『鹿の王』上橋菜穂子 プロモーションビデオ

みなさん、こんばんは。

今日は一日スッキリしない天気でした。GWが気持ちの良い晴れが続いたので、このタイミングでの雨は、恵みの雨と言えそうです。

さて、今日は小説の紹介です。

『鹿の王』上橋菜穂子　プロモーションビデオ

2015年本屋大賞第1位の作品です。こちらは、角川の特設サイトです。

ファンタジー作家としては、日本でも指折りの著者。児童文学のノーベル賞とも言える国際アンデルセン賞を受賞しているので、ご存知の方も多いかと思います。

『精霊の守り人』や『獣の奏者エリン』がアニメ化されてもいます。

個人的には、守り人シリーズを読破しているので、本著も期待大だったのですが、今の感想は、期待に違わぬ内容と言えます。

とにかく、異世界ファンタジーなのに、世の理が実によく書けているし、病と創薬については、現在の医療に照らし合わせても、細部にわたって見事に描かれています。

また、人間関係における、感情の機微や、国と政治の関係、また、立場の違いによる考え方の違いとその行動、すべてが見事に描かれているのです。

それに、サスペンス的な要素もあり、二転三転する感じも、多くの読者の共感を得ているのだと思います。

本屋大賞第1位ということもあり、ミーハーな本ではと思う方も、きっと満足する作品だと思います。ただし、一気読みしてしまうストーリーなので、時間のある時に読まれることをおススメします。

それでも懐疑的な人は、特設サイトでラジオドラマが聴けるので、試し聞きしてみてください。

それでは、今日はこの辺で。また、明日！