佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

佐藤竹善 Okra Tour 2005-2006

2005年12月02日 01時16分10秒 | ポピュラー
 佐藤竹善のライブへ行ってきました。


 佐藤竹善は、SING LIKE TALKINGのヴォーカル。
1988年にデビュー後、シングルとアルバムを
次々発表。不動の地位を得る。
ソロ活動も活発で、古今東西の作品をカバーした
「CORNERSTONES」を3まで発表。
オリジナルのアルバムもリリースし、
高い評価を得ている。

 凄いファンというわけではなかったけど、
買ったりレンタルしたりして、
最初のSING LIKEの時代からずっと聴いてました。
最近はソロ活動が盛んで、
全て一人で演奏した去年の単独ツアーで、
僕は初めて生で聴き、凄い良かったので、
今回も足を運びました。

 会場は新潟県民会館。
行く。


 女性だらけ。


 割合で言うと1:9くらい。
なぜか女性のファンが多い。
男は、彼女連れがほとんどで、
僕のような客は稀にいる程度。
席は8列目。近い。
両隣を女性のそれぞれグループに囲まれ、
いつもの様に肩身が狭いが、
年齢層が僕と近いせいか、
みな大人。だからそんなに気にならない。

 登場。アップテンポの曲で数曲。
勿論会場総立ち。
いやーいいです。生歌。

 竹善さんは、体型で言うと今の僕よりも太く見えるくらい、
スマートではない。でも、とにかく歌声がかっこいい。
くせのない声。そして英語が上手い。
フェイクが上手い。そう、センスがいいのですね。
そして、柔和な顔。
その辺込みで、女性に人気があるのでは。

 MC。
また面白いんだ、この人。
サービス精神も旺盛。
今日は最初に、「みかづきのイタリアン」を
食べた話で笑いを取っていた。

 県外の方は分からないと思いますが、
新潟限定のファーストフードなのです。
ちょっと変わった食べ物。でも
僕食べたことありません。
なぜか、新潟のネタにされる。
前行った別の人のライブでもこの話題で、
笑いを誘っていた。

 軽妙なトークを挟んで、
しばし落ち着いた曲が並ぶ。
今回のバックメンバーは、
いつもの塩谷哲(ソルト)さんを含め8名の大所帯。
みな実力派のミュージシャン。
何と言うか、音を聴くと分かる。
ソロプレイは当たり前に上手い。
8人ということで、非常に厚く骨太なサウンド。
でもオシャレ。

 中盤に歌った、最新シングル
「今日も君に恋をした」。良かった。
このフレーズ、こっぱずかしいけど、
言っていたいよな。
 
 僕、基本的には、編成の小さいサウンドの方が好き。
その方がヴォーカルも生きるというか。
だから、上記や、一人で弾き歌いした曲が、いいなと思う。

 しかし、終盤、再びアップテンポの曲で総立ち。
ここで思う。


「かっちょいいー!!」


 ごめんなさいね。語彙が少なくて。
とにかく、ヴォーカルは勿論、
サウンドがかっこいい!
目まぐるしく変わる音の波に呑み込まれ、
ああ、こういう竹善さんもあるのか、と
新たに発見。

 この人、カバーアルバムでもそうだが、
とにかく、色々な音楽を分け隔てなく好んで聴く。
カバーでは洋楽だけでなく、
オフコース、スターダスト・レビュー、安全地帯、ASKAなど、
何でも良いと思えば歌う。
この姿勢、大好き。

 とにかく大人が多かったので、
大騒ぎにはならなかったけど、
拍手はほんとに多かった。
アンコールも盛り上がり、終わる。

 いやーライブのいいアーティストって、
やっぱりまた行きたくなる。
 二通りある。
CDの方が出来がいい人と、
ライブの方が出来がいい人。
人それぞれなので誰が誰とは書きませんけど(笑)。
竹善さんは、CDは勿論、
やっぱり生で聴いて欲しい人。
ライブ最高!

 先にも書きましたが、
私、基本的にライブは一人で行く派。
なぜなら、
ライブは、基本的に騒ぐ場所だと思っているので。
立って、手を叩いて、声を出して、
時には手を振って(笑)。
両手を挙げて左右に振る
(業界用語で「ワイパー」というらしい)も
喜んでします(笑)。
知り合いがいると、やりづらいですな、正直。

 そうは言っても、
ライブの良さを共有したいと思うときもある。
誰か、私の乱れ騒ぐ痴態を見たい人、
勇気ある人、私をライブに誘ってみませんか(笑)。
どんなライブでも適応する自信はありますよ(笑)。