ティフォシモデルカー美術館

1/43フェラーリモデルカーに特化した個人コレクター美術館です
千台以上所蔵の一部、300台程を常設展示しています

フェラーリ 365 GT/4 BB LeMans N.A.R.T.

2021-08-24 | V12

フェラーリ365 GT/4 BB 24H.LeMans N.A.R.T

(1977)

365GT4/BBをベースに1977年ルマンに出場した車両。

ノースアメリカンレーシングチーム(N.A.R.T.)です。

フェラーリ365BBの美しい外観は残しつつ、前後フェンダーは大きく張りだし、

精悍にカッコよく作られています。ライトは埋め込み式。

この時代のルマンはポルシェの独壇場でした、無敵の強さを誇るポルシェ935に対して、

重量が重く最高出力でも大幅に劣るフェラーリには勝ち目はありませんでした。16位。

4,390㏄,180°V型12気筒。


フェラーリ Studio CR 25 Prototypo Pininfarina

2021-08-23 | 4シータ,6気筒&特殊モデル(各種レース)

フェラーリ Studio CR 25 Prototypo Pininfarina

(1974)

ピニンファリーナの空力実験車です。

戦前からアプリリア アエロディナミーコなど空力を意識したモデルを生んだピニンファリーナが

1972年に自前のフルスケール風洞を建設し、それを活用して作り上げた空力実験車CR 25です。

74年のトリノショーで発表されました。

車名はCdが0.256であることに由来し、前半分はフェラーリ 365GTC/4やP6に似た雰囲気を持つ

この車は随所に空力上の意欲的なアイテムを装備しています。

バンパーを兼ねたフロントのスポイラーと低いノーズとの位置関係が不思議な緊張感を生んでいます。

4シーター。

フロントバンパーを空力に利用したり、ボディ本体と一体となったリアスポイラーを利用する方式は

デザインの違いはあれ現在の488ピスタと全く同様です。

45年も前に空力を市販車に取り入れようとしていたなんて驚きです。

Cピラーが開くような構造のようです。

フロントエンジンのようです、その他の駆動関連は不明です。


フェラーリ F50 ケーニッヒスペシャルズ

2021-08-10 | スペシャルモデル

フェラーリ F50 ケーニッヒスペシャルズ

ケーニッヒはドイツのチューニングメーカー。

F50ケーニッヒスペシャルズ、馬力は850PS、0-100km/h3秒

主な外見の変更点としてBBSホイール、リアタイヤフェンダー上部に大型NACAダクト、

フロントカーボンリップなどが付く。

エンジンフード内にはNACAダクトから得たエアーをクーラーに誘導するパーツがついています。

フェラーリエンブレムはテスタロッサの一件以降取り外されていますが、

リアのフェラーリ文字エンブレムは付いたままです、

その他のボンネットやフェンダープランシングホースのエンブレムは外されたままです。

相当エンツォフェラーリの不評をかったようですね。

丸いケーニッヒのエンブレムも付いていないです。


フェラーリ 348 ts,348 tb

2021-08-02 | V8

フェラーリ 348 ts

(1989-1992)

脱着式トップを備える。

 

フェラーリ 348 tb

(1989-1992)

348は排気量と8気筒から、tbのtはエンジン縦置き、ミッション横置き(トランスバース)を示す。

bはベルリネッタ、すなわちクーペの意味。

1988年総帥エンツォフェラーリが亡くなり初めてのフェラーリ。

328まで続いた伝統の鋼管チューブラーフレーム構造をやめ、

シャシーはプレススチール製のセミモノコック構造へと変更された革新的モデル。

ラジエーターは回転性を良くする為、サイドラジエーターを採用した。

エクステリアデザインは緩やかな面で構成され、ドアのフィンやリアグリルの処理は

テスタロッサと同様の処理とした。スモールテスタロッサとも云われた。

4,230×1,894×1,170㎜

1,393㎏3,404㏄ 5速MT

90°V8DOHC4V,300PS

0-100;5.6秒,275㎞/h

215/50ZR17、255/45ZR17