ティフォシモデルカー美術館

1/43フェラーリモデルカーに特化した個人コレクター美術館です
千台以上所蔵の一部、300台程を常設展示しています

フェラーリ F2008

2021-02-26 | F-1

フェラーリ F2008

3位キミライコネン(芬蘭)

2位フェリペマッサ (伯)

👑1位コンストラクター

代表ステファノドメニカリ

Tec.dirアルドコスタ

2008年、低速サーキットの弱点対策でホイールベースを短縮した。

サイドポンツーンはコンパクトにした。

レギュレーション変更で、ギアボックスは4レース連続使用する事と、

トラクションコントロールが廃止された。

第4戦スペインGPではノーズ先端に穴の開いた革新的なノーズを投入した。

これはノーズにあけられた穴を通してノーズ上面を持ち上げることで、

フロント部分で発生させるダウンフォースの量を増加できるパーツである。

開幕前はフェラーリの連覇になるかと思われていたが、シーズンを通してトラブルに悩まされた。

リタイヤなどでのポイントの取りこぼしが多かった為、

コンストラクターズチャンピオン(172P)は獲得したものの、

ドライバーズチャンピオンはマッサ6勝(97P)が、たった1P差でハミルトン(98P)に負けてしまった。

キミライコネン2勝(75P)

2,397㏄90°V8,NA,605㎏

(18000rpm)7速+1速


フェラーリ F60

2021-02-26 | F-1

フェラーリ F60

(2009年F1参戦から60年を意味する)

6位キミライコネン(芬蘭)

11位フェリペマッサ (伯)

ルカパドエル(伊)

ジャンカルロフィジケラ(伊)

4位コンストラクター

代表ステファノドメニカリ

Tec.dirアルドコスタ

2009年前半、KERSを搭載するチームは軒並み苦戦し、開幕3戦ノーポイント。(Q3) に進めないことも。

第10戦ハンガリーGP予選で、前走車からの落下物がマッサのヘルメットを直撃。

マッサは頭部の負傷によりレースを欠場。

代役としてシューマッハの復帰が話題になるが、体調不良により実現せず、バドエル(2戦)、

フィジケラ(5戦)は1Pも獲得できなかった。

バトン95P,ライコネン48P(1勝)マッサ22P(0勝)で終了。

コンストラクターはブラウンGP172P,フェラーリ70P4位。

新レグレーション,FとR両ウィングに規制。インダクションボックスも大型化。

第5戦スペインGPからBスぺック、Wデッカーディフュザー、6㎏軽量シャーシ。

F60からの変更点は、Fウィングの形状変化、サイドポンツーン形状、エンジンカウルの形状変更。

2,398㏄L90°V8,NA

(18000rpm)7速+1速

605㎏,KERS馬力非公表。

2013年小林可夢偉がスクーデリアフェラーリのGTに在籍、2009年モデルを使って、

ショーランを行った時の車両、車体のデカールは2013年の物を使う。


フェラーリ 308 GT4,400i 2̟+2カブリオレ

2021-02-24 | 4シータ,6気筒&特殊モデル(各種レース)

フェラーリ308GT4

(1973-1980)

1976年まではディーノ308GT4。2,826台

308は排気量と気筒数の意味。グランツーリスモ4シーター。

フェラーリとしては異例に、当時のベルトーネのチーフデザイナーであったマルチェロ・ガンディーニ

による作品。

面で構成され、直線的で角ばったデザインのボディを持ち、当時のライバル車である

ランボルギーニ・ウラッコとマセラティ・メラクを意識した2+2のシートレイアウトを採用していた。

フェラーリ初のV型8気筒エンジン市販車である。

当初は246GTの後継車と位置づけられ、

その当時は12気筒でなければフェラーリと認めない考えがあった為、

ディーノブランドで販売されたが、1976年5月以降はフェラーリ208/308GT4に改名され、

車体各所にフェラーリのエンブレムやバッジが付けられた。

ディーノブランドはこのモデルを最後に廃止となった。

4,300×1,800×1,180㎜

W.B2,550㎜,2+2,1150㎏

2,926㏄90°V8DOHC

 

