三原市では、ごみ排出量を減らすために、
現行のシール制度を見直し、有料化の検討をしています。
有料化について、まわりの人にアンケートをしてみた結果をこちらに載せています。
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/a14c0e50431cecb41da70ee1590c804d
11/21審議会の報告はまた~と書いて、それきりになっていたのですが、
1/31に第4回の審議会がありました。
三原市の提案では、指定袋(+有料化)の対象は【もやすごみ】のみ。
理由としては、
・市民負担が増えることに対する配慮
・【もやさないごみ】【資源ごみ】は、現状で排出量が減っている
なのですが、ごみ処理費用を考えると、
【資源ごみ】のほうが処理単価が高いため、継続審議として、
検討資料を出してもらうように、前回(11/21)お願いしました。
で、今回(1/31)、
【もやさないごみ】と【資源ごみ】の排出量の推移データとともに、
それぞれを指定袋(+有料化)にした場合に考えられる課題を整理して
資料を出してくださいました。
【資源ごみ】の課題と考えられるのは、
・現行の資源ごみの出し方だと、資源ごみ用に袋が3種類必要となり、市民の負担が増える
・これをまとめて出すとなると、せっかく定着した分別意識が薄れると考えられる、
また、不燃物処理場での分別手作業が増え、コスト増
・袋の種類が増えることで作成費が増額となる
・指定袋の単価は市販のものより高くなるため、手間だけでなく費用的にも市民負担が増える
また、現行制度でH18年からH22年の4年で17%の削減となっているため、
現行の出し方を続け、指定袋(+有料化)の対象外としたい
というのが三原市環境管理課の提案で、
私としても、現時点ではこの方向で・・ということにさせていただきました。
ただ、私のほうも資料を出させていただき、
ごみの排出重量としては、資源ごみは少ないけれども、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/b7/317da5a7f6d17fe9f431e02d661e9a13.jpg)
処理費用で比較すると、資源ごみは処理単価が高く、比率が大きく変わってくること、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/f0/f6ac207216309c17142480c92017d28b.jpg)
を発言させていただきました。
ただし、三原市は廃棄物会計の対応となっていないので、
処理単価については全国的な値ですし、
三原市の資源ごみ内訳が【金属類鉄】【金属類非鉄】なのですが、
私が持っている資料では【スチール缶】【アルミ缶】の処理単価なので、
上のグラフは、正確に三原市の状況を表しているものではありません。
ごみの有料化にあたっては、経費の明細を公開するべきとの意見が、
私が個人的に行ったアンケートでもありましたし、
環境管理課が行われた市内団体へのヒアリング調査でもありました。
ごみの減量を目指すことはもちろんなのですが、
ごみ処理をするにあたって、何に経費がかかっているのかを明らかにすることもとても大切で、
また、有料化による負担の根拠を明確にするためにも、
廃棄物会計の整備をお願いしました。
環境管理課としても、この点の課題意識を持っていただいているようです。
が、なんと言っても複雑な廃棄物会計。
大変ではあるのですが、でもやっぱり必要だと思います。
私個人のアンケートでいただいた意見で、
「税金を払っているのだから、有料化にするのはおかしい」という声もあったのですが、
税金での処理では、ごみをたくさん出す人も、努力してごみを減らしている人も、
同様に負担することになってしまいます。
これを、ごみ減量をがんばる人は金銭負担が少なくなり、
応分負担になると考えていただけたらと思います。
ただし、オムツが必要な家族がおられる等、事情によりごみが増える場合、
生活保護を受けておられる等の場合の減免制度も適用予定です。
もう1つ、前回の会議で継続審議をお願いしたのが、
清掃工場への直接搬入のごみを対象にするかどうか、です。
ごみの減量を目指すのであれば、
直接搬入している人のほうが、ごみをたくさん出している可能性がありそうだし、
応分負担のための有料化と考えるのであれば、処理経費は運搬費用だけではないし、
直接搬入量の割合によっては、指定袋(+有料化)対象にすることを考える必要があるのではないか、
また、現段階では対象外にするにしても、有料化後の変化を見るためにも、
現状の直接搬入量を把握しておく必要があると思いました。
H22年度で、ごみ総排出量に占める直接搬入量の割合は約14%。
H17~H22年度の重量比較で18%減とのことで、
