これまで、多いときは年間70校近くの小中学校に出かけて行って、喫煙防止教室を行っていました。
今年は新型ウィルス感染拡大の影響で、学校へ行って子供たちと接しながらの授業ができていません。
世の中的には、オンライン上での会合等がかなり浸透しており、学会や講演会もリモート参加型が増えていますが、公立の小中学校では環境が整っていないことが多く、我が国がIT後進国であることがわかり、教育が軽視されていることに憤りさえ感じます。
夏休み明け以降、小学校などでは先生方の並々ならぬご努力で、感染予防対策をしっかりと行いながら、新しい形での運動会や修学旅行等の行事に取り組んでいるようです。
ですが、医療現場にいる者としてはより慎重にならざるを得ず、せっかく授業のご依頼をいただいても、残念ながらまだしばらくのあいだはお断りせざるを得ない・・・という状況です。
それでも、子供たちに学ぶ機会を失ってもらいたくないという気持ちから、養護の先生方むけに授業資料を作成し、すでに多くの学校にお送りしています。
今回のようなことがなければ、このように資料としてまとめることはなかったかもしれません。
小学生相手の場合は、子供たちとの生のやりとりが学習効果をあげるためにはとても重要だと思っています。
ですから、資料はあえて「音声付講義スライド」の形にはせず、あくまでも先生方に共有していただけるような形式、つまり「音声なしスライドショー」と「解説つき台本」みたいなものをご提供しました。
例年、特別授業を行っている大学生向けに講義資料も作成したのですが、こちらは「音声付スライドショー」という形になりました。
一方通行な講義形式です。
私にとっては初めての講義動画となったので、できあがったものを見ると改善点はいろいろありますが、よい経験になりました。
YouTubeへのアップもやってみたらできました。
ユーチューバーには決してなれませんけどね。
でもこうやって、これまでの自分の仕事を色々な形にして残し、DNAを繋げていければなあと思っている今日この頃です。