the morning star ~明けの明星~

日本でも世界でも子どもたちが安心して幸せに暮らせるように☆と願う活動主婦の日記。三原市の課題や三原応援情報を発信。

9月議会まとめ-2

2013-10-21 04:28:29 | まちづくり
9月議会のまとめは、9月29日に書いていたのですが
閉会中の継続審査として、先週決算特別委員会がありましたので、
9月議会まとめその2ということで書いておきます。

10月15~18日の4日間。
15、16、17日の3日間は、それぞれ1項目について質問させていただきました。
初日と3日目は玉砕~~~ということで、
すでにブログに書いていますが、
2日目は、新規就農支援のことについて質問しました。

就農の促進ということで、
月額7万円を支給して1年間の研修を受けるもの。
1年間での枠は2人ですが、
これまでに研修を受けた9人の方すべて、その後就農しておられるとのこと。
これはこれで成果が出ているものと思いますが、
就農後の支援も大切だと思います。

9人のうち、お一人は農業の企業への就職、
5人は親から引き継ぐ形で就農とのことですが、
3人は自分で新規就農。
国の制度での補助金を受けられるのですが、
それもいつまでもあるものでもないでしょうし、
基本は、自立できるような支援をすることでしょう。

今現在は、就農後の支援として、
国の補助金があること、
営農センターで相談できること、
しかないようですが、
販売ルートを確保していけるようなマッチングの場ができないものかと考えています。

農業の大切さは、食料供給というだけでなく、
自然資本、生態系サービスとして、大きく見直されつつあるところ。
後継者不足が大きな課題である今、貴重な人材が、
自立して農業で生活していけるようにすることはとても大切です。

林業のほうですが、
下川町の森林組合は、就職希望者がエントリーして順番待ちになるほどですが、
三原で就農したら、農作物をどんどん買ってもらえる!という噂で、
就農者がどんどん増える好循環ができるくらいになると良いなぁ!と思います。

国の政策では、法人化など、農地を集約したり効率の良い農業を目指す方向で、
それもそれでありでしょうけれど、
三原のように谷間だったり、斜面だったりの田んぼも多いところでは、
個人の農家さんの、生活と密着した農業というスタイルでないと
やっていけない地域も多いはず。
それぞれにあった形で、農と自然を守っていけると良いなと思います。

他の議員さんから、
学校給食での地産地消を進める取組みとして、
5000食をまかなえるだけの納入ができる事業者さんは限られることから
(1日にタマネギ400キロとか、いるんだそうです!)
契約栽培で、タマネギだけ、ここと、ここと、みたいにしては?
とのご意見があり、私も大賛成です!!
東広島市内の小学校に取材に行かせていただいた時に、
小学校でかなり大規模に畑をしておられて、
センター給食で使うカボチャを、年間1~2回、
その学校でつくったものを使っているんだそうです。
こんなことができると良いなぁ!!

地産地消に積極的に取り組んでいる今治市で、
学校給食で使う小麦を市内でつくれないかと、
農家さんを募集して、買取前提でつくってもらうようにした、
なんていう事例もあるようですし、
ぜひぜひ、三原でも地産地消をしっかり進めていきたいです!!!



決算委員会の最終日は、「意見交換会」と題して、
市役所の部長職以上のみなさまと議会議員との食事会もありまして、
お酒の席でのことを書くつもりはないのですが、
私の基本姿勢について、とても大切なご質問をいただいたので、
そのことだけ書き留めておきます。

「市民参加」をしつこく訴えている私ですが(^^)、
その担当部長さんから、
「市民の声をきくと言っても、本当にたくさんの幅広い意見が出る、
 決めていくのが、とても大変になるけれども、
 それでも、きく覚悟がありますか?」と。
実際は、「覚悟」という言葉も使われなかったし、
もっとソフトな言い回しでご質問くださったのですが(^^ゞ
そして、
自信を持って、「はい!」とお答えしました。

基本的に、私は、
「やってください」ではなく、
「一緒にやりましょう!」です。

異なるいろんな意見の人と話をすることは、
堂々巡りの議論しかできない人もおられ、
そういう時は、エネルギーを奪われて、本当に疲れるのは確かです。
それでも、やっていかなくてはいけないことだと思っています。

枝葉の議論だと、どっちを採るか・・ということになってしまうわけですが、
幹や根っこの部分の共有をしっかりやっていくことが、大切。
時間はかかるのですが。
目的の共有をした上で、その目的だったら、こんなやり方もあるよとか、
こういう立場の人たちの視点が置き去りになっていないかなとか、
部分最適から、全体最適へと思考を広げていくことや、
異なる意見を交わらせて、イノベーションしていくことが、
今、求められているのだと思います。

私の場合は、私という入れ物に、いろんなものがどんどん入ってくる感じで、
まず、へぇ~!そんなふうに考えるんですね!と、面白がる、
そして、なんで、そう思うのか?尋ねると、自分にはなかった視点を得られる場合もあって、
割と楽しむことができています。

行政として・・ということになると、
また別の難しさがあるのも事実でしょうけれど。

今回の決算委員会で、臨時財政対策債について質問した時と、
→ http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/b3f630175fa9ddffeb48fe19bbaa9d14
半年前の3月に、ブログに臨時財政対策債について書いた時と、
→ http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/7e2bea155726c8d72f21f7cc931c7981
訴え方が変わっているのですが、
それは、新人議員の勉強会や、決算委員会で、
他の方の異なる意見や視点をきいたからこその変化です。
「どういう部分だったら共感してもらえるかなぁ」と考えて。

九条の会で街宣をしていて、いちゃもんをつけられることもあるのですが、
そういう方とも、その場でしっかり話をして、握手をして別れる、なんていう体験も、
異なる意見の人と交わる強さにつながっているのかもしれません。
もちろん、うまくいくことばかりではありませんが(^^)

今、いちばん頭を悩ませているのは、国民健康保険のこと。
国保税が高い、払うのが大変、という切実さも分かるし、
社会保障という観点から、すべての人が守られるべきことも分かるし、
特別会計は独立採算であるべきことや、市の財政全体の厳しさも分かる。
そのどちらにも共感できる私だからこそ、たどり着ける
イノベイティブな答えがあるのではないかと自負して、
思考をめぐらせています(^^ゞ

これもやっぱり財政と一緒で、
国は地方を守ろうとしていないんだな・・ということが
透けて見えてくる感じですねぇ。


▼決算特別委員会1日目のことを書いたブログ内記事「玉砕、沈没、再浮上~」
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/b3f630175fa9ddffeb48fe19bbaa9d14

▼決算特別委員会3日目のことを書いたブログ内記事「再び沈没」
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/a4b18bd372c8ba5e554fa1a72926d593

▼9月29日に書いた「9月議会まとめ」
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/5d58a573b4acdaf96658975a9919ea1d




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