不法投棄につながる可能性も大だし、
直接搬入の人へのごみ減量の啓発をお願いしつつ、
対象外で・・・と発言させていただいたのですが、
「実は…」と環境管理課長。
ここで大きな課題が発覚。
H17~H22年度で直接搬入量は減っているものの、
搬入台数でみると、
H20年度21,363台
H21年度25,661台
H22年度29,093台
H23年度31,700台
最後の23年度は当然1~3月分がこれからまだ追加になります。
調査はされていないので推測にすぎませんが、
以前は引っ越しや草木の剪定、家具の買い替えなど、大量ごみが出る時に直接搬入していたのが、
日常的に直接搬入する人が増えているのかもしれません。
H23年度の31,700台を、1~3月分と土日を除いた195日で割ると、
1日あたり162台。
年末は、県道へも搬入を待つ車列が続いたそうです。
世帯数の1%足らずに過ぎませんが、
50円のごみシールを買うことを回避して、恵下谷の清掃工場まで持っていくことを考えたら、
結構多い数だなぁと感じます。
また、これが、有料化によってどうなっていくかも心配です。
この直接搬入によって増えるCO2排出量のこともあり、
こちらの対策も、今後の大きな検討課題です。
不法投棄・野焼き対策も必要ですが、
ごみを減らすための様々な啓発、
環境の現状などもともに学ぶ出前講座なども
合わせてやっていく必要があるのだろうな~と思います。
ちなみに我が家のごみはというと、
1月は全くごみを出さず、
2月に入って【もやすごみ】1.8kgをゴミステーションに出しました。
コンポストに入れている生ごみの量は量っていません。
エネルギーについては、以前から我が家のデータをまとめているのですが、
今年は、ごみについても、まじめにデータをとって、分析してみようと思います(^^)
あ、それと、今回の記事内で「指定袋(+有料化)」と書いていますが、
1/31の第4回審議会では、「指定袋+有料化」として答申することになりました。
この審議会における「有料化」の定義は、
指定ごみ袋にした場合の、
袋の生産実費に、ごみ処理費を上乗せすることを「有料化」とする。
袋そのものの実費の市民負担は「有料化」とはならない。
ということになっています。
補足)
廃棄物会計について
http://www12.atwiki.jp/kankyoanzen/pages/36.html
現行のシール制度を見直し、有料化の検討をしています。
有料化について、まわりの人にアンケートをしてみた結果をこちらに載せています。
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/a14c0e50431cecb41da70ee1590c804d
11/21審議会の報告はまた~と書いて、それきりになっていたのですが、
1/31に第4回の審議会がありました。
三原市の提案では、指定袋(+有料化)の対象は【もやすごみ】のみ。
理由としては、
・市民負担が増えることに対する配慮
・【もやさないごみ】【資源ごみ】は、現状で排出量が減っている
なのですが、ごみ処理費用を考えると、
【資源ごみ】のほうが処理単価が高いため、継続審議として、
検討資料を出してもらうように、前回(11/21)お願いしました。
で、今回(1/31)、
【もやさないごみ】と【資源ごみ】の排出量の推移データとともに、
それぞれを指定袋(+有料化)にした場合に考えられる課題を整理して
資料を出してくださいました。
【資源ごみ】の課題と考えられるのは、
・現行の資源ごみの出し方だと、資源ごみ用に袋が3種類必要となり、市民の負担が増える
・これをまとめて出すとなると、せっかく定着した分別意識が薄れると考えられる、
また、不燃物処理場での分別手作業が増え、コスト増
・袋の種類が増えることで作成費が増額となる
・指定袋の単価は市販のものより高くなるため、手間だけでなく費用的にも市民負担が増える
また、現行制度でH18年からH22年の4年で17%の削減となっているため、
現行の出し方を続け、指定袋(+有料化)の対象外としたい
というのが三原市環境管理課の提案で、
私としても、現時点ではこの方向で・・ということにさせていただきました。
ただ、私のほうも資料を出させていただき、
ごみの排出重量としては、資源ごみは少ないけれども、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/b7/317da5a7f6d17fe9f431e02d661e9a13.jpg)
処理費用で比較すると、資源ごみは処理単価が高く、比率が大きく変わってくること、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/f0/f6ac207216309c17142480c92017d28b.jpg)
