the morning star ~明けの明星~

日本でも世界でも子どもたちが安心して幸せに暮らせるように☆と願う活動主婦の日記。三原市の課題や三原応援情報を発信。

緑のカーテン市民講座(かんきょう会議浮城)

2012-05-12 00:35:47 | 環境(三原市)
かんきょう会議浮城主催の「緑のカーテン市民講座」に、
たくさんの方に来ていただきました(^^)♪
全国的にもですが、三原でも、「緑のカーテン」が広がっています。
地球温暖化対策、省エネ対策として、環境省もキャンペーンをしているし、
地域でも、脱温暖化推進員ががんばっていたり、行政も動いたりで広がったのもあると思いますが、
見た目にきれいなので、「うちもやってみようかしら♪」という気持ちになったり、
実際にやった人の満足感「いいわよ~♪」っていう声が、
広がる源になっているような気がします(^^)

今日の講座の講師は、
昨年もおいでいただいた、正本 大 さん(みずえ緑地(株)代表取締役)。
広島県環境学習専門講師をしていらっしゃいます。

まず、広島市役所の緑のカーテンや、
広島市内でのコンテスト入賞の緑のカーテンなどなど、ご紹介くださいました。
ツルの誘引をせずにちゃんと伸びていくか?
植える時期をずらすとどうなるか?
越冬したものを、そのまま翌年伸ばしてもちゃんと育つかどうか?
などなど、色んなチャレンジ・研究もしておられるそうです。

取組み例として、おもしろかったのが、
(緑のカーテンではないのですが)
「ポップラドーム」という緑のドーム。
4メートルの高さで、ゴーヤ2000個!収穫したんだそうです。
おもしろいのは、その水やりの仕方で、
点滴式の水やりホースの、その元の350リットルのタンクに水を入れるのを、
たくさんの人にお願いして、1人500ミリリットルずつとか、ムリのない量を、
通勤途中とかに給水してもらうようにしたんだそうです。
それで、水道が近場にない場所ですが、元気に育ったそうです(^^)

成長の早いものは、1日に20センチも伸びるんですね!
じーーーっと見ていたら、分かるんだそうで、私も見ていたい~♪
そうやって、伸びている時に風に吹かれて、あっちにふら~り、こっちにふら~りと、
人間から見ると蛇行してネットを上っていくんですね~

そして、
実がなるものは、実がなると下のほうの葉っぱがなくなってしまうので、
どの時期に、どの高さを覆いたいかを考えて、何を植えるかを決めると良いそうです。
2段式にして、先にヒョウタンとかを伸ばしておいて、
後追いでアサガオを同じネットにはわしていく、というのでもOKとのこと。

下から上に伸ばすばかりでなく、
ペチュニアなどの鉢を上に置いて、下に伸ばしていく
というのも、ありなんですね~



緑のカーテンの効果・役割も、きちんと押さえておきたいところ。

◆生物多様性
たくさんの生物が支え合って成り立っている地球ですが、
今、1日に200種というスピードで、生物種が消えていっています。
街中に緑のカーテンなど緑が増えることで、
生き物が生息できる場所が増える、移動の中継点になることが期待できます。

◆ヒートアイランド
緑のカーテンで覆われた家の中が涼しくなるのはもちろん、外も涼しくなる。
布と葉っぱの表面温度の差が最大9℃!という資料を見せていただきました。※クリックで拡大


緑のところは、これだけ涼しい!
公園の土の部分、道路のアスファルトの部分にも注目!


夜になっても建物や舗装道路の蓄熱は30℃以上!


建物が蓄熱して放出している熱を、緑で覆ってやわらげることは、
室内が涼しくなる以上に、周りに対して効果がある!と話され、大きく納得!!!
ヒートアイランドによって、温かく湿った空気が上昇することで、
ゲリラ豪雨が発生する原因にもなっています。

そのヒートアイランドを防ぐため、緑のカーテンだけでなく、
色んな緑化があることも紹介してくださいました♪
有名なアクロス福岡(フリー素材の写真があったので使わせていただきます(^^))


東京駅丸の内(講演資料より)
1平方メートルあたり20万円だそうです!


まちぐるみでの緑化、長野県小布施町のオープンガーデン。
4キロ四方くらいの面積、人口1万人の町で、観光客が年間100万人だそうで、すごいです!
http://www.town.obuse.nagano.jp/opengarden/opengarden-index.html

緑のカーテンの内側で気持ち良く過ごせることや省エネもとても大切ですが、
外気温を下げる効果、そして、人の心に与える影響も大きそうです。
緑と親しみ、触れ合えるまちづくり、三原でもやっていきたいですねー♪

そして、
私がインタビューさせていただいたりする中でお聞きする「緑のカーテン」効果として、
それまで話したことがなかった人から話し掛けられたり、
会話が増えた、ということもよくお聞きしております(^^)♪


水やりのための、点滴式のホースや、タイマー設定できる道具など、
お世話・管理のお便利グッズも紹介していただきました。


注意点として、
オーシャンブルーなど、生育の良いノアサガオを放置してしまって、
標識などを覆ってしまったり、山を覆ってしまったり、などということも起きているそうで、
迷惑になったり、自然破壊になってしまわないように、
後の処理・管理まできちんとするようにとのことです。
本末転倒になってしまわないようにしなくては(^^)


実技のほうでご紹介いただいた技です(^^)

ヒモを渡すのに、ピンと張れずにたわんでしまったりしますよね。
先に結び目をつくって、結束バンドで固定すると、キュッとしめられますよ(^^)とのこと。


土に、鹿沼土やバーミキュライトなどを混ぜて、多孔質にしてやるほうが育ちやすいそうです。
それと、プランターの場合、水抜き穴が片側にしかなくて、
水がたまっていることに気付かず、根腐れしてしまっていた・・ということが結構あるので、
特に斜面にプランターを置く場合は、水抜き穴がどちらにあるか確認してくださいとのこと。



ゴーヤーは、今は日本全国で育てられてるんですね~
品種改良で数十種類もあるそうですが、
生育的には大きな違いはないようで、好みの実のものを選ぶと良いですよー
と言っていただきました(^^)


今年も、三原で「緑のカーテンコンテスト」がありますので、
入賞目指して、がんばっていきましょう~(^o^)/
たくさんのご応募を、お待ちしています♪♪♪


ちなみに、環境省でも、「グリーンカーテン写真コンテスト」がありますよ。
http://www.challenge25.go.jp/green/




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 5/13フェアトレードデー@岡山 | トップ | ご飯を食べて泣いたことはあ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

環境(三原市)」カテゴリの最新記事