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見るだけで運気アップパワースポット巡り

科学オタクです。
今は、原付で旅したパワースポットをめぐりを書いてます

原付旅 奈良の大仏!座っているのに建てられての巻

2025-03-29 20:04:00 | 旅行

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古都奈良編


奈良の大仏!座っているのに建てられての巻


さて、前回は東大寺の修二会で読み上げられている神名帳の話で東大寺が神仏習合の始まりの地って話でした。ただ読み上げられているだけでは、神仏習合とは言い難いですよね。いえいえ、いろんな思いのもとでそうなったのです。今回は大仏建立の経緯の話です。


奈良の大仏!座っているのに建てられての巻


さてさて、ここまで日本最古の道の一つ「山の辺の道」を石上神宮から始まり一旦三輪山まで南下して再び北上、春日大社、若草山、そして東大寺二月堂まで来ました。



奈良と言えば東大寺の大仏ですが、この大仏建立こそが神仏習合の始まりです。廃仏派の物部氏と崇仏派の蘇我氏との対立、そして蘇我氏の勝利により神の子である天皇が仏を崇拝することに、そして豪族達はそれぞれに自分達の氏寺を建てる様になります。



しかし聖武天皇は釈迦牟尼仏陀の教えを民衆に伝え、仏教によるより良い国家建設を願い大仏の建立を決めたそうです。当時は飢饉、地震、天然痘、国内の争い事も多々あり社会は不安定でした。そんな中、天皇自身も幼い皇太子を亡くし失意の元にいました。そこで仏を目に見える形で表そうと決めたのです。

が、天皇が沢山の費用をつかって建立したのでは貴族達よりどのような反対意見が出るかを気にかけました。

大仏本体だけでも銅499トン、スズ8.5トン、金400キロ、水銀2.4トンもの資材が使用されました。


そこで現在の九州大分の宇佐八幡宮の八幡神より信託がありました。「天の神と地の神を率いて、そして我が身を投げうって協力しよう、そうすれば建立は必ず成功となる。」

聖武天皇が出した「盧舎那仏造顕の詔(るしゃなぶつぞうけんのみことのり)」には「一本の枝でも一握りの土でも持ち寄り、大仏づくりを手伝いたい人がいれば手伝ってもらう」とあります。大きな力では無く、小さな力を沢山合わせて神道の神々と天皇と民衆が力を合わせて建立されたそうです。当時の日本の人口の半分に当たる延べ260万人の人々が参加したそうです。ですから日本人であれば全員ご先祖様が奈良の大仏建造に参加されているって事になりますね。


次回 南大門と金剛力士阿吽と会うんの巻


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原付旅 修二会!神よ仏よそして人々よ!の巻

2025-03-10 20:02:00 | 旅行

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古都奈良編


修二会!神よ仏よそして人々よ!の巻

さて、前回は私の体験した修二会の様子でした。燃え盛る大きなタイマツ!とても美しく素敵な行事で、同時にお坊様達が人々に代わり懺悔して世の平和と幸せを祈る、とてもありがたい行事でした。そして、二月堂から見た古都奈良の夜景は、あれだけ寒い中、ほっこり心温かになりました。


修二会!神よ仏よそして人々よ!の巻


さてさて、私たち日本人は、クリスマスにはキリスト教、大晦日にはお寺で除夜の鐘、お正月には神社で初詣、なんて感じで、12月結構コロコロと忙しいですよね。(笑)

日本人は昔から家をよろずの神だなんて、たくさんの神様を信仰してきました。仏教のお釈迦様もキリスト教の唯一神もインドのたくさんの神様もみんな八百万の神様の一柱てな感じで、全部受けいてる大きな器が持ち前ですね。一神教の人からすると「不適切にも程がある」なんて言われるかもしれませんね。

ここ東大寺、神様と仏様が融合した最初の場所だと言ってもいいんじゃないでしょうか?




今日は神仏集合についてお話ししましょうか?始まり始まり!

西暦538年仏教伝来、廃仏派の物部氏と崇仏派の蘇我氏との対立、蘇我氏の勝利、神と仏が共存する時代

743年聖武天皇が盧舎那仏(るしゃなぶつ)奈良の東大寺の大仏造立に取り掛かります。

752年4月9日大仏様開眼供養、東大寺の修二会(しゅにえ)は同年の2月に始まりました。

それから現在まで戦時中もコロナ禍でも一度も、絶えること無く続けられ「不退の行法」と呼ばれています。





その行法の中で毎夜読み上げられる神々の名前が記載された「神名帳」は奈良時代に書かれた3132座の神社が記載された「延喜式神名帳」の基づくものだそうです。




このブログ原付旅が始まるにあたって訪れた最初の神宮!鹿島神宮、香取神宮など、いにしえから続く神々の名前が書かれていて、仏を祀るお寺で日本全国の一万三千七百もの神様をお呼びすると言う意味で修二会の期間毎夜、行法の冒頭で読み上げるそうです。

