TAZUKO多鶴子

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美術年鑑「新美術新聞」にTAZUKO多鶴子の個展記事掲載!

2007-02-26 | お知らせ
今日、嬉しい郵便物が届きました。
以前のブログでもお知らせしましたね!
紀伊國屋書店・高松店『TAZUKO多鶴子パステル画展』
(2007年3月27日~4月4日)の個展イベントが
美術年鑑『新美術新聞』(全国新聞)
2007年3月1日号に告知記事として掲載されました。
ご配慮下さったのは
以前から大変お世話になっている美術年鑑社の設楽昌弘次長様です。
ブログ写真ではボケていて内容が読めないと思いますので
ご覧になりたい方は是非、美術年鑑社にご連絡頂いて
『新美術新聞』の購入(450円)をお願い致します。
<(株)美術年鑑社 新美術新聞購読部 TEL:03(3293)0629>
設楽次長様!TAZUKO多鶴子は設楽次長様に心から感謝しています!
初めてお会いした銀座の個展会場からずっと…温かいご配慮とお声かけ、
そしてお心を頂き、とても!とても嬉しく思っています。
以前の新聞の銀座個展掲載記事も
とても素敵でしたが、今回の新聞記事も大変素敵です!
設楽次長様の御陰で益々大きな作家に育っていますよ(^ ^)
これからも頑張りますので
TAZUKO多鶴子を可愛がってやって下さいね(^ ^)
本当に!ありがとうございました!!


富士は偉大で神秘的です!

2007-02-25 | パステル画
初めて絵が売れたのは21歳の頃だったと思います。
私の祖父が古美術商をしていて
「絵を飾ってやるから持ってこい!」
と言われ、
店に油絵を展示して貰いました。
しばらくして
「絵が欲しいと言ってる人がいる。値段はいくらなんだ?」
祖父から電話がかかって来ました。
私は『自分の作品にまだ値段など付けるべきでない!』
と思っていたので困ったのですが…
祖父からの計らいもある為…迷って
「額付き一万円で売って欲しい…」
そうお願いして売って貰いました。
祖父は
「安すぎる!」
と言ったのですが…私の中では額付き一万円でも申し訳ない気持ちでした。
初めて売れた絵はやはり『富士』の油絵でした。
買って下さった方は
四国にお住まいの方らしく、病院を持っていらっしゃるお医者様でした。
私の絵を随分気に入って下さっそうで、
その後も私の絵を買い求めて、
何度も何度も祖父の店まで足を運んで下さいました。
その方にお会いした事はありませんが、
その後も私の心に残り続け現在も感謝をしています。
そして、まだ力の無い私の駄作を買って下さり、
とても申し訳ない気持ちで一杯です。
同時に愚かな自分を恥じて、
作品が売れる度に堕落するのでは無いか…と苦しみました。
祖父からの作品販売は、
私の東京都展の連続入選が続いた事を理由に、
良い作品を描きたいという私の信念から
作品を売って貰う事をやめたのです。
そして制作の修行のような時期に自然に入って行きます。
その当時、都展でお会いしたある方が
「貴方は一番辛く苦しい道を歩んでますね…」
としみじみ言われた事が心に突き刺さりました。
その修行のような時代が今も続いてますが、
しかし
初めて売れた『富士』の絵を描いた時より
長い時が過ぎて、
ブログ写真のパステル画の『富士』を描いた近年の方が
遥かに『富士』の偉大さと神秘さに感動した自分がいたのです。
苦しみや悲しみを感謝として受け入れて強くなる事で
そんな経験の無い時よりも深く感動のあるみえかたや生き方が出来る。
深く深くみえることは豊かで生きている事の素晴らしさを知るのです。
芸術家はそうでないと何も見えないと思います。
そして
とても大切な自然の素晴らしさも!
『富士』の素晴らしさも!

そして!そして!
『富士』は偉大で!
神秘的です!!



