●出かけた日:2017年10月8日(日)
●歩いたログ(足跡)(道のり:10.9km)
(以上の地図:国土地理院)
●ログの標高図
ひたすら下り続け、「鶴の湯分岐」で一休みしてまた下る。足が疲れてきたうえ、また左足が少し痛んでくる。ようやく杉林のところまでたどり着く。ここまで来れば駐車場まではあとほんの少しの道のり。振り返って横から光が差し込む道にカメラを向ける。
📷007:杉とブナの道
杉林の上部に当たるこの辺りは、片側はまだ細いがブナ林である。その途中に、登りでも出会ったが、倒れて間もないブナの木が横たわり道をふさいでいる。見ると根元から折れており、9月中旬に秋田沖を通った台風の影響だろうか。この山行ではこのほかにも倒れている木が目に付いた。
ここに来て、できるだけ早く平坦な道を歩きたいと思い、杉林の途中から林道へ下りる道に入る。地図を見ると、ここだけ登りと下りのログが二重になっている。
📷008:林道からのもう一つの登り口
左奥から下りて来たところ。こちらの登り口はあまり通る人がいないと見えて、案内の標柱も傾きかなり傷んでいる。
林道を進んで、また温泉に真っすぐ向かう小尾根の道に入る。すぐ神社に着くと、二人がまだ屋根の補修作業を行っている、許可を貰ってその様子をカメラに収める。
茅葺屋根の神社は珍しい。写真を見てもかなり傷んでいる。茅葺職人は若い後継者がおらず、かなりの高齢者が現役で頑張っている様子をテレビで見たことがあるので、どこから来ているかと聞くと、写真に写る人が「俺は神代、もう一人は角館(いずれも「仙北市」)」という。「仙北市」では若い職人が出て来ていることを知り、何となくうれしい気分になる。
石段を下りて無事駐車場に到着。先行の二人は帰り支度を終えようとしている。だいぶ遅れたようだ。Aさん、Mさんとはここで分かれて車で帰路に着く。途中、夕暮れの「田沢湖」を眺めようとまた高原の駐車場に立ち寄る。
傾いた陽射しを湖面に反射し、周りがやや暗くなった「田沢湖」の景色を下に望む。夫婦と思われる二人が駐車場の縁にたたずむ。相当年配の外国人で、湖の夕暮れを眺め写真を撮りながら何やら会話をしている。外国人は日本のこんな風景が好きかもしれない。
そして後ろを振り向くと、「田沢湖スキー場」のゲレンデが上半分まで雲に覆われ、雲とゲレンデが夕日を浴びて輝いている。
「大仙市」の自宅まではここから1時間程、家を目指して車を走らせる。
(終わり)
「大白森」の記事を始める前に、「稲作日記」と交互に掲載するかもしれないと書きましたが、「大白森」の記事を続けてしまいました。次回は「稲作日記(稲刈り)」の(その2)以降を掲載します。
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