the morning star ~明けの明星~

日本でも世界でも子どもたちが安心して幸せに暮らせるように☆と願う活動主婦の日記。三原市の課題や三原応援情報を発信。

2014-10-14 04:07:57 | Weblog
田坂先生からお送りいただく「風の便り」を
時々転載させていただいていますが、今回も(^^)


ここから転載
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 田坂広志 「風の便り」 特選  第161便
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 東洋思想とカオスの縁



 生命的な現象は、いかなる条件で生まれるか。

 この問いが、いま、
 現代科学の最先端、「複雑系」の研究において
 大きなテーマとなっていますが、
 その中で、興味深い言葉が使われています。


 「カオスの縁」


 生命的な現象は、
 あまりに秩序立った「オーダー」の領域でもなく、
 あまりに混沌とした「カオス」の領域でもない、
 その中間の領域、すなわち、
 「カオスの縁」において生じる。

 たしかに、生命は、
 すべての分子が秩序立った結晶の中に収まる
 「氷結」の世界では生まれず、
 また、すべての分子が自由に空間を飛び回る
 「灼熱」の世界でも生まれません。

 そして、この「カオスの縁」の理(ことわり)は、
 物理や化学、生命や生物の世界だけでなく、
 精神や文化、人間や組織の世界においても、
 同様です。

 あまりに秩序立った「軍隊型」の組織においても、
 あまりに自由奔放な「放任型」の組織においても、
 生命力に満ちた創造的な営みは生まれてきません。

 そのことを考えるとき、
 この「カオスの縁」という言葉が、
 東洋思想の真髄にある、二つの言葉と
 類似の響きを持っていることに、気がつきます。


 「中道」
 「中庸」


 この言葉は、現代科学が生まれる遥か昔、
 東洋思想の深遠な生命観が、
 「カオスの縁」を洞察した言葉だったのかもしれません。



 2004年10月18日
 田坂広志


ここまで転載~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


人口減少・少子高齢化
気候変動
自然災害の増加
経済成長の鈍化
・・・・・
たくさんの変化が顕著になってきていて、
私たちも、発想、考え方の変化を迫られていることは間違いないと思います。

変化を生み出す
新しいものを生み出す
そのために、必要なこととしての「カオスの縁」に「なるほどー!!」というのと、
「ご縁」の「えん」って、「縁(ふち)」なんだ・・・!と、「なるほどー!!」です(^^)

あなたの縁(ふち)と、私の縁(ふち)とが、繋がること。
それが、ご縁(えん)なんですね。
英語でいうと「関係性(relation)」「結ぶ(ties)」「くっつく(bond)」とかだと思うけれど、
「ご縁」って、なんと儚い。
「袖触れ合うも・・・」の日本語の感性が、やっとピンときた感じです。


「ご縁」のきっかけは、どこにでも、たくさんある。

「ご縁」は、そこにあっても、気が付かないことも多い。

「ご縁」は、とっても儚くて、大切にしないと切れてしまう。

「縁」は、変化を生み出すもの。


「みどりのはらっぱ」通信5号に、返信用のハガキをつけて、
・三原のまちで、人と人とのつながりを感じるのは、どのような時ですか?
・地域のつながりが希薄になることで、不安、困ると思うことは何ですか?
という質問も入れているのですが、
返信としていただく内容で、「ご近所どうしの無関心が増えている」というのが結構あります。

そこに存在している「ご縁」を、
どう気が付いてもらって、きっかけをつくり、「つながり」にしていけるか、
コミュニティの「変化」を生み出すのに必要なことですね(^^)



通信第5号は、
http://andoshiho.jimdo.com/会について/
からダウンロードしていただくことができます。






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