「良い絵を描け!」と画学生の頃厳しく言われました。

2007-02-24 | TAZUKO多鶴子からの伝言
私が作家として大きくなっていったのも、
先生との出会いに、大変恵まれていた事だと思います。
小学校に出会った芸術専門の先生
(現在彫刻家として大変地元では有名な方です)の指導を初め
受験デッサン指導の先生
(東京芸大卒業の画家の先生で生前デッサン指導では地元の最高峰の方でした)
画学生の頃、尊敬する先生
(独立美術の画家の先生で、
その当時の同級生は数多くの先生の中から最も尊敬されていました)
に厳しい指導を受けました。この先生との出会いは大変大きかったと思います。
その後の都展の発表でも多くの良い先生方との出会いがありました。
様々な凄い先生方のご指導で、
芸術に於いての考え方の深さを知る事が出来ました。
「良い絵を描け!上手い絵でなく良い絵を描け!」
「良い作品とは、
その絵をみて『良い』と言う人と
『嫌いだ』と言う人がハッキリと分かれる絵だ!
皆に人気がある絵や、
皆が好きだとか…良いとか言う絵は、本当はたいした事が無い絵なんだ!
これが良い絵を見分けるコツだぞ!」
「売り絵を描いちゃいかん!売れる絵が良い絵じゃない!」
「ペンキ絵や劇画は駄目な絵だ…悪い絵は決してみるな!良い絵を一杯みろ!」
「畏れを知れ!もっと怖ろしくなる絵が良い!畏ろしいのが良い!」
「物を言い過ぎるといけない、描かずして描く!それが良い!」
多くの心に残る言葉を頂き育てて頂きました。
その言葉が、今になってより鮮明に理解出来るようになりました。
そして…不思議な事があります。
過去ご指導頂いた先生方が
様々な方向から偶然に繋がっていた事なのです。
本当に出会いとは不思議です!
その中で特に、
印象に残った先生の事を近々またブログで書き込もうと思っています。
引き続き、是非ご訪問下さい(^ ^)

「全ての本質が何なのか?わかりかけています…」の続きです。。。

2007-02-23 | TAZUKO多鶴子からの伝言
「芸術家とは全ての本質を追究することである!」
その答えに気がつき始めているのですが…確信を得る為に
多くの制作や経験や書物を通してこれからも追求していく事と思います。
何時の日かライブのイベント形式個展を卒業する日が来る時…
更に!様々な苦しみや悲しみの道を通らないと
その確信は決して得られないだろうと痛感します。
今までもそうだったように…。

「祈りなき行動は妄動であり、
 行動なき祈りは妄想である。」
     弘法大師の言葉で教えられます。

『全ての本質が何であるか?』その答えが見つかりかけています…。

2007-02-23 | パステル画
ブログ写真のパステル画作品は
昨年夏に紀伊國屋書店個展イベントで展示した作品です。
これも売却されて、もう既に手元にない作品ですが
先日のブログでも、似たような猫が寝ている作品をご覧頂いたと思います。
今回も写真は、パソコンから引っ張って来てるため少し色が変ですが
雰囲気だけは皆様に味わって頂けると思います。
このタイプの作品が凄く人気があって…
「よく売れるだろうから!こんな絵をもっと描いたら!」
と言われるんですが…
でも…本音は…
正直な所…ここ近年、
イベント用や注文作品のパステル作品ばかり描いているので
TAZUKO多鶴子本流の油彩の心象絵画を描いたり、
パステルで神秘的なものを無性に描きたくなっています。
…生活や紀伊國屋のイベントや
何よりも一番の理由は多くの方々が喜んで下さるので…
これも使命だと!現在の所、頑張るしかない…
と思っていて、常に自分に言い聞かせている毎日なのですよ。
先ずはここから頑張るしか無い…と…。
先日のブログで、
「本質を追求する事が芸術家である…」
と書き込みましたが、
今私がやっているイベント用の作品や注文のパステル画制作は
きっとそれを知る為にも必要なんだと思います。
このようなイベント用制作の機会や場所を与えて下さっている紀伊國屋の方々、
そしてご注文を下さった方々を通して、
多くの勉強をさせて頂ている現在、以前よりも様々な発見があります。
ですから…やっている意味があるんだ!と強く思っています。
そのようなチャンスから多くの学びで
現在TAZUKO多鶴子は
『全ての本質は何であるか!』その答えが見つかりかけています。
ただ…確信を得る為にはまだまだなようですが…。
きっとその本質の答えが更に鮮明になる頃、
今やっているライブのイベント形式から
卒業させて貰える何かが有ると予感しています。
その時が何時来るのか?
今の私では分かりませんが…。