神様のおかげで仏を守り民を守り世界の平和を願うと言うことの様ですね。

次回 奈良の大仏!座っているのに建てられての巻


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原付旅 巨大松明!降り注ぐ火の粉の巻

2025-02-05 20:47:00 | 旅行

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古都奈良編


巨大松明!降り注ぐ火の粉の巻

さて、前回は東大寺二月堂「修二会」(お水取り)が、なんで3月なのに二月堂?なんで巨大松明何に「お水取り」?ってお話と、ざっくり何をする行事?てな事をお話しました。


巨大松明!降り注ぐ火の粉の巻


さてさて、今回はお水取りの実際体験したお話です。面白エピソードとかは無いですが、ゆっくりしていってください。



お昼ご飯を済まして、おやつを買って大仏殿、坂を登って突き当たり二月堂です。観音様にご挨拶して奈良の都と生駒山に心癒され列の最後尾に並びます。二月堂のすぐ下の坂のスペースに200人くらい入れるのかな?火の粉や灰かぶりのできる特別な場所です。すでに20人くらい並んでいました。そしてタイマツの時間まで4時間以上あるので、私だけ春日大社に行ってきました。妻は何回か行ったことがあって、尚且つ私がタケミカヅチのファンなので快く「ご挨拶しておいで」って言ってくれました。戻ってくるとすごい行列!猛烈!500人くらいいるのかな?

いよいよ入場です!早くからスタンバイした甲斐があり前から3列目奥から10人目くらい真ん中よりもやや左寄り!なかなか良い場所をキープ!まだこれから1時間くらいあります。生駒山に沈む夕陽を見ながらまったりです。雲ひとつない空がゆっくりとオレンジ色に染まり薔薇色、紫、紺色、そして漆黒に染まる頃、お水取り開始です。



開始前にトイレ!トイレ!会場から出る時「再入場」できる様にお札をもらってきます!会場の外も人だらけ!かき分けながら、戻ってきます。「すいません!すいません!通ります!通ります!」

いよいよ修二会の始まりです!燃え上がる大きなタイマツが左の階段を上がってきます♪降り注ぐ火の粉、見るもの圧倒し、華やかな儀式である修二会。実は人々の罪や過ちをお坊様が人々に代わり懺悔し、災いが無く、世の中が平和で、農作物が豊かに実り、人々が幸せである様に祈りが貫かれた行事なのです。修二会のタイマツはただの明かりでその実態は二月堂の中での懺悔なのです!

二月堂の境内の欄干の左でぐるぐるとコマの様にタイマツを回しながら、火の粉を撒き散らし右へ!そして二月堂の中へ!木造の国宝の中であれだけ大きなタイマツを燃やしながら!

毎日10本ずつ、水を汲み上げる 3月12日だけ11本、14日まで毎晩行われます。




タイマツが一通り終わりギャラリー(?)の皆さんはおかえりになります。練行衆と呼ばれるお坊様達は中で懺悔中!私たちはもう一度、十一面観音様にご挨拶、二月堂の境内にさっきまでタイマツが駆け抜けていた回廊、タイマツをぐるぐると回していた欄干が丸く削れて凹んでいます。国宝が…。補修されるのでしょうね。欄干の上に新しい木材がはまっています。そして二月堂からみる古都奈良の夜景は最高でした。

次回 修二会!神よ仏よそして人々よ!の巻


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原付旅 3月なのに二月堂?巨大なタイマツぼうぼうの炎なのにお水取り?の巻

2025-01-24 16:45:00 | 旅行

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古都奈良編


3月なのに二月堂?巨大なタイマツぼうぼうの炎なのにお水取り?の巻


さて、前回まで小学校での修学旅行のおバカエピソードとウマ、シカ科学的愛情色々でした。奈良編である事を忘れそうでした。(笑)

今回から、東大寺、平城京跡、藤原京、飛鳥京へと続きます。


3月なのに二月堂?巨大なタイマツぼうぼうの炎なのにお水取り?の巻


さてさて、今回は若草山から更に北上!毎年3月に東大寺の東に位置する二月堂で行われている「お水取り」修二会(しゅにえ)に参加したお話です。

解説しよう!修二会とは毎年旧暦の2月1日から15日に行われる仏教行事で、僧侶が人々の罪を懺悔し、国家の安泰と万民の豊楽を祈ります。特に有名なのが東大寺二月堂で行われる「お水取り」と薬師寺で行われる「花会式」なのであ〜る!




今では新暦の3月1日から14日に行われています。なので3月なのに二月堂なんですね!


