連続大河ブログ 原付旅
レイラインポイントコンプリートの旅
古都奈良編
修二会!神よ仏よそして人々よ!の巻
さて、前回は私の体験した修二会の様子でした。燃え盛る大きなタイマツ!とても美しく素敵な行事で、同時にお坊様達が人々に代わり懺悔して世の平和と幸せを祈る、とてもありがたい行事でした。そして、二月堂から見た古都奈良の夜景は、あれだけ寒い中、ほっこり心温かになりました。
修二会!神よ仏よそして人々よ!の巻
さてさて、私たち日本人は、クリスマスにはキリスト教、大晦日にはお寺で除夜の鐘、お正月には神社で初詣、なんて感じで、12月結構コロコロと忙しいですよね。(笑)
日本人は昔から家をよろずの神だなんて、たくさんの神様を信仰してきました。仏教のお釈迦様もキリスト教の唯一神もインドのたくさんの神様もみんな八百万の神様の一柱てな感じで、全部受けいてる大きな器が持ち前ですね。一神教の人からすると「不適切にも程がある」なんて言われるかもしれませんね。
ここ東大寺、神様と仏様が融合した最初の場所だと言ってもいいんじゃないでしょうか?

今日は神仏集合についてお話ししましょうか?始まり始まり!
西暦538年仏教伝来、廃仏派の物部氏と崇仏派の蘇我氏との対立、蘇我氏の勝利、神と仏が共存する時代
743年聖武天皇が盧舎那仏(るしゃなぶつ)奈良の東大寺の大仏造立に取り掛かります。
752年4月9日大仏様開眼供養、東大寺の修二会(しゅにえ)は同年の2月に始まりました。
それから現在まで戦時中もコロナ禍でも一度も、絶えること無く続けられ「不退の行法」と呼ばれています。

その行法の中で毎夜読み上げられる神々の名前が記載された「神名帳」は奈良時代に書かれた3132座の神社が記載された「延喜式神名帳」の基づくものだそうです。

このブログ原付旅が始まるにあたって訪れた最初の神宮!鹿島神宮、香取神宮など、いにしえから続く神々の名前が書かれていて、仏を祀るお寺で日本全国の一万三千七百もの神様をお呼びすると言う意味で修二会の期間毎夜、行法の冒頭で読み上げるそうです。
神様のおかげで仏を守り民を守り世界の平和を願うと言うことの様ですね。
次回 奈良の大仏!座っているのに建てられての巻
ここまで読んでくださった方の願い事が叶います様に…」
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