三原のお隣、竹原市で、
小学生と地域の大人の方々が対象!という環境学習をさせていただきました(^^)
小学校での環境学習の授業や、大人の方対象の講演などさせていただくのですが、
大人と子ども一緒のプログラムというのは初チャレンジ☆
ご依頼いただいた4月の時点で、いったいどんな内容にしたら良いやら~?
と思いつつ、おもしろそうなのでお受けさせていただきました。
大人と子どもの交流にもなればとのご要望もあったので、
昔と今の違いを大人と子どもで伝えあって一緒に考えていく
という流れに(^^)
まず最初に、
ご参加の大人の皆さんが子どもの頃、どんな遊びをしていたか、
そして、今の子ども達がどんな遊びをしているか、
それぞれグループで話してもらい、
グループごとに、子ども達から発表してもらうので、
おじちゃん・おばちゃんの話をよくきいてねー
ということでスタート。
大人のみなさんも、楽しそうに子ども時代の話をしてくださってました(^^)
出てきた遊びはこんな感じ。(画像クリックで拡大)
意外にも!外でしっかり遊んでいる子ども達!
「ゲームとかはせんのん?」(広島弁:せんのん→標準語:しないの)
と訊いてみると、やってるけど、出さなかったらしい(^_^;)
でも、いっぱい外で遊んでいるのは、とっても嬉しい♪
一般的には、
今の遊びは、その遊び専用の道具が必要だったり、電気が必要だったり。
昔の遊びは、自然のもの、暮らしの中にあるものを活かした遊びが多い。
・・・という遊びの変化ひとつとっても、
私たちの今の生活が、電力消費量が増えたり、ごみを増やしたり、
という社会問題をつくり出していることを納得してもらえたようです。
そして、遊びにしても、
環境により良い遊び、そうでもない遊びがあるわけですねー。
そして、それは、健康にとって良い悪いと重なる部分もあります。
環境に良い遊びをしよう!外で、自然の中でしっかり遊ぼう!
そして、地域の自然に目を向けてみると・・・
昔と今と、どんなふうに変わってきているのでしょうか?
また、グループ内で、大人から子どもに伝えてもらい、子ども達が発表。
上がってきたのは、こんな内容。
(私が書いたものですが、「糞」という字が微妙に違ってました(^_^;))
(画像クリックで拡大)
ふだん、それぞれ感じていること、
「あら、やっぱりそう?」みたいな感じで、みんなで共有できました。
そして、実際に暮らしの中で感じていることを裏付けるデータをご紹介。
「潮位が20センチは上がっとるんじゃないか思うんよ」と言われてたのですが、
まさに、この40年で20センチ以上上昇というデータです。
広島県の温度上昇の様子、熱帯の魚が見られるようになっていること、
などなど、広島県が発行している「データで見る温暖化」の資料を見てもらいました。
「データで見る温暖化」はこちらからダウンロードできます。
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/21695.pdf
ここで、子ども達から質問。
「なぜ二酸化炭素が出ると、地球の温度が上がるのですか?」
「地球温暖化が激しくなると、この町はどうなるのですか?
僕は、木や草が枯れてしまうんじゃないかと思っています」
「地球温暖化になると、絶滅する動物はたくさんいるのですか?」
ということで、温暖化のメカニズムの説明、
そして、今すでに起きている温度上昇や海水面の上昇などが進むこと、
動物は自分が住みやすい所へ移動できるから、南の魚が竹原にやってくるようになったけど、
移動できない植物はどうなるかな?枯れちゃうかもしれないよね。。
ここで、我が家のカエルちゃんが、どうしても付いてくると言って
一緒に来たのよ~と登場~♪(実際はKermit the Frogのパペット)
竹原の自然の変化を出してもらった中にもあったけど、
田んぼが草むらになってしまったり、オタマジャクシが減ったり。。。
これは竹原だけのことじゃないんだよ。
世界中で、7分間に1種類ずつ、地球からいなくなってしまっている生物がいる。
1日では200種!大変なことなんだよ!
ボクたちの声をちゃんと聞いてね~~~ というカエルちゃん。
私たち人間が生きるために必要な酸素。
これをつくっているのは?
「木ー!」
生きるために必要な食べ物。
これをつくってくれてるのは?
「お母さーん」
じゃあ、お母さんが作ってくれる前、お米や小麦を作っているのは?
「土ー!」(おー!ストレートに「土」と出てくるのはすごい!と感激)
じゃあ、土を作っているのは誰~?
「みみずー!」
そうそう。こうやって考えていくと、人間が生きていくためには、
いろんな生き物とつながっていて、いろんな生き物がみんなとっても大切なんよ~
生き物が減っている理由としては、
①人間が自然を壊したり汚したりして、住めなくなっている動物たちがいること
②持ち込まれた外来種によって駆逐されていること
③人間がとりすぎていること
(食べ物を残さないようにしよう!)
(食べられるだけ買って、食べられるだけ作るようにしよう!)
それから、ごみの話。
ごみ焼却炉の数を他の国と比べたり、
モノの売り方の違いを、他の国と比べたり、
これ↑はブラジルのスーパーの写真です。
ごみを減らす基本は3R!
