ』に見られる、考え抜かれた構図、理想化された優雅な人物表現、柔和な色彩などはレーニの作風の典型を示すもので、古典研究の成果がうかがわれる。『アウローラ』の並列的な人物の配置には古代の浮き彫りの影響が見られるともいう。
レーニは生前から「ラファエロの再来」と呼ばれ、ゲーテによって「神のごとき天才」とまで激賞された画家で、19世紀までの評価はきわめて高かったが、美術に対する人々の嗜好が変化し、古典主義的絵画の人気が下落した20世紀以降は不当に低い評価を得ていた。しかし、20世紀末頃からアカデミスム絵画再評価の動きとともにようやく正当に評価されるようになっている。
参考資料:ウィキペディア
命というものは
はかないからこそ
尊く
厳かに
美しいのだ。
…… トーマス・マン ……
<パウル・トーマス・マン>
ドイツの小説家。リューベックの富裕な商家に生まれる。当初は実科を学んだが処女小説「転落」が認められて文筆を志し、1901年に自身の一族の歴史をモデルとした長編『ブッデンブローク家の人々』で名声を得る。その後市民生活と芸術との相克をテーマにした『トーニオ・クレーガー』『ヴェニスに死す』などの芸術家小説や教養小説の傑作『魔の山』を発表し、1929年にノーベル文学賞を受賞した。
1933年にナチスが政権を握ると亡命し、スイスやアメリカ合衆国で生活しながら、聖書の一節を膨大な長編小説に仕立てた『ヨセフとその兄弟』、ゲーテに範を求めた『ヴァイマルのロッテ』などを発表。終戦後もドイツに戻ることなく国外で過ごしたが、『ドイツとドイツ人』などの一連のエッセイや講演でドイツの文化に対する自問を続けた。
兄ハインリヒ・マン、長男クラウス・マンも著名な作家である。
参考資料:ウィキペディア