the morning star ~明けの明星~

日本でも世界でも子どもたちが安心して幸せに暮らせるように☆と願う活動主婦の日記。三原市の課題や三原応援情報を発信。

総務財務委員会視察(北上市)

2013-07-27 21:49:10 | まちづくり
北上市滞在中に書きかけ保存したつもりのページが、保存されていませんでした((T-T)
只今すでに三原にて、ブログ更新中です。。。

三原市議は、
政務活動費として、年間30万円/1人を上限に、
各会派ごとに支給されるのですが(実費の請求額分のみ)、
それとは別に、所属の常任委員会での視察もあり、
私が所属している総務財務委員会では、
7月24~26日に、岩手県北上市、宮城県多賀城市に行かせていただきました。

三原市議会の各委員会構成はこちらのページに記載されています。
http://www.city.mihara.hiroshima.jp/gikai/iinkaimeibo/imeibo.html

委員会としての報告は別の形であるはずですので、
ざっくりと個人的な感想ということで(^^)

人口や面積、財政規模がとても三原と近くて(三原より少し小規模)、
駅前の商業施設に生涯学習センターや市民交流センターなどが入っていたり、
なんだかよく似ているなぁというのが最初の印象。

ですが、ルートイン、コンフォート、東横イン、アパホテル等々、
加えて地元の宿泊施設もとても多くて、
昔からの宿場町として、交通の便をうまく活かしている感じ。

小さな民芸品店や、お土産さんも結構あって、
駅前の商店街を抜けると


三原はなくなってしまったペアシティを思い出すような建物が(^^)
寒いところなので?、2階の連絡通路は屋根・壁付き。


上の写真の右側が、さくら野百貨店。


左側は、市民交流センター、英会話スクール、100均ショップ、駐車場など。


こちらは諏訪神社。


写真は全部、朝ジョグ時(5時半~6時半くらい)なので、
人通りはあまりないです~(^^;)
でも、お散歩中、お掃除している人、自転車で走っている人とか、
出逢うとみなさん「おはようございます!」と声を掛けてくださって、
なんだか良い雰囲気でした(´∀`*)

そして、雑然とした感じはあるながらも、
(計画的に開発したという感じではなさそう)
市役所なども含めて、駅前にコンパクトにいろんなものがある感じです。


そして、行政視察は「経営改革」
ちょうど耐震化工事中の市役所にて。


「昭和63年からの経年グラフ」をつくっておられ、
これはひょっとして、
多摩住民自治研究所の大和田先生のレクチャーを受けられたのかしら~
(多摩での開講の他、来月は、岡山県内某市市長さんへのレクチャー1日、
 同じ市の議会向け講座2日間など、全国各地自治体への出張講座もしておられます。
 どこも財政難に直面しているので、引っ張りだこで近年とてもお忙しいらしい)

それはさておき、
財政健全化法の改正で、一般会計・特別会計との連結指標となった際に、
赤字の80団体のうちの1つで有名になってしまったということで、
将来負担比率は、
北上市:149.1(H23)、157.5(H22)、189.6(H21)、206.2(H20)
三原市: 83.6(H23)、107.0(H22)、112.4(H21)、132.1(H20)
と三原より悪いものの、
公営事業への繰出金は一般会計歳出の1割前後で同じ程度あったり、
経常収支比率、公債費負担比率、地方債残高などは三原よりも大分良いし、
積立金現在高は、三原の半分くらいだけど、
インフラ整備は終わっているということで投資的経費(普通建設事業費)がずい分少ないし、
人口増などのプラス要因もあるし、
ざっくりした捉えでしかないけれど、財政的に、三原市よりずい分良い感じがしています。

けれど、今後の見通しと対策をとてもシビアに打ち出している。

よく知られるようになった「事業仕分け」という言葉は使っておられませんが、
「行政関与の見直し」ということで、
【必需性と選択性】【公益(共同消費)性と私益(個人消費)性】
という視点に基づく北上市オリジナルのマトリクスチャートで、
各事業の「仕分け」的なことをされています。
ただ、「仕分けたからこうします」ではなくて、
市役所の関与の必要性の検証をして、
各施策をつくっていく材料としての活用ということのようです。

【必需性と選択性】
行政サービスが必要不可欠なものなのか(必需性)、それとも無くても済まされるものなのか、代替の資源や手法がありえるのか。(選択性)

【公益(共同消費)性と私益(個人消費)性】
行政サービスによって利益を得る人が多数なのか(公益性)、個人的に利益を得るのか(私益性)。多くの市民のために資源・サービスを使うことになるのか(共同消費性)、個人的なものに資源・サービスを使うこととなるのか(個人消費性)。


※緑字部分はいただいた資料より引用

で、「選択」や「公益か私益か」ということになると、
一部、負担が増す部分が出てくるわけで、
その「市民への説明」については、
市内16地区単位で各2時間の住民説明会を開催して323人が参加。
税金や使用料が上がることに、反対の声が多く上がったようです。
また、説明がよく分からないという声も多くて、
資料を分かりやすく作り直し、約1ヶ月後に再び16地区単位ごとの説明会を開催。
この説明会が、H22年9月~11月初めにかけてのことで、H23年スタートを予定していたようですが、
実際のスタートは1年遅らせてH24年からとなったようです。

この導入について「ご理解いただいた」と、ご説明いただいたのですが、
この「ご理解いただく」が曲者で~と常々思ってきたことも、
市議立候補に!と思い至った理由の1つで、
「現在でも不満の声はある」とおっしゃっていましたが、
市として財政の現況・見通しから見直すべきことがあるのは当然なのですが、
そこで、いかにして、市民の納得感が得られる形で作り出していくか、
(場合によっては、意見を反映して作り直す柔軟さとともに)
がポイントなのですよね~

その点、千葉の熊谷市長さんや、松阪の山中市長さんに注目しているところなのですが、
(視察に行きたいのですが、なかなか日程調整できずにいます。。トホホ。。)
翌日の多賀城市でも、この点で参考になることがありました!

翌日の多賀城市は、午後3時に現地入りしたので、
視察テーマ「市民参加の長期総合計画づくり」で、
市民として参加された側の方のお話も伺ったのですが、
北上市では、時間がなくて、市民の方々がこの「経営改革」をどう受け止めておられるのか、
直接知ることができずに残念でした。

とは言え、
「市の役割の検証」のための上記マトリクスづくりを始め、
この「経営改革」のプロジェクトを、
役付でない職員さん5人でまとめられたということで、
その熱意が感じられる説明でした!!!

「本市財政は健全です」なんてことは書きません~
と言われていた北上市広報から、H23年度決算報告のページの1部を掲載させていただきます。


同様のものを三原市の数字でつくると、こうなります。

ビジネスマンの夫からは、
他市と比較・競争するんじゃない、
三原市にとってどうかがイチバン大事!
とよく注意されるんですけれども、つい・・・(^^;)


最後に、こちらを!!!
美味しいご飯、美味しい北上牛もいただきました!!!



北上市公式サイト
 http://www.city.kitakami.iwate.jp/

広報きたかみ(上記のH23年度決算報告はH24年10月26日号より)
 http://www.city.kitakami.iwate.jp/sub04/koucho/kouchou04/index.html




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 中国でウラン処理施設が白紙撤回 | トップ | 結婚&恋愛心理学ワークショップ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

まちづくり」カテゴリの最新記事