「憂鬱でなければ仕事じゃない」の書籍。
見城さんの語彙力が圧倒的で、読み物としても面白い。
ビジネスマンとして必要な一言フレーズに
見城さんと藤田さんがそれぞれの視点で解説している。
この中で
”切らして渡せなかった名刺は速達で送れ”
というフレーズがある。
・見城さんは初めての待ち合わせは30分前に行く。
・知合いたくない人でも名刺をもらったら必ず渡す。
・会社や応接室であった場合には
自分より年齢が若くても必ず立ち上がって挨拶をする。
・名刺を切らしていた場合は、手紙を添えて速達で送る。
これだけの人が、
繊細に神経を使われていることに敬服し、
自分自身襟を正す。
すぐにでも出来るフレーズは即取り入れる。
こういった書籍には行動と思考に分けられるものがある。
行動に分類できるものはすぐにでも
思考の部類に入るものは、繰り返し自分に言い聞かせる。
分けて読み、分けて取り込むことで
特に行動に関するものは結果が出やすくなり
読書が自分を創る糧になる。
何年も前に買った本を改めて読んでいるが
つくづく実践できておらず、読みがいがある。
引越しの際、大量のビジネス書の運搬に苦慮する。
引越し業者に依頼すればそれまでだが、
もう一度読むかを基準に処分することにした。
さらに残すと決めた本も処分。
ただ処分するのではなく、
自分のPC上に文字として起こし、処分することに決めた。
ビジネス書といっても
様々な種類があり、購入した際の自分の心境が垣間見えて面白い。
その中で見城さんの
「憂鬱でなければ仕事じゃない」
「絶望しきって死ぬために今を熱狂して生きろ」
は、特に若い日世代は読むべきだ。
私自身朝の5時から夜の9時まで
休みの日も出勤して従事してきた。
1年、2年の話ではない。
自分では圧倒的に努力してきた思う。
社内のだれよりも圧倒的にである。
それでも結論は自分が望むものとは違う。
時間ではない、質だ。というのもわかる。
それに気づいても何が「質」にあたるかがわからない。
「質」にあたる内容がこの本には記載されている。
この2冊を手に朝から晩まで働く20代を過ごせば、
質に気づき、30代で効率をあげて仕事が出来るようになる。
今私は45歳にして、これに気づいた。
なんとかシフトする。
20代の人からしたら10年も?と思うかもしれないが、
50年は働くのだ。
早くに気づいて早くに取り組むことが吉。
ジョンソンエンドジョンソンの代表取締役をつとめた
新さんは
「疲労感、疲弊感、閉塞感」
企業トップや経営者が部下に対して𠮟咤激励の鞭をふるう。
部下はそれにあおられて遮二無二頑張り、それなりに結果を出す。
人間はおいたてられてばかりいると、精神が披露してしまう。
このように言っていた。
今、まさにこの状況を味わっている。
朝の5時から夜の9時まで約4年責任感のみで仕事をしてきた。
コロナ禍ではあるが、上記3Hから抜け出すだしたい。
ジェフベゾスはこう言っていた。
amazonの一番のポイントは長期プラン、顧客中心、発明の3点。
顧客の体験を長期的に考えなかれば発明・開発することができない。
長期プランは私の頭にあった。社内の人材育成それ。
与えられた場で継続的に毎年利益増をおこなってこれたが、
10年20年、企業規模が大きくなる、
これには人の力が必要になる。
その大事さに気づきながら社として取り組まず、
発生主義で責任転嫁をされている現状に憤りを感じ、
この点を重視しようと考えていた。
ジェフベゾスは社内の人材育成ではなく、
顧客の体験を長期的にとらえて発明と言っていた。
顧客主義と言ってはいたが、顧客の体験を長期手に
という発想がなかった。
退職を決意した。
壁にぶつかることは良いこと、挫折することは起き上がること。
簡単にこなせることが才能。
才能に誇るのではなく、自分の努力や選択に誇りをもつこと。
練習を重ね次の次元へ高めること。
それにはたくさんの努力や挑戦、困難が伴う。
一生懸命働く選択は自分の意志。
自身の選択で挑戦してすすめることが一生の誇りになる。
と言っている。
コロナ禍に転職を決意された私を含めた皆様に。
理念をもって、
高いビジョンのもと、業種を選択し、事業計画を作成。
戦略や戦術をもって計画達成をはかる。
中長期では人の育成が業績に大きく左右されることも加味し、
マニュアル・仕組化を実施しつつ、会社を成長させていく。
速度感をもってすすめなくては。