この記事は、メデイアの願望を表明したものである。
衛藤首相補佐官のアメリカの失望に失望したと言うのは、日本国民の声を代弁したものである。代議制民主主義を取る日本国では、政治家が発言しないと、国民の意見は取り入れられない、こういう記事を書くようでは、フジテレビの凋落は留まるところを知らないであろう。
メデイアとしては、アメリカの失望に対するアリバイ作りに精出す理由が透けて見える。
衛藤首相補佐官などの「失言」に、波紋さらに広がる
フジテレビ系(FNN) 2月20日(木)19時23分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20140220-00000486-fnn-pol
安倍首相の靖国参拝にアメリカ側が「失望した」とコメントしたことに、「こちらこそ失望」と反論した衛藤首相補佐官。その波紋はさらに広がっている。
身内から相次ぐ足元をすくうような発言が、まさに首相の足を引っ張ることになっている。
集団的自衛権の行使容認問題をめぐって、与野党が論戦を交わした、20日の衆議院予算委員会。
民主党の岡田元代表は「国会の、議論しない、閣議決定すればいい、俺が決めるんだ。そういう問題ではない」と述べた。
安倍首相は「長い議論をまじめに、正面から自民党はやってきた。民主党は申し訳ないけれど、(政権公約に)全く書いていないじゃないですか」と述べた。
民主党の岡田元代表が、閣議決定をする前に国会で議論すべきだと詰め寄ったのに対し、安倍首相は有識者懇談会の報告を受けて、与党内で議論を行い、閣議決定まで進める意向を重ねて示した。
国会で安倍カラーが焦点となる中、身内であるべき側近らから、その足をすくう発言が相次いでいる。
その1つが、安倍首相の側近中の側近、衛藤晟一首相補佐官が動画投稿サイトにアップした、「アメリカがdisappointed(失望した)といったことに対して、むしろわれわれの方が、disappointed(失望した)なんですね」という発言。
安倍首相の靖国神社参拝をアメリカ側が「失望した」とコメントしたことに反論した衛藤補佐官。
20日、自民党の町村元官房長官は「撤回するような話は、公に言う必要はない。全く、百害あって一利ない発言」と、衛藤発言を強く批判した。
19日、動画を削除した衛藤補佐官は安倍首相に電話し、「ご迷惑をおかけした」と陳謝すると、安倍首相は、「そうですかと」答えたという。
そして、もう1つ安倍首相の足を引っ張っているのが、1月の就任会見で個人の発言としつつも、「慰安婦はどこの国にもあった」などと発言し、内外に波紋を広げたNHKの籾井勝人会長。
籾井会長は、20日も国会に呼ばれ、野党議員の追及を受けた。
就任会見とは一転、多くの質問に発言を差し控えると繰り返した。
そして、新たに波紋を広げているのが、アメリカの経済紙ウォール・ストリート・ジャーナル電子版に掲載された本田悦朗内閣官房参与の発言。
記事によれば、本田参与は安倍首相の靖国神社参拝について、「首相の勇気を高く評価する」と語ったうえで、「アベノミクス」の裏には強力な軍隊を持つという目標があると語ったとされている。
この記事について、20日、菅官房長官は「(本田参与は)『取材は確かに受けたが、発言の趣旨を違えて報じられており、全く真意が伝わっていない。アベノミクスが軍事目的であるかのごとき発言もしていない』と言っている」と述べた。
菅長官はウォール・ストリート・ジャーナルに抗議したことを明らかにするなど、事態の火消しに努めている。
最終更新:2月20日(木)19時23分
Fuji News Network
「百害あって一利なし」=衛藤氏発言、町村氏ら批判
時事通信 2月20日(木)20時6分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140220-00000172-jij-pol
自民党の町村信孝元官房長官は20日の町村派総会で、衛藤晟一首相補佐官が安倍晋三首相の靖国神社参拝に「失望」を表明した米政府を批判したことについて、「言ってすぐ撤回するような話をあんなに公に言う必要はない。自民党全体がたるんでいる、傲慢(ごうまん)になっているとの例示に使われるから、全く百害あって一利がない発言だ」と批判した。
石原伸晃環境相も、都内で開かれた自民党参院議員のパーティーで「首相は米との関係を一番にして、外交戦略を組み立てている。補佐官は本当だったら黒子だ。隠れていなきゃいけないのに、首相の気持ちと違うことを言っている」と指摘した。
一方、同党の鴻池祥肇元防災担当相は麻生派総会で、「遠慮なくやったらどうか」と述べ、衛藤氏を擁護した。
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