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なぜ、中国や韓国が歴史を捏造し、嘘をついて恥じることがないのか

2014-12-06 01:39:34 | 時評

なぜ、中国や韓国が歴史を捏造し、嘘をついて恥じることがないのか
2014年2月7日
http://yanai-hissho.hr-party.jp/etc/2092.html

なぜ、中国や韓国が歴史を捏造し、嘘をついて恥じることがないのか。
その原因を両国の歴史と思想、国家の価値観から説明した元自衛官陸将補の森清勇氏の論文がありました。
特に、この中で言及されている『避諱(ひき)』という「国家や家族にとって都合の悪いことや不名誉なことは隠すのが正義であり、そのためにウソをつ くのは倫理的に正しい行為なのだ」という儒教上の概念が、両国が確信犯的に捏造された歴史観を喧伝する背景になっていることを、知ることはとても重要で す。
今後の中韓が仕掛ける「情報戦」に対抗するヒントになると思いますので、紹介します。
 
『あまりに違いすぎる日本と中国・韓国の常識』
韓国は信頼できる自由の砦たり得るか~日本と全く異なる韓国の価値観を検証する
(JB PRES)2014年02月06日(Thu) 森 清勇
恐ろしい妖怪などに追いかけられ逃げ切れない夢を見たときや、勝負事で大損をする夢などを見た時、夢の中で夢であってほしいと思ったり、間違いであってほしいと思った瞬間に目覚め、ホッと胸をなでおろすことがある。
そうした事象に遭い、夢が覚めた後に、もし、「はい」が「いいえ」(反語と言われる)に、「いいえ」が「はい」となる価値観の転換が起こればどうなるだろうか、なってほしいと一瞬思う。同時に、そうなった場合の価値観や価値体系はどうなるのだろうかなど、愚にもつかない思いを巡らすことがある。
中華思想がもたらす「愛国虚言」
また「やらせ」か五輪開会式、「少数民族の子ども」実は漢民族
北京五輪では「口パク」だけでなく少数民族と言いながら実際には漢民族だったという「捏造」も発覚している〔AFPBB News〕
ところが、現実世界でこうした反語や虚言が国家的規模で行われている。ほかならぬ中国と、李氏朝鮮時代から小中華を自認して中国に臣従してきた韓国である。李朝下の伝統を色濃く残す北朝鮮も同様であることは言うまでもない。
儒教では指導的立場に立つ偉人や賢人(双方を「君子」や「士大夫」ともいう)が過ちを犯せば社会の安定が損なわれ動揺が起きるとされる。
君子とはいえ神ならぬ身であるので、過ちを犯す。そのため社会の安定を保つためには、君子の過ちを隠してでも威信を保持しなければならない。
国家もしかりで、国家の醜い出来事を隠し、過ちも覆い隠すことが中国人の基本的な義務になっている(林思雲『日中戦争 戦争を望んだ中国 望まなかった日本』「中国人の歴史観」)。
また、君子の過ちを隠せば威信が保全できるように、功績を誇大に讃えてその威信を高めるのも、国家の安定を保障する1つのやり方であるという。この場合、敵方の残虐行為などを誇張して貶めることは自国を高めることと表裏一体である。
北京オリンピックで日本人作曲のテーマソングを流しながら中国人が作ったように見せかけ、口ぱくで歌い手を誤魔化した行為などは、諸外国からはインチキの誹りを免れないが、中国(人)の判断基準では国家の威信を高める行為にほかならず、許される行為であったということになる。
毒餃子事案や尖閣諸島沖での中国漁船衝突事案で、中国が日本人犯人説を声高に言い募ったことや、射撃用レーダー照射を行いながら捜索用レーダー照射であったなどの虚言はすべて中国の名誉のためであったということになる。
日本に対して気に食わないことがあると「愛国無罪」と称して、大使館に乱入し、日本人経営の商店を破壊し、およそ礼節も信義も弁(わきま)えない蛮行を繰り返す中国(人)であるが、「愛国虚言」もそうした延長線上にある。
韓国(人)が腹いせに日章旗を踏んづけ・割き・燃やし、あるいは首相の顔に×印を付けたりするのも、大中華と崇める中国の文化と伝統を受け継ぎ忠実に実行してきた韓国の宿命であろう。
日本の倫理観とは異なるが、大きな虚言であればあるほど愛国の情や指導者たる偉人・賢人に対する敬愛の念が強いとみる国家・社会が今日においても厳然として存在する。
