ティフォシモデルカー美術館

1/43フェラーリモデルカーに特化した個人コレクター美術館です
千台以上所蔵の一部、300台程を常設展示しています

フェラーリ 512 BB Lorentz,512 BBi

2021-07-12 | V12

フェラーリ 512 BB Lorentz

(1980)

512BBをベースにスパイダーモデルにした車両。

1980年代はまさにスパイダー暗黒の時代。

アメリカをはじめ世界中のメーカーがオープンボディの販売から手を引いてしまっていた、

そんな時代にこの512BBのスパイダーはまさにスーパースターな1台であった。

ドイツのコーチビルダー Lorenz und Rankl によって少数製作された。

このコーチビルダーは308系のスパイダーも製作している。

 

フェラーリ 512 BBi

(1981-1984) 1,007台

BBシリーズの最終型で排ガス規制の為、キャブからインジェクションにマイナーチェンジした。

始動性が向上し、扱い易さも一段と向上したが100㎏重く20PS下がり最高速度も低下した。

外観の変更点はフロントグリルの奥にあったフォグランプの位置が前面に移動した。

リアエンジンフードとマフラー周囲の形状に変更を受けている。

11年に渡りBBスタイルというフェラーリらしい特徴的な美しさを完成した。

エンジンをミッドシップに置いたのにフロントを長く低くデザインした事に尽きると思う。

180°V型水平対向12DOHC

4,943㏄, 1,499㎏, 5MT,

4,400×1,830×1,120㎜

ボッシュインジェクション

340PS,最高速280㎞/h

240/55VR15, 240/55VR15


フェラーリ 512 BB TARGA R.STRAMAN,512 BB

2021-07-12 | V12

フェラーリ 512 BB TARGA R.STRAMAN

 

フェラーリ 512 BB

(1976-1981) 929台

排気量5Lと12気筒、BBはルリネッタ(クーペ)、クサー(水平対向)を意味する。

厳しい排気ガス規制をクリアする為排気量600㏄アップしながらパワーダウン。

FRPやマグネシウムをコストカットの為スチールやアルミニウムに替えたので120㎏重くなった。

一方トルクが上がったので乗り易くなった。

外観の変化はブレーキ冷却用のNACAサイドダクトが新設された。

テールランプが2対タイプ。

空力向上の為フロントスポイラーが付いた。

当時、ランボルギーニカウンタックLP400が最高速300㎞/hを謳っていた為、

フェラーリは302㎞/hとカタログで発表、世界最速を競い合った。

180°V型水平対向12DOHC

4,943㏄, 1,400㎏, 5MT,

4,400×1,830×1,120㎜

ウェバーキャブレター

360PS,最高速302㎞/h

215/70VR15, 215/70VR15