佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

部活動考(その2)~中学生の頃の2度の転機~

2007年07月10日 23時45分00秒 | 受験・学校

 

 数日前のつづきです。

 

 

 コンクールにも出場し、

私は周りから見れば恵まれた吹奏楽部員でした。

しかし、、、

 

 

 中学生の私は、コンプレックスの塊でした。

今に始まったことじゃないのです(爆)。

この頃は、どちらかというと「外見」的なことに

卑屈になっていました。

そこになぜ部活動が絡んでくるかというと。。。

 

 

 先に書いたとおり、

僕はソフトテニス部という”運動部”に入る予定が、

いろいろあって吹奏楽部という”文化部”に入りました。

で、当事者の方も読んでいるので

書きにくい部分でもあるのですが、、、

僕は、運動が出来なくてこの部(文化部)にいると思われるのが、

すごく嫌だったんですね。

というのも、女子はともかく、

僕の学年は僕を含め、男子が2人しかいませんでした。

もう一人は、明らかに運動部じゃない雰囲気。

で、先輩の男性方も、どちらかというと運動が好きそうじゃなく、

文化部の香りをプンプンさせていました。

 

 

 僕は正直、一緒にされたくないという思いがあって、

それは誰に対してと言うわけじゃないんですが、

被害者意識というか被害妄想というか自意識過剰というか、

男子の文化部=変わった人、運動が出来ない人、という図式を

勝手に思いこんでいました。

 

 

 で、コンクールが終わって、

秋に訪れる文化部特有のゆるーい雰囲気にも我慢がならず

(というか、周りどうこうよりお前が努力すればそれで良いと

今の自分なら思うのですが。。。)、

運動部へ移りたい、という思いが日に日に強くなりました。

 

 

 で、冬だったと思うんですが、

三者面談だか何かがありました。

母親にはそういう話を既にしていて、

まず、その場で、担任に話をしてみよう、ということで、

ひとしきり話が済んだあと、

僕は担任に話を切り出しました。

 

 

 皆さん中学生の頃を思い出してほしいのですが、

「幽霊部員」はあっても、

「転部」という選択肢はあまりなかったのではと思います。

確か、学年にも1,2例あるかないかのことを

思い切って話しました。

もちろん、行く先はソフトテニス部でした。

 

 

 しかし、ここで大きな誤算が起こりました。

 

 

 実は、うちの学年は3クラスだったのですが、

まとまって一つの教室で面談をしていたんですね。

私は1組、で、

実は2組の担任が、部活動の顧問でした。

すぐ隣にいたわけじゃないんですが、

僕が自分の担任に話していたことが、

漏れ聞こえてしまったんですね。

 

 

 向こうから、僕の話を漏れ聞いた顧問が、

ゆっくりニコニコしながら歩いてきました。

で、

「○○君~」

という感じで、僕の後ろに回り、

僕の肩を揉みながら、「一緒に頑張ろうよ~」

というような”やわらかな”慰留をはじめました。

これを読んでる顧問の先生をご存知の数少ない方は、

なんとなく想像できるのでは(笑)。

で、僕は、そういう流れを想定しておらず、

口ごもって、苦笑いを浮かべるしかありませんでした。

心の中では「しまったな~」と、

聞かれてしまったことを悔やんでいました。

顧問にしてみれば、数少ない男子の部員ですし、

辞められては、という思いはあったと思います。 

僕自身、顧問には信頼を置いていたので、

それ以上強く出ることは出来ませんでした。

 

 

 で、その場はそれで終わりました。

僕がその後、どうしたかというと、

その後を知る数少ない方々はご存知かと思います。

僕は結局、気の弱さも手伝い、

また、自分の吹奏楽部での存在理由も考え、

この話はそれ以降、うやむやになりました。

僕の方からその後、顧問や担任に話すことはなく、

向こうも触れる事はありませんでした。

で、僕は結局3年間吹奏楽部に在籍しました。

部活自体への上記の個人的な不満はなくなりましたが、

僕自身のコンプレックスは、中学生時代はずっと続きました。

運動部へのコンプレックスは、

その後、色恋なども絡み、消えることはありませんでした。

 

 

 初めて話すことですね。

僕と、親と、担任と顧問以外知らない話です。

何で書いたかと言うと、、、

パッと思い浮かぶブログネタがなかったので(笑)。

 

 

 中学生の部活動はそうやって終わったのですが、

実は、このコンプレックスの流れがあって、

高校ではある行動に出ることになります。

この辺はまたネタがないときにでも(笑)。