昔の話を少し。中学生の頃のはなしです。
中学生になって、
部活動を決めるという時期になりました。
小学生の時からの付き合いがあった
とある友人がいたのですが、
僕は彼と、同じ部活へ入る約束をしていました。
それは、ソフトテニス部でした。
彼とは、小学生の頃、同じ部活(体育部)で、
オフシーズンも室内プールで、
週末他の団体に混ざって泳ぎに行ってました。
私は運動が得意じゃなかったのですが、好きだったので、
実は小学生のころからいろいろやってはいたのです。
今となっては、私からは文化部以外の香りがしないかもしれませんが(苦笑)。
で、同じ中学へ行くことになり、
その人数が少数だったので、
一緒に帰ったりしていました。
彼は既に、親御さんからテニスを習っていたようで、
僕は全くの初心者だったのですが、
同じ部活へ入るはずでした。
しかし、希望を出す日の前日。
家で部活の話をしていたら、
母親の中学時代の話になりました。
希望する部活動へ入れなかったという話でした。
それが、吹奏楽部でした。
今となっては詳しく覚えていないのですが、
どうも、「今やっておいたほうが」的な話になり、
親との話で僕は少し心が揺れました。
結局、どうしたかというと、
友人には話せず、僕は希望を「吹奏楽部」で出しました。
数日後、クラス皆の前で、
誰がどこに決まったか発表がありました。
僕は吹奏楽部に決まりました。
彼は、「えっ???」という反応をしていました。
今考えると、悪いことをしたなと(苦笑)。
騙すわけではなかったのですが、
何となく言えなかったんですね。
僕の部活動での1度目の転機です。
僕は吹奏楽部、
彼はソフトテニス部へ入り、
彼のおかげか、彼との友人関係は壊れることもなく、
日々過ごしていました。
僕は、吹奏楽部では、
小学生の時、学校のマーチングバンド吹いていた
トランペットを希望。
希望が叶わない同級生もいる中、
たまたま希望通りに。
そして、1年生だったのですが、
3年生のトランペットの先輩の一人が、あまり部活に来ず、
僕は、その先輩に代わって、
1年生で唯一、コンクールに出ることになりました。
一見、そんな順調な部活動生活を送っていたのですが、
実はもう一度、転機が訪れます。
それはまた、別の話。(つづく)