東大寺二月堂で行われる修二会は長さ6メートルもある大きなタイマツに巨大な炎を灯し欄干の上で派手に回転させて駆け抜けます!その灰を浴びると無病息災とか!グリム童話のシンデレラは「灰かぶり」って意味だそうで、「玉の輿」も見込めるかも!




3/12に二月堂の直ぐ下にある若狭井から水(お香水)を汲み上げ観音様にお供え儀式があります。これが「お水取り」の名前の由来!昔は若狭国からリアルに水を運んだそうです。今では若狭の国の神宮寺で「お水送り」という行事が行われているそうです。

インディジョーンズ、クリスタルスカルに登場する「若さの泉」はここにあったんですね。

この松明の火の粉と灰をかぶる為に3/3に妻と行ってきました。午前中に博物館でお水取り展を見て、大仏様にご挨拶、まだ日は高くよく晴れた日で日向は暖かでした。二月堂に着くともうすでに並んでいる人たちが!まずは並ぶ前に参拝です!眼下に広がる

奈良の都と遠くに聳える生駒山と澄み渡る冬の青空!ワクワクしてきました。

妻が列に並んでいる間、私は春日大社に行ってきました。そうです!春日大社の記事に書いた時に言っていた1人で春日大社はこの時のことだったんですよ。今までも原付旅では、道をたどってその場所場所の出来事を時を遡って記事にしているので、時系列が逆転しがちです(笑)この後の記事も大仏殿、正倉院、平城京跡、飛鳥京跡と行った時系列と時代を遡って行きます。


次回 巨大松明!降り注ぐ火の粉の巻


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原付旅 筆ペンテロ!修学旅行の黒歴史の巻

2024-10-31 04:27:00 | 旅行

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古都奈良編


筆ペンテロ!修学旅行の黒歴史の巻


さて、前回は小学6年の修学旅行でのハプニング!楽しみにしていた枕投げよりも友情を選択!濡れ衣の冤罪で女子の乱入!そして、ノックダウンしていた彼の寝言!目の覚めるような衝撃的な一言!安心して全員熟睡です。


筆ペンテロ!修学旅行の黒歴史の巻


さてさて、安心して全員熟睡のはずですが!お馬鹿男子!みんなが寝静まった後に、動き出す奴らがいます。それは隣の班に潜むお馬鹿男子筆ペン工作員!もうお分かりでしょう!寝ている同級生達の顔に筆ペンで落書きをしていくのだ!

それを私達が知ることになるのは、翌朝の洗面所でした。私たちの班が朝起きて顔を洗っていると、洗面所の前の部屋(テロが行われた班の部屋)から叫び声が聞こえてきました。

「ワハハ!なんや!お前らその顔!ワハハ!」「何言うとんのや!お前もじゃ!アハハ!」ゾロゾロと顔に落書きをされたお馬鹿男子達が洗面所に出てきました。ヒゲ親父!極太眉毛!ほっぺにぐるぐる!目の周りにメガネ!額に肉!ここからが酷い!縦縞のスイカ!お経的文字がびっしりの耳なし芳一!ドクロ!デビルマン!そして、ベタ塗り!こいつが一番面白い!




洗面所の前は笑いでいっぱいです!この頃はカメラとか持ってる奴は誰もいないから写真は残ってないんですけど、なかなかの芸術的笑いの渦!全員で顔を洗って、痕跡を落とします。メガネの奴だけが中々落ちません!元々、色白なので、薄らメガネの跡が消えません!しょうがなくその上からメガネ!二重メガネ!(笑)他のみんなも若干残っていますがメガネほどでは……ベタ塗り、スイカ、芳一はもはや綺麗になったのか不明!

でも、この班の中の誰かが犯人!班犯人!名探偵コナンであれば、黒塗りが犯人!しかし!一番の被害者?いや!笑いを掻っ攫っていった張本人!芳一とキン肉マンは鏡文字であれだけ正確に文字を書くのは不可能!スイカ、ドクロ、デビルマンも同様!暗闇の中自らペイントするのは至難の業!では眉毛、メガネ、ヒゲ、ほっぺぐるぐるの内の誰か!




私の推理はその日の夕方の自由行動の時間まで続きました。先の4人中、眉毛とヒゲが容疑者から除外されました。理由は次のとおり。一見汚れを綺麗に落としたかに見えた彼らですが、完全な見落とし!盲点がありました。耳の後ろです!耳の後ろが真っ黒に塗られていたのを京都の商店街で、偶然お土産を選んでいる彼らに出会いある事実を発見しました!彼らは京で今日一日中、耳黒芳一だったんです!あ!なんか外国人に後ろ姿を写真撮られてる!彼らがそのことに気づくのは、旅館の大浴場でのことでした。消去法!ぐるぐるか黒塗りが怪しい!特に黒塗りが限りなく黒ですね!


次回 馬鹿と馬と鹿とカバと鯨の巻


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