夏の暑さも彼岸まで、彼岸頃には和らぎ、過ごしやすくなりました。この頃になると秋の味覚、美味しい果物が豊富に出回ります。農道を歩けば栗、柿、ブルーベリー等が手の届く場所が沢山あります。でも無許可では取れませんね！
数日前、私の父母、兄姉の墓参りに行ってきました。コロナ過で疎遠でしたが帰りに生家(八街市)に寄ってきました。私の育った時代とそう変わっていません。畑の隅に栗の木があり、生家の庭は柿が沢山、成っています。甥にチョット声をかけて栗と柿を失敬しました。
畑の隅に植栽されている栗林。今、沢山落ちていますが、拾う数も遠慮して程々、今夜は栗ご飯です。
柿も庭に大きな柿の木が数本、枝にぶら下がる程成っています。
先日、成田のゴルフ場で初茸を見つけましたが2個探すのがやっと、やはり最盛期は10月になってからかなぁ～。初茸はスーパーマーケット等店頭での販売はありませんから残念ながら口に入りません！
隣の林を覗くとアケビがぶら下がっています。
当家の垣根にもアケビが成っています(まだ熟していません)
我が家の庭木に初めて見る「ロウバイの実」「サルナシの実」がなりました。
ロウバイの実
このロウバイは平成25年(8年前)に埼玉県宝登山に訪れた時、種を頂き我が家の庭に蒔きました。
花が咲くまで5年の歳月の経過、昨年ようやく数個咲き、今年の1月に沢山の花が咲きました。
ロウバイの実は見たことが無く5月初旬に沢山なり毎日観察、面白い実、なんだかイソギンチャクのようなもの、黒くなるまで木に付けて置き、黒くなったら割るとまた黒い種が出てくるそうです。食べられないようです。
サルナシの実
サルナシの木は蔓状の落葉樹、鉢植えでは約3mで、地植えでは蔓がどんどん伸びてしまうので剪定する。このサルナシの花、実も初めての出会いです。
昨年の正月に娘から貰い、昨年は成長期で花は咲きませんでしたが今年は5月初旬に咲き、今月下旬に沢山の実がなりました。実を大きくするため適当に摘み取りします。収穫は10月頃、ビタミン、カオテン等健康に良い栄養素を多く含みます。そのまま食べたり、果樹酒、ジャム等美味しく食べられます。
十両から万両はともに10月から翌年2月迄楽しめます。縁起のいい名で正月を飾り、めでたい名前です。万両(ヤブコウジ属)と同属の百両(カラタチバナ)、十両(ヤブコウジ）は葉の下に実が生り、主に正月の寄せ植えで観賞します。千両は仲間外れの感じ、千両(センリョウ科)は赤い実は葉の上に生ります。正月等では切花用にされることが多いです。
この植物は江戸時代のお金に、千両も万両も高額であることから金運がつく木として人気がありました。
千両百両十両の実(実の付き方/千両は葉の上/百両十両は葉の下)
万両千両を挿し木で増やしています。挿し木は9月ごろ、日が当たるような半日陰がいいのですが、今年の夏は日の当たりが強かったので育ちにイマイチです。
赤い実で同じ季節に実る南天(メギ科ナンテン属)の常緑低木は夏に咲いた白い花は徐々に赤色になり、冬になると真っ赤な果実を実らせます。
ナンテンは「難転＝難を転ずる」ことにも通じるため、縁起の良い木として古くから庭木として親しまれています。(我が家の庭に南天も万両も植栽しています)
南天の花言葉/「機知に富む」「福をなす」「良い家庭」
良いお年をお迎えください。
縁起のいい名で正月を飾る赤い実をつける「万両」。
万両はめでたい名前の植物、庭に植えたり鉢植えで鑑賞する。
万両は実が多く、７月ごろ花が咲きますが実は残り両方鑑賞できる。
H29-12-10(茨城県鹿嶋市）キヤノンEOS70D/105㎜マクロ Ｆ値/3.5
万両と同じ仲間（科名からすると「千両」は違う）に千両、百両、十両とある、万両十両は葉の下に、千両百両は葉の上に実をつける。
また、万両と千両の区別は赤い実の成り方の多い順番に名付けられたようです。千両はお正月の生け花に多く使われ代表的なお正月の植物です。