リデュース・リユース・リサイクル!
子どもから
「地球温暖化防止で、今自分でできる対策はありますか?」
という質問があったので、
家庭の何からCO2が出ているのか、こんなグラフを見てもらったり、
http://www.jccca.org/chart/chart04_06.html
こんなグラフをヒントに、
http://www.jccca.org/chart/chart05_05.html
どうしたらいいかをグループごとに考えて、発表してもらいました。
それぞれ、いっぱい出してくれました!
(画像クリックで拡大)
最後に、子どもから、
「地球にやさしいエネルギーは、どんなものがありますか?
僕は、人間や動物の力があると思います。」
って、素晴らしい~~~!!!
原発事故があって、エネルギーが大きな課題になっているけど、
メインの話題になっているのは
・原発を動かすか動かさないか、とか、
・電気をどうやって作るか、とか。。。
だけど、エネルギーっていうのは、
モノを動かす力だったり、熱を作ることで、
「遊び」の中で出てきた「おしくらまんじゅう」も立派なエネルギー!
自由な発想で、モノを動かす、温める、涼しくするということを考えてみて~!!!
さらに最後に、子どもから
「環境問題に興味を持ったきっかけを教えてください」
「この仕事をしていて、嬉しいことや大変なことを教えてください」
子どもの頃に自然の中で遊んでいたこと、その体験から、
今の自然の変化を感じるようになってきている。
今日のテーマを「自然から学ぶ環境問題~竹原の自然に目を向けよう、耳を傾けよう」
とさせてもらったけれど、いっぱい自然の中で遊んで、自然からの声をきいてほしい
とお伝えしました。
大変なことは、
市や県や日本や世界で見ると、なかなか解決への道が開けない、変わっていかない
ということがあるけど、
こうやって、なんとかしよう!自分にできることをやろう!という人に出逢えるのが
何より嬉しいこと。だから今日は本当に嬉しいよ~♪
さらにさらに最後に、
セヴァン・スズキさんの「伝説のスピーチ」ビデオを見てもらおうと準備してたのですが、
時間をオーバーしてしまい、ビデオはやめて、ちょっとだけその話をさせてもらいました。
子どもには大人を変える力があること。
大人は子どもの声・想いに応えてほしいこと。
こんな、大人と子どもと一緒に環境学習をする場があること自体、
すでに、とってもステキな地域ですが、ますますステキな町になってほしいなー♪
と思います(^^)
本当に楽しい1日でした☆☆☆
小学生と地域の大人の方々が対象!という環境学習をさせていただきました(^^)
小学校での環境学習の授業や、大人の方対象の講演などさせていただくのですが、
大人と子ども一緒のプログラムというのは初チャレンジ☆
ご依頼いただいた4月の時点で、いったいどんな内容にしたら良いやら~?
と思いつつ、おもしろそうなのでお受けさせていただきました。
大人と子どもの交流にもなればとのご要望もあったので、
昔と今の違いを大人と子どもで伝えあって一緒に考えていく
という流れに(^^)
まず最初に、
ご参加の大人の皆さんが子どもの頃、どんな遊びをしていたか、
そして、今の子ども達がどんな遊びをしているか、
それぞれグループで話してもらい、
グループごとに、子ども達から発表してもらうので、
おじちゃん・おばちゃんの話をよくきいてねー
ということでスタート。
大人のみなさんも、楽しそうに子ども時代の話をしてくださってました(^^)
出てきた遊びはこんな感じ。(画像クリックで拡大)
意外にも!外でしっかり遊んでいる子ども達!
「ゲームとかはせんのん?」(広島弁:せんのん→標準語:しないの)
と訊いてみると、やってるけど、出さなかったらしい(^_^;)
でも、いっぱい外で遊んでいるのは、とっても嬉しい♪
一般的には、
今の遊びは、その遊び専用の道具が必要だったり、電気が必要だったり。
昔の遊びは、自然のもの、暮らしの中にあるものを活かした遊びが多い。
・・・という遊びの変化ひとつとっても、
私たちの今の生活が、電力消費量が増えたり、ごみを増やしたり、
という社会問題をつくり出していることを納得してもらえたようです。
そして、遊びにしても、
環境により良い遊び、そうでもない遊びがあるわけですねー。
そして、それは、健康にとって良い悪いと重なる部分もあります。
環境に良い遊びをしよう!外で、自然の中でしっかり遊ぼう!
そして、地域の自然に目を向けてみると・・・
昔と今と、どんなふうに変わってきているのでしょうか?
