フェラーリ Studio CR 25 Prototypo Pininfarina
(1974)
ピニンファリーナの空力実験車です。
戦前からアプリリア アエロディナミーコなど空力を意識したモデルを生んだピニンファリーナが
1972年に自前のフルスケール風洞を建設し、それを活用して作り上げた空力実験車CR 25です。
74年のトリノショーで発表されました。
車名はCdが0.256であることに由来し、前半分はフェラーリ 365GTC/4やP6に似た雰囲気を持つ
この車は随所に空力上の意欲的なアイテムを装備しています。
バンパーを兼ねたフロントのスポイラーと低いノーズとの位置関係が不思議な緊張感を生んでいます。
4シーター。
フロントバンパーを空力に利用したり、ボディ本体と一体となったリアスポイラーを利用する方式は
デザインの違いはあれ現在の488ピスタと全く同様です。
45年も前に空力を市販車に取り入れようとしていたなんて驚きです。
Cピラーが開くような構造のようです。
フロントエンジンのようです、その他の駆動関連は不明です。