佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

大停電の日に

2005年12月23日 22時33分19秒 | 日記・エッセイ・コラム

 いやはや、大変な一日でした。
ちょうど今、これに似たタイトルの映画、上映中なんだよね。

(深夜更新しようと思ったらブログ人のメンテナンスで
接続できませんでした(1:00~13:00の予定が、22:00まで延びたので、ちょっと憤慨しています。13:00でも長すぎるのに、ほぼ一日かかるって)。
閲覧も出来ず、見ようとした皆様、ご迷惑をおかけしました。)

 
 昨日、朝、早めに家を出る。
途中、なぜか渋滞。なんなんだと前を見る。
信号がおかしい。赤になったり青になったりふらふらと。
その時はそれ以上何も思わなかったのだが、
今考えると、既に恐るべき予兆の始まりだったようだ。

 職場に到着。いつものようにメールをチェックしていたところ、
突然電気が消える。8:40頃。

 停電。

 おかしいな。雷鳴ってないのに、と思う。
機能が麻痺すると大変な職場なので、
自家発電で、最低量が稼動。
まあ、すぐ復旧するだろう、と思う。

 しかし、10分経てど、復旧しない。
おかしいなーと思うが、思うほか何も出来ず。
今日は市内金融機関をまわる用事があり、
9:00過ぎに外に出る。
風が強い。吹雪。大荒れ。
それはともかく、
街に出ると、信号が消えている。
「おいおい、怖えーよ」
とにかくゆっくり走る。
大きい交差点では、警察が出て誘導している。
いやはや、大変だ。

 金融機関は、麻痺していた。
最初行ったところは、シャッターが開かないという
笑えそうで笑えない状態(電気でしか開かないのかな)。
行員が外で×印。ブツを預ける。

 4ヶ所まわったが、みな停電。
もちろんATMも動いていない。
行員の方、この時間を使って、雪かきしている。
ブツを預けて戻る。

 どうやら、市内全域で停電。
こんなときはラジオ。
聴けば、県内で65万戸が停電中!なんだその数は!
しかも関西方面でも、停電があったらしい(関西の方教えて)。

 これだけ長い停電も初めて。
復旧の見通しはなかなか立たず。

 電気がないって、どういうことか、
普段なかなか実感できないが、
簡単に言うと、仕事にならない。
パソコン使えない。ネットにつなげない。
テレビが付かない。そしてどんどん寒くなる。
そして重要なこと。
例えば、マンションなどは、
電気の力で屋上まで水を上げてタンクに溜め、
落下の力で各戸に水を供給するので、
停電すると、タンクにある水しか使えなくなる。
今の時代、ライフラインの水まで電気の力に頼ってる。
怖いものだ。

 それにしても足元から冷える。
職場では石油ストーブ(反射式のやつ)も導入される。
なぜかうちの課では使わなかったけど。

 風邪で喉が痛いのでお茶を飲もうとする。
ポットへ。

 お湯が出ない。。。

 そう、最近のポットは、
電気で管理されている。困ったな。
当然自販機も使えない。だから
売店のホットドリンクが飛ぶように売れる。

 しかしトイレから戻るとお茶が。
どーやって入れたんだ?聞いてみると、
ポットの蓋を開け、カップですくっていた。
なるほど、名案。
でもこれがなくなるとお湯がなくなるな、貴重。

 当然仕事にならず、時間が過ぎる。
そして12:00過ぎ。突然電気が消える。
自家発電もダメになったか、と恐れた次の瞬間、
煌々と電気がついた。
自然と拍手が沸き起こる。
都合3時間半くらい、停電していた。

 ちょうど昼休み。でも市内業者は当然、
パンも弁当も作れず。
外へ出たくないので、仕方なく
ぺヤングとカロリーメイトを食べる。

 その後、5分くらい停電したり、
チカチカすることもあったが、職場の市は一応復旧。
しかし、新潟市内は以前復旧してないという情報が。
いやー、停電の地域へ帰るって、気が重い。
うちのアパート、電気に頼らないと
暖かく出来ないし。困る。
マンガ喫茶で夜を明かそうかとも考える。

 とりあえず一応帰る。
道中電気がついているので、書店で立ち読みし、帰る。
復旧している。無事電気がついた。
ラジオをつける。うちの地域は全域で復旧との事。

 気になる人に電話&メール。
おおむね復旧していたようだが、
同級生の家は深夜になっても復旧していなかった。
いや大変だ。

 電気がないって、本当に大変です。
夜までにはだいぶ復旧したが、3万戸くらいが、
深夜も復旧しなかったらしい。
この時期に夜電気がないって、下手したら死ぬし。
 
 大雪と相まって、高速道路、JR等、
麻痺しまくっていた。
これが東京であったら、えらいことになるな。
可能性としてないことはないし。恐ろしい。

 そう、心配してるかなと思い、
珍しく実家に電話。
しかし、全く状況を把握しておらず、
電話したこっちが恥ずかしい羽目に。
そう、人事だと思うと、人間どうでもよかったりする。
災害ってそういうところがある。
いかに、自分の身になって考えられるか。
大事だなーと思う。

 心配していただいた皆様、
当方無事ですので、ご連絡まで。