日本のみを悪質国家にする中韓
中国は南京事件などに関して日本が三光作戦を行ったと主張してきた。三光とは「奪光」「焼光」「殺光」(奪い尽くす、焼き尽くす、殺し尽くす)というもので、ただ奪い、焼き、殺すというだけでなく、「徹底的にやり尽くす」ことで、人道もなにもあったものではない。
こうした行状は中国の歴史において繰り返し見られる現象である。王朝交代などでは新王朝が前王朝の残党を徹底的に殺し尽くした。歴代王朝の遺品は中国ではことごとく奪い尽くされ、建物は焼き尽くされてほとんどが残っていない。
中華思想で育った人々には三光の体験が代々受け継がれ、遺伝子となって習性化し、ことあるごとに行動や意識となって顕現する。
行為がなければ言葉も生まれないように、日本生まれの言葉でないことは言うまでもない。遣隋使節や遣唐使節、さらにはその後の交流や交易で持ち帰った中国の宝物は日本にしか残されておらず、岡倉天心は日本こそ保管庫の役割を果たしたと述べているほどである。
ベトナム戦争(1960~75年)に参戦した韓国軍が三光作戦を行い、また現地女性への性的暴虐を行ったと告発したのは、ほかでもなく韓国人女性記者である。
ハンギョレ新聞社発行の週刊誌『ハンギョレ21』(1999年5月6日号)に、戦争当時ベトナムの大学院に留学中であった具秀姃(ク・スジョン)氏が、ベトナム当局から虐殺の資料を入手し、徹底した現地取材と生存者へのインタビューを重ね、「通信員」として特集記事を書き、明確になっている。
ところが、翌2000年6月27日、ベトナム参戦軍人の「大韓民国枯葉剤後遺症戦友会」メンバー2000人を超えるデモ隊が該新聞社を包囲し、社屋に侵入した一部は暴徒化して、同社幹部らを監禁し暴行を加えたうえ、オフィスや地下駐車場の車を破壊した(「SAPIO 2013.12」)という。
自国の蛮行は隠し、日本政府の調査でも資料が見つからなかった従軍慰安婦では、韓国が望む方向に談話の文面にまで干渉して書き改めさせ、事実を歪曲した。そのうえに国際社会に向かって誇張して喧伝し、日本をどこまでも貶めようとする悪行は愛国無罪・愛国虚言そのものである。
李氏朝鮮で小中華を名乗っただけあって、科挙や纏足は言うに及ばず、大中華のあらゆる負の文化も引き継いだことが歴然である。
韓国兵がベトナム女性をレイプして生まれたライダイハン(混血児)が、正確な数字は分からないが最大で3万人いるとも言われている。レイプされたベトナム人女性はこの何百倍、何千倍にも及ぶと言われる。
虚言を恥じない原点
小平が共産国家資本主義社会に舵を切った時、指導部や人民を納得させるために言った言葉が「白猫でも黒猫でもネズミをとる猫はいい猫だ」というものであった。何が共産主義の本質かにはかかわりなく、カネ儲けができればどんな手段でもいいではないかというのである。
白が黒になるだけでなく、善悪も真偽も転倒してしまうのが老荘思想(道教)である。道教では倫理観の転倒が簡単に起きる。南シナ海の島嶼や尖閣諸島を中国の「核心的利益」と言い募るのも、国際法に基づく倫理観の放擲(ほうてき)転倒からきている。
『列子』に精神倒錯症に罹った者の話がある。白を見て黒と言い、香をかいで臭いと言い、甘いものを嘗めて苦いと言う具合に、言うことなすこと、一切倒錯していないものはない。
ある時、知人がその父に、魯の国に大家が多いから、行ってみたらどうかと勧めるので、父親はその気になって出かけた。途中で老子に会ったので病状を話すと、老子はどうしてその子が精神倒錯だと分かるのかと聞く。
もし天下の人間がその心悉(ことごと)くお前の倅のようなら、お前の方がかえって変なことになろう。本当のことは誰にも分からない。俺の言葉だって違っているかもしれない。魯の大家なんて迷える最たるものだ、と言うのである。
また、中国人は長い歴史の中で、ずっと儒教の思考体系に浸ってきた。徳目として「忠孝礼仁」に加えて「避諱(ひき)」があるという。避諱は「避ける」意味と「隠す」意味があり、隠す方が強いそうである。
『論語』に、他人の羊を盗んだ父親を告発した子を某氏が「正直な人」と言ったのに対し、孔子は「私は正直な人とは思わない」と答えている。なぜなら「父親は息子のために隠し、息子は父親のために隠す。こうであってこそ本当の正直です」というのである。
