私にとって羅針盤のような読書会。
幸せ経済社会研究所の読書会。
今回の課題書は湯浅誠さんの「つながり続けるこども食堂」でした。
こども食堂のことは「分かったつもり」で、自分から選んで読まなかったと思う本を取り上げていただいて、思いのほか、とっても良い内容でした。
貧困により「機会」が失われていることが、学力や文化体験、栄養・健康面に影響を与えている認識を持っていましたが、貧困と人間関係の希薄化が「つながりの貧困」「体験の貧困」「認知・認識力の貧困」を生み出していて、それらが形成する「生きる力」の重要さと、地域社会が担えることの可能性を感じました(短期的な効果を測りにくいけれど)。
「縦割り」と揶揄される行政サービスですが、効率を高めるためには、タテ割×ヨコ割のマス目でターゲットを明確にして制度設計することが必要で、私も【議会】という立場で、そのような視点でのチェック、指摘をしてきました。
けれど、湯浅さんが「人をタテにもヨコにも割らない」と繰り返し述べられているように、【こども食堂】という場所は特定のターゲットの人を対象にしたものではない。極めて包摂的な場所で、だからこそ培われ育まれ救われるものがあることが、とてもクリアに浮き彫りにされています。
【多様化】じゃなく【多様性+包摂性】ということや、【ある程度の差】と【行き過ぎた貧困】とのバランスをとることなどは、「ツルツル世界とザラザラ世界」で述べられる【身体感覚】につながっていて、一律の制度や行政サービスの限界と個々の感性や現場対応力の重要性が増しているのだと思いました。
この回もとても良くて、ブログに書き留めておきたいと思いつつ、できていないままです
終了分の音声受講ができます。
https://www.ishes.org/news/2021/inws_id002887.html
湯浅さんが例えとしてあげておられる「サザエさん」がとっても象徴的で、あの番組の30分間の登場人物がサザエさんとタラちゃんだけ・・・というのが今起きている状況。家庭で不足している関係性を地域で補うことが、「支援」「やってあげる」ことじゃなくて、健全な人間生態系として、個々の特性発揮してやっていけるといいなぁ。言うは易く行うは難しだけど。
私は、今現在の町内会長という役割の視点から考えてしまうのだけれど、貧困対策の視点からもたくさんの提示があります。
「地域の食卓」「地域のちゃぶ台」「地域のお茶の間」みたいな場所が、全国津々浦々にできていくといいな
* * *
「つながり続けるこども食堂」本文より
ーーーーー
こども食堂がどこにでもある日本 へ
陽だまりのような場所
あっちにも こっちにも こども食堂
そんな やさしい未来を つくれたら、
毎日は もっとステキになると思う。
だれがやってもいい。だれが行ってもいい。
どこではじめてもいい。どんな形だっていい。
おいしくて たのしくて。 いつも だれかが そこにいて。
ヒナタにいるみたいに ふしぎと元気がわいてくる。
そんな居場所がある幸せを
全力であたりまえにしていこう。
ーーーーー
あっちにもこっちにもこども食堂
https://musubie.org/about/acchinimo/
* * *
オンライン読書会で、
大好きで尊敬する熱海の方々ともお会いできて、とっても良かったです!!!
幸せ経済社会研究所の読書会。
今回の課題書は湯浅誠さんの「つながり続けるこども食堂」でした。
こども食堂のことは「分かったつもり」で、自分から選んで読まなかったと思う本を取り上げていただいて、思いのほか、とっても良い内容でした。
貧困により「機会」が失われていることが、学力や文化体験、栄養・健康面に影響を与えている認識を持っていましたが、貧困と人間関係の希薄化が「つながりの貧困」「体験の貧困」「認知・認識力の貧困」を生み出していて、それらが形成する「生きる力」の重要さと、地域社会が担えることの可能性を感じました(短期的な効果を測りにくいけれど)。
「縦割り」と揶揄される行政サービスですが、効率を高めるためには、タテ割×ヨコ割のマス目でターゲットを明確にして制度設計することが必要で、私も【議会】という立場で、そのような視点でのチェック、指摘をしてきました。
けれど、湯浅さんが「人をタテにもヨコにも割らない」と繰り返し述べられているように、【こども食堂】という場所は特定のターゲットの人を対象にしたものではない。極めて包摂的な場所で、だからこそ培われ育まれ救われるものがあることが、とてもクリアに浮き彫りにされています。
【多様化】じゃなく【多様性+包摂性】ということや、【ある程度の差】と【行き過ぎた貧困】とのバランスをとることなどは、「ツルツル世界とザラザラ世界」で述べられる【身体感覚】につながっていて、一律の制度や行政サービスの限界と個々の感性や現場対応力の重要性が増しているのだと思いました。
この回もとても良くて、ブログに書き留めておきたいと思いつつ、できていないままです
終了分の音声受講ができます。
https://www.ishes.org/news/2021/inws_id002887.html
湯浅さんが例えとしてあげておられる「サザエさん」がとっても象徴的で、あの番組の30分間の登場人物がサザエさんとタラちゃんだけ・・・というのが今起きている状況。家庭で不足している関係性を地域で補うことが、「支援」「やってあげる」ことじゃなくて、健全な人間生態系として、個々の特性発揮してやっていけるといいなぁ。言うは易く行うは難しだけど。
私は、今現在の町内会長という役割の視点から考えてしまうのだけれど、貧困対策の視点からもたくさんの提示があります。
「地域の食卓」「地域のちゃぶ台」「地域のお茶の間」みたいな場所が、全国津々浦々にできていくといいな
* * *
「つながり続けるこども食堂」本文より
ーーーーー
こども食堂がどこにでもある日本 へ
陽だまりのような場所
あっちにも こっちにも こども食堂
そんな やさしい未来を つくれたら、
毎日は もっとステキになると思う。
だれがやってもいい。だれが行ってもいい。
どこではじめてもいい。どんな形だっていい。
おいしくて たのしくて。 いつも だれかが そこにいて。
ヒナタにいるみたいに ふしぎと元気がわいてくる。
そんな居場所がある幸せを
全力であたりまえにしていこう。
ーーーーー
あっちにもこっちにもこども食堂
https://musubie.org/about/acchinimo/
* * *
オンライン読書会で、
大好きで尊敬する熱海の方々ともお会いできて、とっても良かったです!!!
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