を発言させていただきました。
ただし、三原市は廃棄物会計の対応となっていないので、
処理単価については全国的な値ですし、
三原市の資源ごみ内訳が【金属類鉄】【金属類非鉄】なのですが、
私が持っている資料では【スチール缶】【アルミ缶】の処理単価なので、
上のグラフは、正確に三原市の状況を表しているものではありません。
ごみの有料化にあたっては、経費の明細を公開するべきとの意見が、
私が個人的に行ったアンケートでもありましたし、
環境管理課が行われた市内団体へのヒアリング調査でもありました。
ごみの減量を目指すことはもちろんなのですが、
ごみ処理をするにあたって、何に経費がかかっているのかを明らかにすることもとても大切で、
また、有料化による負担の根拠を明確にするためにも、
廃棄物会計の整備をお願いしました。
環境管理課としても、この点の課題意識を持っていただいているようです。
が、なんと言っても複雑な廃棄物会計。
大変ではあるのですが、でもやっぱり必要だと思います。
私個人のアンケートでいただいた意見で、
「税金を払っているのだから、有料化にするのはおかしい」という声もあったのですが、
税金での処理では、ごみをたくさん出す人も、努力してごみを減らしている人も、
同様に負担することになってしまいます。
これを、ごみ減量をがんばる人は金銭負担が少なくなり、
応分負担になると考えていただけたらと思います。
ただし、オムツが必要な家族がおられる等、事情によりごみが増える場合、
生活保護を受けておられる等の場合の減免制度も適用予定です。
もう1つ、前回の会議で継続審議をお願いしたのが、
清掃工場への直接搬入のごみを対象にするかどうか、です。
ごみの減量を目指すのであれば、
直接搬入している人のほうが、ごみをたくさん出している可能性がありそうだし、
応分負担のための有料化と考えるのであれば、処理経費は運搬費用だけではないし、
直接搬入量の割合によっては、指定袋(+有料化)対象にすることを考える必要があるのではないか、
また、現段階では対象外にするにしても、有料化後の変化を見るためにも、
現状の直接搬入量を把握しておく必要があると思いました。
H22年度で、ごみ総排出量に占める直接搬入量の割合は約14%。
H17~H22年度の重量比較で18%減とのことで、
不法投棄につながる可能性も大だし、
直接搬入の人へのごみ減量の啓発をお願いしつつ、
対象外で・・・と発言させていただいたのですが、
「実は…」と環境管理課長。
ここで大きな課題が発覚。
H17~H22年度で直接搬入量は減っているものの、
搬入台数でみると、
H20年度21,363台
H21年度25,661台
H22年度29,093台
H23年度31,700台
最後の23年度は当然1~3月分がこれからまだ追加になります。
調査はされていないので推測にすぎませんが、
以前は引っ越しや草木の剪定、家具の買い替えなど、大量ごみが出る時に直接搬入していたのが、
日常的に直接搬入する人が増えているのかもしれません。
H23年度の31,700台を、1~3月分と土日を除いた195日で割ると、
1日あたり162台。
年末は、県道へも搬入を待つ車列が続いたそうです。
世帯数の1%足らずに過ぎませんが、
50円のごみシールを買うことを回避して、恵下谷の清掃工場まで持っていくことを考えたら、
結構多い数だなぁと感じます。
また、これが、有料化によってどうなっていくかも心配です。
この直接搬入によって増えるCO2排出量のこともあり、
こちらの対策も、今後の大きな検討課題です。
不法投棄・野焼き対策も必要ですが、
ごみを減らすための様々な啓発、
環境の現状などもともに学ぶ出前講座なども
合わせてやっていく必要があるのだろうな~と思います。
ちなみに我が家のごみはというと、
1月は全くごみを出さず、
2月に入って【もやすごみ】1.8kgをゴミステーションに出しました。
コンポストに入れている生ごみの量は量っていません。
エネルギーについては、以前から我が家のデータをまとめているのですが、
今年は、ごみについても、まじめにデータをとって、分析してみようと思います(^^)
あ、それと、今回の記事内で「指定袋(+有料化)」と書いていますが、
1/31の第4回審議会では、「指定袋+有料化」として答申することになりました。
この審議会における「有料化」の定義は、
指定ごみ袋にした場合の、
袋の生産実費に、ごみ処理費を上乗せすることを「有料化」とする。
袋そのものの実費の市民負担は「有料化」とはならない。
ということになっています。
補足)
廃棄物会計について
http://www12.atwiki.jp/kankyoanzen/pages/36.html
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