中国の国防白書は、軍事力の増強は平和目的で覇権的行動のためではないと書いている。本音を隠し、嘘の宣伝を堂々とやっている。
中国が覇権を握った暁には、平和目的の軍事力であったものが、中国人民だけでなく、世界の人々を塗炭の苦しみに追いやっても、中国の共産党指導部だけは優雅な生活を送るのが正しい倫理になるかもしれない(現に、中国ではそうなっているようである)。
楊潔篪前外相は2012年9月の国連総会で演説し、日中関係の悪化について「釣魚島(尖閣諸島の中国名)は中国固有の領土であり、日本がこれを盗み取り、占拠していることが根本原因だ」と述べ、「戦後の国際秩序への挑戦だ」と非難した。国際秩序を蔑ろにしているのは自国であるにもかかわらず、いかにも日本が悪者であるかのように平然と語り、何ら恥じることもない中国的倫理である。
韓国は物品役務相互提供協定(ACSA)という軍事に関わる協定を、日本を反故にして中国と締結する意思を見せた。限りなく中国的倫理で行動していると言っていいだろう。
韓国は価値観を同じにするのか
李明博前大統領の暴言・暴挙で、改めて韓国(北朝鮮も含めて朝鮮と言ってもいいだろう)とはどんな国かを、一から徹底的に知る必要があるという思いにかられた。
そして、呉善花氏の『スカートの風』シリーズをはじめ、金完燮(キム・ワンソプ)、李榮薫(イ・ヨンフン)、韓昇助(ハン・スンジョ)、崔基鎬(チェ・キホ)氏ら韓国人、並びに黒田勝弘氏やイザベラ・バード、グレゴリー・ヘンダーソンなど日欧米人の著作に眼を通してみた。
特に、イサベラ・バードは朝鮮旅行した後で日本、それも奥地と見られていた東北地方を旅し、新鮮な感覚で比較検証できただけに、受けた印象は鮮烈であった。バードに限らず、来日した多くの外国人が泥棒もいなければ嘘もつかない正直な日本(人)を体験的に感じ、朝鮮半島の行状を考究している。
日本で活躍する呉氏自身、罵られ祖国への入国を禁止されてきたし、氏が歴史の真実と推奨する書や論文を書いた上記韓国人らは裁判にかけられたり、軟禁され、また出国禁止になり、中には名誉教授を剥奪され、学会や論壇から抹殺された者もいる。
他方で、日本の文化・伝統を理解することもなく、出鱈目と曲解の羅列でしかない『悲しい日本人』(田麗玉著)は100万部のベストセラーになり、著者は後に国会議員にもなった。自国を美化するために日本を貶める典型で、まさしく愛国虚言の極みである。
もっと身近に朝鮮について知る方法はテレビで韓国の歴史ものを見ることである。「宮廷女官チャングムの誓い」に始まり、「イ・サン」「千秋太后」「ケベク」、そして現在は「トンイ」と続いている。現代ものでは漢江の繁栄を扱った「ジャイアント」などもあった。
こうしたテレビドラマは日本人が作ったものではなく、言うまでもなく韓国人による制作である。ストーリーの中では、歴史もの現代ものを問わず、裏切り、寝返り、虚言、保身、告げ口、脱走、(王の)蒙塵、政治家たちの陰謀、闇金融などが際限なく繰り返され、いい加減にしてくれと言いたくなるものばかりである。
きらびやかな衣装に目を奪われてしまうが、黄文雄氏などによると、ごまかしもいいところで、李氏朝鮮では色彩はほとんどなく、全く素朴であったそうである。
そうしたごまかしは見る人を引きつける手段としては許せるが、裏切り寝返り、約束のいとも簡単な反故など、今日の倫理観から見て、おどろおどろしいばかりである。そうした言行は昔も今も変わらないようで、前大統領、そして現大統領の言動もそうしたものの1つでしかないのであろう。
おわりに
安倍晋三首相はことあるごとに「日本は韓国と価値観を同じくするので・・・」と言う。それは北朝鮮と対峙する韓国という視点でとらえた場合に言えることであるが、日本や米国と同列には置けないことは明瞭である。
大陸における防波堤という戦略的視点、そして自由・民主主義、資本主義国家としての価値観を有する観点から米韓は同盟を結んでいるが、近年の中国寄りとも見られる動きに米国は懸念を表明している。
南スーダンの韓国軍が緊急事態に直面して自衛隊に弾薬の補填を依頼してきたように、現場では目的を一にし意志を共有するにしても、基本的には国家対国家の在り方を正常化しなければならない。
現大統領の告げ口外交は、国家としての価値観の違いを思わせ、相互信頼に基づく自由の砦となり得るか、限りなく疑わせるものになっている。



