Ferrari 158F1
(1964年)
1位👑ジョンサーティース(英)
4位ロレンツォバンディーニ(伊)
1位👑コンストラクター
代表エウジェニオドラゴーニ
Tec.dsnマウロフォルギエリ
1964年シーズン序盤戦、158F1は信頼性不足により不調だったが、熟成とともに成績も上向き、
第6戦独GP、第8戦の地元伊GPでエースドライバーのジョンサーティースのドライブにより
ポールトゥ・ウィンを達成する。
第9戦米GPから実戦投入された1512F1は、ロレンツォバンディーニに委ねられた。
前年王者のジムクラーク(ロータス)の得点が伸び悩んだことで、ドライバーズタイトルはクラーク、
サーティース、グラハムヒル(BRM)の三つ巴の争いとなる。
最終戦メキシコGPでは、残り2周で王座目前のクラークがリタイアし、
フェラーリ陣営はチームオーダーを発動。
バンディーニに2位を譲られたサーティースがヒルに1点差でドライバーズチャンピオンとなり、
コンストラクターズとあわせて二冠を達成した。
逸話、1964年フェラーリはスポーツカー世界選手権用に開発した250LMがGTカテゴリに公認されな
かったことに不満を抱き、
伊自動車協会に競技ライセンスを返上するという抗議活動を行った。
しかし、チャンピオン獲得の可能性のあるF1を欠場する訳にはいかず、
終盤戦の米GP、メキシコGPでは北米のディーラー系チーム、ノースアメリカンレーシングチーム
(N.A.R.T.)の名義でエントリーした。
フェラーリのカラーリングといえば、イタリアのレースにおけるナショナルカラーである赤色
(ロッソコルサ)が有名だが、
この2戦では青字に白いストライプというアメリカのナショナルカラーにペイントされた。
プライベーターを除けば、ワークスの『青いフェラーリ』は歴史的にも珍しい。
ドライバータイトルは
1位ジョンサーティース2勝(40P)
4位ロレンツォバンディーニ0勝(23P)
1964年型全長
3,950㎜,高768㎜。
468㎏,5速R1、1,489㏄
90°V型8気筒
DOHC2V,210PS
前輪サイズ 6.00×13
後輪サイズ 7.00×13
Ferrari 158F1,1512F1
(1964-1965年)
代表エウジェニオドラゴーニ
Tec.dsnマウロフォルギエリ
フェラーリ158F1は、1964年から1965年にかけてF1世界選手権で使用したF1カーである。
車名の158は1,500ccの8気筒エンジンをあらわす。
1964年にコンストラクターズタイトルとドライバーズタイトル(ジョン・サーティース)の
2冠を獲得した。
158F1は156F1の後継車として、マウロフォルギエリを中心に開発された。
エンジンはバンク角90度の1,489ccV型8気筒で、ボッシュ製燃料噴射装置を装備し、210psを発生した。
シャーシは156F1後期型で使用したアエロと呼ばれるセミモノコック方式を継続。
外観ではノーズサイドのNACAダクト、水色に塗られたホイール、
エンジンカウルから露出した吸気管などの特徴がある。
フェラーリは平行してバンク角180度のV型12気筒エンジンを搭載する1512F1も開発した。
このエンジンは1970年代に結実する水平対向12気筒(ボクサー)路線の原点となった。
ボディは同チーム初のFRP製とされた。
このキャプションでは便宜上、車両158F1,1512F1に大まかに分類し表示する。
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