経済建設委員会視察（唐津市）

経済建設委員会の視察２日目は、佐賀県唐津市です。
こちらでの視察テーマは「築城400年記念事業の取り組みと、その後のまちづくり」

初日の糸島市（←ブログ内、糸島市視察記事にリンク）から移動して、
唐津市内に宿泊し、朝は、「虹の松原」の海側の砂浜を早朝ジョグしました(^^)
この小ささでは見えないかしら(^_^;)約１キロ先の小さな山の上に光っているのが唐津城。
（昭和41年につくられた模擬天守）


行きは靴を履いて、帰りは靴を脱いで、砂浜を走りました！
海水、気持ちいい～～♪


ホテルでの朝食は、とっても素晴らしい景観！
でも、それ以上に感激したのが、各テーブルに置いてある、このポップ（？）！
食事の時は、カメラ類は持っていなかったので、後から「すみません～」と撮りに行きました。
　　

小さな字のほうに書いてあるのは・・・

唐津市民の想いから生まれた「朝からつごはん」プロジェクト

「日帰りで行ける唐津」から脱却し、なんとか唐津へ宿泊して頂きたい。そんな想いの中で、唐津市旅館協同組合が中心となり「きゅうしゅう旅づくり塾in唐津」が始動しました。約５０名が集まり、ワークショップを重ねた結果、注目を集めた「朝食」というキーワード。

鮮魚が豊富な唐津では、食卓によくお刺身が並べられますが、その残ったお刺身をたれに漬けておいて、翌朝お茶をかけて食べていた習慣が古くからあります。

よし、これだ、「お茶漬け」だ！そして虹の松原にちなんだ「七色のこだわり」。

海の幸、山の幸、豊富な食材に恵まれた唐津ならではの、こだわりがとことんつまった「朝からつごはん」をどうぞたっぷりとお召し上がり下さいませ。

※緑字部分は引用転載

あ～なんだか泣けてきちゃう。
「糸島編」にも海士町のことを書いたのですが、
海士町のキャッチコピーは「ないものは、ない」という潔さで(^^ゞ、
旅館業の人たちは旅館業の人たちで集まって、世界トップ（？）の人を島に招いてレクチャーを受け、
島の人で泊まり合って、お互いにレベルアップを図る、ということをされてます。
三原にとっても、今、大事なことって、こういうことなんじゃないかと思うのです。
なんだか、「いつか王子様が・・」的な考えが、結構あるように感じていて・・・

・・・と、長くなりましたが、いざ、唐津市役所へ！
なんとビックリ　( °o°)お城のお堀の中に市役所がありました！
（不勉強で、すみませんでした）


市役所側からの写真はこちら。


唐津城は、2008年が築城400年でした。
400年事業を終えられての振り返りや、その後の発展について、
企画政策課の方からお話を伺いました。

前年の2007年１月に、企画政策課、地域振興課、商工振興課、観光課、都市計画課、
公園課、文化課、学校教育課、広報公聴課、財政課による町内調整会議をスタート。
2008年が本番の年ということで、かなり慌ただしく大変だったようです。

唐津市も平成17年に８市町村合併、平成18年に１村編入合併していて、
この記念事業の目的として、「一体感の醸成」「さらなる地域連携」が掲げられています。

メイン事業は、
ＪＣが主催した「全国城下町シンポジウム唐津大会」（市拠出予算600万円）、
石積み文化シンポジウム（老朽化した石垣の再構築費用としては１５億円）、
ということで、コンサル委託なし、市民協働で、地域のイベントを大切に行われた印象です。

私としては、興味深く伺ったのが、「わがまちの魅力づくり推進事業」（←唐津市HPへリンク）。
400年記念として始まったのではなくて、元々ある制度だそうで、
三原市の「まちづくり活動助成金」と似ているのですが、
事業名に現れている想いのニュアンスに違いが見られます。
こういう事業の積み重ねや、唐津くんち（３日間で５０万人）や、
まちの風情が大切にされてることetc.が、まちを形作っている感じ。
イベントではなく、
記念事業を通して、何をどう伝えていくかが重視されてきたことが印象的でした。

唐津焼のお湯呑みで、お茶請けに松露饅頭をいただいたのですが、
写真は撮り忘れました。。。

視察では珍しい観光的な写真♪
唐津くんちの曳山展示館に連れて行っていただきました♪
ものすごくカッコ良くって感激！


手拭いフリークな私。曳山の手拭いを２枚購入。
大胆なデザインがステキ♪


「ステキな通り～(≧∇≦)♪」と感激して走り回って写真を撮るのを、
唐津市の議会事務局の方にあきれられてしまったかも（；￣ェ￣）
地元の方からすると、なんでもない風景らしい。


上の写真の右側は笹竹の生垣みたいな感じなのですが、きれいに刈り込まれていて、
こういうのにワクワクしちゃう感じです☆


「市の木」である松。やはり、手入れに気を使われているとのこと。
惚れ惚れする立ち姿♪