 

フェラーリ 400i  2+2 カブリオレ

(1979-84)

1気筒当り400㏄、iはインジェクションを意味する。365GT4 2+2の後継モデル。

エレガントなスタイリングや豪華なインテリア、実用性の高いパッケージングが特徴。

フェラーリ初のATを搭載したモデル。

5速MTよりも3速ATの販売数が多かったことからも従来とは違う顧客層の獲得に大きく貢献した。

インジェクション化で扱い易さが大きく向上した。

しかしアメリカの排ガス規制であおりを受けMC後はパワーダウンを余儀なくされた。

デザインはピニンファリーナ。

このカブリオレはルーフの骨組みを残してトップとリアルーフを開けるタイプである。

この様なスタイルはフェラーリでは珍しい。

4,810×1,798×1,314㎜

W.B2700㎜,2+2シーター

4,823㏄60°V12DOHC

NA,310PS,5速MT/3速AT

最高速240㎞/h, 1,830㎏

NA,255PS,5速MT,250㎞/h


フェラーリ 412,412スパイダー

2021-02-22 | 4シータ,6気筒&特殊モデル(各種レース)

フェラーリ412,412スパイダー。

(1985-91)

1気筒当り412㏄。

1985年モデルではエンジンが再度、512BBと同じ内径φ82mm×行程78mmの4,943ccまで拡大された。

この排気量拡大に伴い最高出力は400GTと同じ340PSに回復し力強さと扱い易さを兼ね備えた。

またトランクスペースを嵩上げするため若干ながらボディ後端がハイデッキ化された。

内装の意匠も400iから若干変更されており、より近代的な印象を受ける。

また、ボッシュ製のABSが、フェラーリで初めて装備された。

日本にはオートマチック仕様のみ輸入された。

1989年に生産は終了し1990年以降のカタログから消えたが、

1992年に登場した全く新しい設計の456GTがその需要層を継承した。

400から基本的に同じ設計で18年間も生き永らえたのは、

他のV12とは一味異なる直線を基調としたエレガントなスタイリング、

全面上質なレザー張りの豪華なインテリア、

そしてデイトナの生産終了後フェラーリ唯一となったV型12気筒エンジンの魅力によるものであった。

デザインはピニンファリーナ。

4,810×1,800×1,315㎜

W.B2700㎜,2+2シーター

4,943㏄60°V12DOHC

NA,340PS,5速MT/3速AT

最高速255㎞/h, 1,700㎏


フェラーリ モンディアル t カブリオレ,クーペ

2021-02-20 | 4シータ,6気筒&特殊モデル(各種レース)

フェラーリ モンディアル t カブリオレ

(1989-1993)

下はクーペモデル。

モンディアル(Mondial)とは「世界の」という意味。

500モンディアル以来の車名となる。カブリオレはオープンの事。308GTB/4の後継シリーズ。

1989年シーズンに導入された初めて2ペダルのセミオートマチックを実戦化したF1マシン640の

イメージに合わせ、また市場の要求を受けたテストヘッド的採用として、

新たにヴァレオ製のヴァレオマチックと呼ばれるクラッチ操作のみを自動化した2ペダルの

セミオートマチックが追加された。

その後F355などに採用されていくパドルシフト式のF1システムに比べ完成度は高いものとは

言えなかったがF1システムへの繋ぎ役となった。

1989年に最も大きな変更はエンジンとクラッチが縦置きとなった事である。

トランスミッションは従来通り横置きのままで、トランスバース(横置き)を意味する「t」が付いた。

ABSはオプションで装備された。

1,426㎏

4,535×1,810×1,235㎜

W.B2,650㎜,2+2

3,404㏄90°V8DOHC4V

NA,300PS,5速MT,255㎞/h

205/55ZR16、225/55ZR16