佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

新潟大学 教育人間科学部 音楽科 第24回定期演奏会

2005年12月03日 01時52分12秒 | クラシック
 怒涛のコンサート&ライブ週間2日目。


 新潟大学の音楽科定期演奏会へ行きました。


 母校です。
 しかし、学部の名前は変わり
(教育学部→教育人間科学部)、
課程の名称も変わり、受験方法や授業内容も
だいぶ変わったらしく、先生も換わった。
卒業して初めて行く。8年ぶり。
客席、さすがに知ってる人はほとんどいない。
僕はある意味もの好きなので。どこへでも行きます。

 この定期演奏会、
僕の頃は、4年生がオーディションを受けて
(先生方が審査する)、
受かった人のみ出演できた
(僕、もちろん落ちました)。
その他は、授業のオーケストラとか、合唱とか。

 今回は、ピアノ独奏、ソプラノ独唱、フルート独奏、
2台ピアノ、そして有志のオーケストラと、
バラエティにとんだ内容。

 僕らの頃と比べレベルがどうなったのか、
ソリストに対しては興味があったけど、
僕も当事者だったので、比較できず。
皆、いい演奏をしていました。

 ただ、今回何より良かったのはオケ。
 実は、僕もオケで出演したことはあった。
当時、オーボエを吹いていました。
初心者です。
トランペットは経験者だったけど、
あるコンサートで音色に惹かれ、挑戦を決意。
だが、はっきり言ってオーボエは難しい。
やたら高い(値段が)&すぐだめになるリード、
なかなか上達しない。
下手なオーボエは、チャルメラの音みたい。
根気もないので続かず。
しかし、僕がオーボエをやめた年から、
オケ自体がなくなってしまい、
オーボエで残っていたのは僕だけだったので、
僕がやめてパートが欠けたから、、、と、
実は結構責任を感じていた。
確かにそこそこ大規模なオケで大変だろうけど、
面倒見れないからなくすのは。。。。。とここまで(笑)。

 だから、今回わざわざ来たのはオケが復活していたから。
「有志」というのは、授業なのか、定期のためだけなのか
分からないが。
曲はベートーヴェン交響曲第1番ハ長調全楽章。
ところどころOB・OGなどの賛助を加えた小規模な編成。
これが、結構いい音を鳴らしていた。
僕らの頃は大人数で弦は初心者だらけだったが、
弾いてる様子を見ると、初心者はあまりいなさそう。
ちゃんと輝きがあった。
管楽器はほぼ経験者らしく、
アンサンブルもまずまず。
曲もちょうどいいサイズ。アンサンブルの練習にもなる。
こういう音を、学生のうちに体感させておきたい。
だから、根気よく、つづけてほしいな。

 そう、2,3年の頃は、演奏会委員会に所属し、
委員長もしていた。だから、
定期演奏会、卒業演奏会、学内の研究演奏会の運営の
責任者をしていて、その頃の事もいろいろ思い出した。
会場取って、計画して、宣伝して、実行して。
いろいろ大変だったな。
こっちの手際が悪く、
先生にキレられたこともあったし(笑)。
 宣伝に関しては、結構考えていたつもり。
だから、今の学生には、
もっと早くチラシを作って、沢山置く&配る
(演奏会に挟む)ことをして、
もっと広く周知して欲しいなと思う。
もったいないし。

 お世話になった先生にも数名お会いした。
会う人会う人、


ちょっと太った?」


 「ちょっと」って。明らかに差し引いてるし。
恥ずかしいので、


「ちょっとじゃなくて、だいぶ(ごまかし笑い)」


と答える。

 退官された先生も結構いるが、
まだいらっしゃる先生がお元気だと、
単純に嬉しい。

 いい演奏会でした。
母校の動きも見守っていきたいです。