ティフォシモデルカー美術館

1/43フェラーリモデルカーに特化した個人コレクター美術館です
千台以上所蔵の一部、300台程を常設展示しています

フェラーリ 296 GTB

2023-06-26 | 4シータ,6気筒&特殊モデル(各種レース)

フェラーリ 296GTB

 (2021-)

フェラーリがV6の新しいカテゴリーシリーズを出すという新型車の噂はだいぶ

以前からありました。

フェラーリのV6と云うとディノ(1967)をティフォシは連想してしまう。しかし

実際は全然違っていた。デザインモチーフは250LM  (1963-1965)

(フェラーリ初のミッドシップ12気筒)だという。なるほど全体のイメージ、

サイドインテーク、トンネルバックからリアのラインは250LM、

フェラーリには驚かされる。

コンセプトはサーキットのラップタイムよりファントゥドライブを重視する

というフェラーリとしては珍しいマニフェストで製作され登場した。

エンジンは2,992㏄ツインターボとリアに1モーターハイブリッドシステムを

組んだ。

システム総出力は830PS!(812コンペティツィオーネ6.5Lと同じ830㎰)

250㎞/hからでも加速し続けあっという間に320km/hに到達するというから

驚異的で素晴らしい。リアウィングを持たない代わりにアクティブモバイル

スポイラーが隠されていて一定の加速があるとウイングが出てダウンフォース

最高100㎏増を来たすという。ラフェラーリと同じ機能です。

バンク角120°まで拡げハイブリッド化による車重増の対策、運動性能の向上を

獲得した。V6のシリンダーは等間隔爆発となり、それゆえフェラーリは

ピッコロV12と呼んでいる。エンジンフィールは滑らかでハイブリッドがリア

に付いているので電動感の余り無いハイブリットに仕立てられているようで

す。120°バンクにする事で排気マニフォールドはトレンドにあるように容易に

上方を通リ高い位置のマフラーから排出され、排気音はフェラーリらしい

エンジン音が復活しているそうです。電動のみで25㎞走行可能。

フェラーリのハイブリッド車はラフェラーリ、SF90ストラダーレ、

そして296の3台目である。

V8の流れがSF90に移行し、296はV6スポーツの新しいシリーズになっていく。

チャレンジも488からノンハイブリット296への移行がアナウンスされてい

る。デザイン的には、まだまだフェラーリは296に追加改良が行われる

伸びしろがある。今後が楽しみである。

4,565×1,958×1,187㎜

W.B2,600㎜,1660㎏,MR

2,992㏄65°V6DOHC

ターボ,830PS,8速,330㎞/h

2.9sec/0-100


フェラーリ エンツォ プロトタイプ ファイナルVer 2001

2023-06-26 | スペシャルモデル

フェラーリ エンツォ プロトタイプモデル ファイナルVer (2001)

348、355、360を流用して製作された初期型。

F50をモチーフにされた中期型、

そしてこのタイプの後期型。

フロントバンパーは中期型に比べるとより現行に近く造形されているが、

排熱口が小さくF1のノーズを意識したとはまだ言い難い、

ヘッドライトはロードテストの為応急措置だと思います。

しかし2005年にレース専用車両フェラーリFXXに小型の同様ヘッド

ライトが付いています。

跳ね上げドアやサイドインテークはもう現行車と同じですがサイドミラーが

まだドアに付いていてフェンダーミラーではないです。

リアのエンジンフードは現行とほぼ同じですが、ここに来てリアスポイラーの

水平板だけ排除され付け根のみ残っている。

リアを低く抑える事によるテールランプの視認性改善の為

ランプを上部に突出させるデザインが採用れた。これは2000年に

ピニンファリーナロッサというコンセプトカーで取り入れたデザインが

用いられた。モデルカーメーカーはイラリオ製

運動性能等は不明。