フェラーリ 512 BB Lorentz
(1980)
512BBをベースにスパイダーモデルにした車両。
1980年代はまさにスパイダー暗黒の時代。
アメリカをはじめ世界中のメーカーがオープンボディの販売から手を引いてしまっていた、
そんな時代にこの512BBのスパイダーはまさにスーパースターな1台であった。
ドイツのコーチビルダー Lorenz und Rankl によって少数製作された。
このコーチビルダーは308系のスパイダーも製作している。
フェラーリ 512 BBi
(1981-1984) 1,007台
BBシリーズの最終型で排ガス規制の為、キャブからインジェクションにマイナーチェンジした。
始動性が向上し、扱い易さも一段と向上したが100㎏重く20PS下がり最高速度も低下した。
外観の変更点はフロントグリルの奥にあったフォグランプの位置が前面に移動した。
リアエンジンフードとマフラー周囲の形状に変更を受けている。
11年に渡りBBスタイルというフェラーリらしい特徴的な美しさを完成した。
エンジンをミッドシップに置いたのにフロントを長く低くデザインした事に尽きると思う。
180°V型水平対向12DOHC
4,943㏄, 1,499㎏, 5MT,
4,400×1,830×1,120㎜
ボッシュインジェクション
340PS,最高速280㎞/h
240/55VR15, 240/55VR15