2014.7.19 10:32更新
【書評】
“歴史問題”の嘘八百を論破 『こうして捏造された韓国「千年の恨み」』松木國俊著

http://www.sankei.com/life/news/140719/lif1407190025-n1.html
最初に本書の著者である松木國俊(くにとし)氏について申し上げておきたい。松木氏は、慶応大学法学部を卒業後、豊田通商に勤務し、30歳から35 歳までの5年間、ソウル事務所に駐在した経験を持ち、それ以来、韓国研究を続け、韓国とのつながりを持ち続けている。当然、韓国人の友人、知人は多い。
 そんな松木氏が、「加害者と被害者の関係は千年経っても変わらない」という朴槿惠(パク・クネ)大統領の発言には、さすがに驚愕(きょうがく)したという。というのも、これでは、日本との関係破綻までを視野に入れた「外交戦争」の宣戦布告ではないかと感じたからである。
 本書は、仕掛けられた「外交戦争」は受けて立つと、反日暴走を続ける韓国にとって「不都合な真実」を洗いざらいにしたものだ。特に、日本を意図的に貶(おとし)めるための“歴史問題”では、その嘘八百を「日韓千年の真実」として、徹底した「事実」をもって論破した。
 本書発刊後に、朝鮮戦争時の韓国の米軍慰安婦問題がニュースになったが、その詳細も本書には収録されている。
  韓国の歴史のなかで生み出されたさまざまな「恨(ハン)」が、戦後の徹底した反日教育によって「日本への憎悪」に収斂(しゅうれん)されたことは、本書を 読めばよくわかる。しかし、日韓関係の未来に少しの望みを持つ松木氏にとって残念でならないのは、まさに、日本の政治家による“お気楽な謝罪”が、この問 題をさらに歪(ゆが)んだものにしているという事実である。(WAC BUNKO・本体950円+税)
 (ワック 出版局 松本道明)

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