また、グループ内で、大人から子どもに伝えてもらい、子ども達が発表。
上がってきたのは、こんな内容。
(私が書いたものですが、「糞」という字が微妙に違ってました(^_^;))
(画像クリックで拡大)
ふだん、それぞれ感じていること、
「あら、やっぱりそう?」みたいな感じで、みんなで共有できました。
そして、実際に暮らしの中で感じていることを裏付けるデータをご紹介。
「潮位が20センチは上がっとるんじゃないか思うんよ」と言われてたのですが、
まさに、この40年で20センチ以上上昇というデータです。
広島県の温度上昇の様子、熱帯の魚が見られるようになっていること、
などなど、広島県が発行している「データで見る温暖化」の資料を見てもらいました。
「データで見る温暖化」はこちらからダウンロードできます。
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/21695.pdf
ここで、子ども達から質問。
「なぜ二酸化炭素が出ると、地球の温度が上がるのですか?」
「地球温暖化が激しくなると、この町はどうなるのですか?
僕は、木や草が枯れてしまうんじゃないかと思っています」
「地球温暖化になると、絶滅する動物はたくさんいるのですか?」
ということで、温暖化のメカニズムの説明、
そして、今すでに起きている温度上昇や海水面の上昇などが進むこと、
動物は自分が住みやすい所へ移動できるから、南の魚が竹原にやってくるようになったけど、
移動できない植物はどうなるかな?枯れちゃうかもしれないよね。。
ここで、我が家のカエルちゃんが、どうしても付いてくると言って
一緒に来たのよ~と登場~♪(実際はKermit the Frogのパペット)
竹原の自然の変化を出してもらった中にもあったけど、
田んぼが草むらになってしまったり、オタマジャクシが減ったり。。。
これは竹原だけのことじゃないんだよ。
世界中で、7分間に1種類ずつ、地球からいなくなってしまっている生物がいる。
1日では200種!大変なことなんだよ!
ボクたちの声をちゃんと聞いてね~~~ というカエルちゃん。
私たち人間が生きるために必要な酸素。
これをつくっているのは?
「木ー!」
生きるために必要な食べ物。
これをつくってくれてるのは?
「お母さーん」
じゃあ、お母さんが作ってくれる前、お米や小麦を作っているのは?
「土ー!」(おー!ストレートに「土」と出てくるのはすごい!と感激)
じゃあ、土を作っているのは誰~?
「みみずー!」
そうそう。こうやって考えていくと、人間が生きていくためには、
いろんな生き物とつながっていて、いろんな生き物がみんなとっても大切なんよ~
生き物が減っている理由としては、
①人間が自然を壊したり汚したりして、住めなくなっている動物たちがいること
②持ち込まれた外来種によって駆逐されていること
③人間がとりすぎていること
(食べ物を残さないようにしよう!)
(食べられるだけ買って、食べられるだけ作るようにしよう!)
それから、ごみの話。
ごみ焼却炉の数を他の国と比べたり、
モノの売り方の違いを、他の国と比べたり、
これ↑はブラジルのスーパーの写真です。
ごみを減らす基本は3R!
リデュース・リユース・リサイクル!
子どもから
「地球温暖化防止で、今自分でできる対策はありますか?」
という質問があったので、
家庭の何からCO2が出ているのか、こんなグラフを見てもらったり、
http://www.jccca.org/chart/chart04_06.html
こんなグラフをヒントに、
http://www.jccca.org/chart/chart05_05.html
どうしたらいいかをグループごとに考えて、発表してもらいました。
それぞれ、いっぱい出してくれました!
(画像クリックで拡大)
最後に、子どもから、
「地球にやさしいエネルギーは、どんなものがありますか?
僕は、人間や動物の力があると思います。」
って、素晴らしい~~~!!!
原発事故があって、エネルギーが大きな課題になっているけど、
メインの話題になっているのは
・原発を動かすか動かさないか、とか、
・電気をどうやって作るか、とか。。。
だけど、エネルギーっていうのは、
モノを動かす力だったり、熱を作ることで、
「遊び」の中で出てきた「おしくらまんじゅう」も立派なエネルギー!
自由な発想で、モノを動かす、温める、涼しくするということを考えてみて~!!!
さらに最後に、子どもから
「環境問題に興味を持ったきっかけを教えてください」
「この仕事をしていて、嬉しいことや大変なことを教えてください」
子どもの頃に自然の中で遊んでいたこと、その体験から、
今の自然の変化を感じるようになってきている。
今日のテーマを「自然から学ぶ環境問題~竹原の自然に目を向けよう、耳を傾けよう」
とさせてもらったけれど、いっぱい自然の中で遊んで、自然からの声をきいてほしい
とお伝えしました。
大変なことは、
市や県や日本や世界で見ると、なかなか解決への道が開けない、変わっていかない
ということがあるけど、
こうやって、なんとかしよう!自分にできることをやろう!という人に出逢えるのが
何より嬉しいこと。だから今日は本当に嬉しいよ~♪
さらにさらに最後に、
セヴァン・スズキさんの「伝説のスピーチ」ビデオを見てもらおうと準備してたのですが、
時間をオーバーしてしまい、ビデオはやめて、ちょっとだけその話をさせてもらいました。
子どもには大人を変える力があること。
大人は子どもの声・想いに応えてほしいこと。
こんな、大人と子どもと一緒に環境学習をする場があること自体、
すでに、とってもステキな地域ですが、ますますステキな町になってほしいなー♪
と思います(^^)
本当に楽しい1日でした☆☆☆
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